デザイナーズマンションとは?一般的な賃貸マンションとの違いや住むときの注意点を紹介!

公開日:2022年04月23日   最終編集日:2022年06月29日

デザイナーズマンションとは?一般的な賃貸マンションとの違いや住むときの注意点を紹介!
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目次

一度はオシャレでスタイリッシュなデザイナーズマンションに住んでみたいと思ったことがある人は多いでしょう。


今回の記事は、そんなデザイナーズマンションに関してです。


デザイナーズマンションの特徴やメリット・デメリットについて解説すると同時に、一般的な賃貸マンションとの違いなどについても説明します。

デザイナーズマンションが気になっている方は、ぜひ最後までお読みいただき部屋選びの参考にしてください。

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1. おしゃれな物件はデザイナーズマンション?気になるその定義とは?

おしゃれな物件はデザイナーズマンション?気になるその定義とは?

「デザインがカッコいい」というイメージのデザイナーズマンションですが、まずはその定義や一般的な賃貸マンションとの違いなどについて確認していきましょう。

1.1 デザイナーズマンションの定義

実はデザイナーズマンションに関する明確な定義はありません。


通常は、不動産会社などがそれぞれ物件の特徴を考慮して「デザイナーズマンション」と呼ぶに相応しいかを判断しています。
従って、各不動産会社によってその判断基準に多少の違いがあります。


ただし「社会通念上オシャレであると言っても違和感がない」ということを判断基準の前提としていることがほとんどです。
また、世間一般にはデザイナーズマンションのイメージが既に「なんとなく」根付いているため、その物件が「デザイナーズマンションっぽい」オシャレさを持っているかどうかも、物件を分類する上で重要視していると言えます。

1.2 一般的な賃貸マンションとの違い

一般的な賃貸マンションとデザイナーズマンションとの違いは、デザイン面での「個性の強さ」にあると言えるでしょう。
一般的な賃貸マンションはそれぞれの物件に多少の違いはあるものの、画一的になりがちです。


一方、デザイナーズマンションは、さまざまな部分にこだわりがあり、とても個性的な物件が多いです。
この個性は、デザイナーズマンションならではの特徴とも言い換えることができます。

2. デザイナーズマンションの特徴

デザイナーズマンションの特徴

デザイナーズマンションの主な特徴には以下のようなことが挙げられます。

  • 建築家が設計している
  • コンセプトが明確で統一感がある
  • デザイン性重視の間取り
  • コンクリート打ちっぱなし
  • 開放感のある造り
  • こだわりの設備や建材

ではそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

2.1 建築家が設計している

デザイナーズマンションの特徴の一つは、業界では有名な建築家によって設計、デザインされていることが多い点です。
そのため、一般的な賃貸マンションと比較すると建築家のアイデアやオリジナリティが強く反映されたデザインになっています。

2.2 建物のコンセプトがしっかりしているので、外観内観ともに統一感がある

コンセプトが明確なこともデザイナーズマンションの特徴の一つです。
デザインは物件によってさまざまですが、コンセプトがしっかりしているため、外観と内観ともに統一感のある仕上がりになっています。
斬新なアイデアで建てられた物件も多く、デザイナーズマンションであると同時に建築家によって作られた「作品」と呼ぶこともできるでしょう。

2.3 デザイン性重視の個性的でおしゃれな間取りが多い

一般的な賃貸マンションは暮らしやすさ最優先に設計されていますが、デザイナーズマンションはデザイン性が重視されています。
そのため、個性豊かでおしゃれな間取りが多いのもデザイナーズマンションの特徴の一つです。
デザイナーズマンションによっては、キッチンが部屋の中央に配置されていたり、お風呂場などがガラス張り仕様になっているような物件もあります。

2.4 コンクリート打ちっぱなし

コンクリート打ちっぱなしで仕上げられている物件が多いのもデザイナーズマンションの特徴の一つです。
コンクリート打ちっぱなしは、シンプルでありながらオシャレな空間を演出することができるため、デザイナーズマンションに採用される定番の仕様とも言えます。
ただし、それだけだと無機質な印象になるため、部分的に木の質感も取り入れるなどの工夫を施し、温かみも感じられるような物件も多いです。

