新築マンションには和室がない!今だからこそ考えたい和室の魅力とは?気軽に楽しめる畳スタイルの生活!

公開日:2022年11月04日   最終編集日:2022年11月04日

新築マンションには和室がない!今だからこそ考えたい和室の魅力とは?気軽に楽しめる畳スタイルの生活!
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目次

和室がない新築マンションが増えています。現代のライフスタイルには和室が必要ないと思われがち。しかし、和室にはさまざまな魅力があることをご存知でしょうか?
今回は、和室の用途や畳の素材など気軽に楽しめる畳スタイルの生活をご紹介します。畳のある生活に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 新築マンションに和室が採用されなくなった理由

新築マンションに和室が採用されなくなった理由

新築マンションに住むにあたって和室を見なくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?マンションに和室があっても使わないという方もいるかもしれません。
新築マンションに和室が採用されなくなった理由について詳しく解説します。

1.1 ライフスタイルの洋式化

新築マンションに和室が採用されなくなった理由は、ライフスタイルの洋式化が挙げられます。昔は、畳の上に座布団を敷いて座ることや布団を敷いて寝るライフスタイルが一般的でした。
現代は、ソファーや椅子に座り、ベッドで寝るというライフスタイルの方が多いです。家具も西洋のものが増え、和室と雰囲気が合わないため、和室は物置になっているケースもあるでしょう。
ライフスタイルが洋式化したことが、新築マンションに和室が採用されなくなった理由と言えます。

1.2 維持管理のコスト

畳を綺麗に保つためには、維持管理のコストがかかります。畳はメンテナンスや日焼け、掃除など手間とお金がかかるものです。
ダニを防ぐためには、畳を清潔に保つ必要があり、掃除するときも、い草に沿って掃除機をかけるなど丁寧に扱わなくてはなりません。
3年目で裏返しを行い、5年で畳表替えを行うなど業者に依頼する必要があり、手間がかかることから、敬遠されがちです。

1.3 インテリアに気を遣う

家具の跡が気になる方や和室に合うインテリアが分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
先述の通り、現在の家具は西洋のものが多く、和室で家具を配置するときはインテリアに気を遣いがちです。和室は洋室と比較しても、インテリアのコーディネートが難しく、敬遠されます。
インテリアに気を遣う点が、新築マンションに和室が採用されなくなった理由でしょう。後述で和室のインテリアのポイントについて解説するので、参考にしてみてください。

1.4 中古マンションも和室がないタイプが増えている

中古マンションも和室がないタイプが増えています。入居者は洋室を希望されるケースが多く、和室を改修するときに洋室化する中古マンションもあります。
和室に慣れていない人が増えている点も和室離れが加速している理由です。若い世代の人たちは、和室よりも洋室の方が住みやすいと考えている人が多いので、和室のマンションは避けられがちです。
洋室を求めている人が多く、和室は入居が決まらないため、今後も新築マンションや中古マンションに和室のないタイプが増加していくでしょう。

2. 和室はいる?いらない?今だからこそ考えたい和室の魅力とは

和室はいる?いらない?今だからこそ考えたい和室の魅力とは

新築マンションや中古マンションに和室が減っていることから、和室は必要ないと思われやすいです。実際に和室を持て余している方もいらっしゃるかもしれません。
和室は、洋室にはない魅力が数多くあります。和室の利点について詳しく見ていきましょう。

2.1 和室は利用用途が豊富!

和室は利用用途が豊富です。自分のライフスタイルや好みに合わせて和室を利用できるのは便利です。具体的にどのような用途として和室を利用できるのか見ていきましょう。

2.2 ①来客用

和室は来客用としての利用ができます。突然の訪問客に困った経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
部屋が散らかっていて、来客スペースがなく、玄関先までしか通せなかった人もいるかもしれません。普段は和室を別の用途で利用していたとしても、座布団を敷くだけで応接間になります。


和室は、畳が使用されており、い草によって空気浄化作用や消臭効果に期待できます。その他にも、い草は湿度や温度調整をしてくれるため、心地の良い空間で訪問客との時間を過ごすことができるでしょう。

2.3 ②キッズスペース

和室は、キッズスペースとして最適な空間です。子供が小さい時は、お昼寝やおむつの交換のときに役立ちます。
子供が成長し、動き回るようになったとしても和室の畳はクッション性があるので、転んで怪我をするリスクが軽減されるでしょう。畳は、適度な弾力性があり、発育期の子供の足の裏のバランス感覚を養うことにもなります。


畳には、防音性があり、走り回ったとしても音の心配をせずに済みますが、マンションの場合は響く可能性がゼロではありません。下の階や隣に迷惑がかからないように配慮してください。
い草には、断熱性や保温性にも期待できます。畳のスポンジ部分や藁の部分には空気を多く含んでおり、熱を伝えにくい性質を持っています。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるでしょう。

2.4 ③ゴロンと横になれるくつろぎ空間

和室は、ゴロンと横になれるくつろぎ空間として利用ができます。フローリングで寝るのは、腰を痛めてしまいそうと躊躇しがち。畳には、弾力性があるので、そのままお昼寝をしたとしても背中が痛くなりにくいです。


い草にはリラックス効果があるため、疲れた時は畳の上で休憩してみてください。先述の通り、い草には湿度や保温性、断熱性があり、落ち着いて過ごすことができるでしょう。

2.5 ④ワークスペースとして

和室はワークスペースとして利用すると集中力を保ったまま作業を進めることができます。い草に含まれる「フィトンチッド」という香りの成分が集中力を高めてくれます。
この香りの成分は、森林浴で深呼吸をするときと同じくらいのリラックス効果を得ることが可能です。


和室で勉強や仕事をしているときと洋室のフローリングで作業をしているときを比較すると、和室の方が集中できると思った方もいるかもしれません。
実際に、ある大学の研究チームが調査をしています。学生300人を集め、「畳の教室」と「フローリングの教室」に分かれて算数の問