2.5 天井が高く窓が大きいなど開放感がある

高い天井や大きな窓もデザイナーズマンションの特徴と言えます。
圧迫感がなく開放的な室内空間で、実際の部屋の大きさよりも広く感じることも少なくありません。
物件によっては部屋の中の仕切りを取り外せたりするなど、開放的かつフレキシブルな設計になっているものもあります。

2.6 こだわりの設備や建材などが使用されている

こだわりの設備や建材が使われているのもデザイナーズマンションの特徴です。
一般的な賃貸マンションの場合はコストと価格のバランスの取れた設備や建材が用いられることが多いですが、デザイナーズマンションはデザイン性重視であるため、見た目や質感にこだわった設備や建材が使われていることが多く見受けられます。
国内製品だけではなく外国製品などが用いられていることや、キッチンや浴室、トイレなどの水回りに至るまで妥協せずに作られているのもデザイナーズマンションの特徴です。

3. デザイナーズマンションのメリット6選

デザイナーズマンションのメリット6選
この項目では、一般的な賃貸マンションではなくデザイナーズマンションを選ぶ6つのメリットを紹介します。
デザイナーズマンションへの入居を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

3.1 ①とにかくおしゃれ

とにかくデザインがオシャレであることは、デザイナーズマンションの最大のメリットです。
スタイリッシュなライフスタイルに憧れる方などは、建物全体が最初からオシャレにデザインされていますので、手間やお金をほとんどかけなくても理想を実現させることができます。

3.2 ②こだわりのインテリアを楽しむことができる

オシャレに造られた部屋に自分好みのインテリアを置いて楽しむことができるのも、デザイナーズマンションのメリットの一つです。
デザイナーズマンションはシンプルな家具を置いただけでも見栄えのよい部屋ができますが、こだわりの家具を配置することで、より自分好みの空間をつくることもできます。
インテリア好きの人にとっては、お気に入りの家具がより映えるデザイナーズマンションは理想の住まいとも言えるかもしれません。

3.3 ③開放的なデザイン

開放的なデザインもデザイナーズマンションのメリットの一つです。
開放的なデザインは、一般的な賃貸マンションよりも自由なレイアウトも可能にしてくれます。
部屋の居心地もよくなり、よりリラックスした毎日を送ることが期待できるでしょう。

3.4 ④コンクリート打ちっぱなし物件は遮音性に優れている

コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションの場合は、遮音性が優れているのもメリットの一つです。
隣人の生活音が聞こえずらいのはもちろん、自分が発する生活音もあまり気にする必要もありません。
遮音性の高いデザイナーズマンションの中には、壁にスピーカーが設置されている物件もあったりと、「音」にこだわった生活も可能です。
音楽や映画鑑賞など、一般的な賃貸マンションではできないことも、デザイナーズマンションを選ぶことで安心して楽しむことができます。

3.5 ⑤似たセンスの住民があつまりやすい

デザイナーズマンションのメリットには、似たセンスの住民が集まりやすいということも挙げられます。
個性豊かなさまざまなデザイナーズマンションがある中で、同じ物件を選んだということは、似たセンスや価値観を持っている者同士である可能性が高いです。
よい出会いがあり、上手くご近所付き合いができれば、予想していたよりも楽しい生活を送ることができるかもしれません。

3.6 ⑥人を招くのが楽しくなる

デザイナーズマンションに住むと、人を招くのが楽しくなるのもメリットの一つです。
友人などを招待し、居心地のよい空間で一緒に時間を過ごすことはもちろん、部屋を見た時の反応も楽しめるでしょう。
デザイナーズマンションに住んだことをきっかけに、交友関係が広くなったという声もよく聞きます。

4. デザイナーズマンションのデメリット6選

デザイナーズマンションのデメリット6選

先ほどデザイナーズマンションのメリットをお伝えしましたが、ここでは6つのデメリットを紹介します。
デザイナーズマンションを検討している方は、これから紹介するデメリットもよく理解した上で部屋探しを行うようにしましょう。

4.1 ①物件数が少ない

デザイナーズマンションのデメリットの一つは、一般的な賃貸マンションと比較して物件の数が少ないことです。
従って、希望の条件に合う物件に出会えるかどうかは、部屋探しの時期やエリア、また「運」にも左右されると言えます。
ただし、賃貸物件探しのコツなどを把握すれば、よい物件に出会える確率を高めることは可能です。これに関しては、別の記事「賃貸物件の探し方のコツは?不動産のプロが教える効率的な探し方」で解説しておりますので、あわせてご確認ください。

4.2 ②家賃が高い

家賃が高いこともデザイナーズマンションのデメリットの一つと言えます。
家賃が高い主な理由は、一般的にデザイナーズマンションは建築コストが高くなりがちで、それが家賃に反映されているからです。
気になるデザイナーズマンションが見つかったときには、その家賃に見合う価値があるかをよく検討するようにしましょう。

4.3 ③結露しやすい

コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションの場合は、結露しやすいというデメリットがあります。
これは外気の影響を受けやすいという性質に起因していますので、ある程度は想定して住む必要があると言えるでしょう。


ただし、コンクリート打ちっぱなしでも、外断熱工法で造られた外断熱RC住宅の場合は、外気の影響を最低限に抑えて、結露にも悩まされない快適な生活を送ることが可能です。
外断熱工法は建設費が割高になるため限られた物件にしか施工されていませんが、コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションを探している方は覚えておくと良いでしょう。

4.4 ④生活動線がいまいち

生活動線がいまいちな物件が多いのもデザイナーズマンションのデメリットの一つです。
これは生活のしやすさよりもデザイン性を重視していることが原因ですが、あまりに気になるようだと毎日の生活にストレスを感じることになりかねません。
内見するときには、使い勝手の悪い位置にキッチンやトイレがないかなど、生活動線を意識しながら確認するようにしましょう。

4.5 ⑤プライバシーを守りづらい

デザイナーズマンションのデメリットには、プライバシーに関係することもあります。


特に壁や浴室などがガラス張りの場合は注意しましょう。
ガラス張りはデザイン性や採光性に優れている反面、外から中の様子を見えるというデメリットがあります。
カーテンなどで視界を遮ることもできますが、その場合はデザイン性を損ないかねません。
デザイナーズマンション選びでは、高いデザイン性を維持しつつ、プライバシーもしっかり確保できるかどうかもチェックすべき大事なポイントです。

4.6 ⑥収納が少ない

収納が少ないのもデザイナーズマンションのデメリットの一つです。
ミニマリストなどの人にとっては最小限の収納でも問題にはなりませんが、持ち物が多い人にとっては、デザイナーズマンションは最適とは言えないでしょう。


だた、デザインの一部として「見せる収納」棚やスペースを持つデザイナーズマンションもあります。
いずれにしても、デザイナーズマンションを検討している方は、収納スペースの大きさと自分の荷物の量をよく考慮するようにしましょう。

5. 自分にあったデザイナーズマンションを選ぶのがポイント

ここまで一般的なデザイナーズマンションについてお伝えしてきましたが、大切なことは自分に合ったデザイナーズマンションを選ぶことです。
特にデザイナーズマンションは特徴やコンセプトの異なるさまざまな物件があり、今回の内容が当てはまらないこともあります。
また、人によってはメリットがデメリットになったり、反対にデメリットがメリットになることもありますので、自分の価値観やライフスタイルを基準に判断することが大切です。

6. まとめ

まとめ

今回はデザイナーズマンションについてお伝えしました。


デザイナーズマンションは「デザイン重視の住みにくい物件」というわけではありません。
自分に合ったデザイナーズマンションを見つけることができれば、オシャレな暮らしと快適な暮らしの両立ができます。


ぜひ今回の記事を参考にしていただき、デザイナーズマンション選びに役立ててください。
シンシアでは、さまざまなタイプのデザイナーズマンションを扱っております。
きっと自分に合った理想的な物件に出会えると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
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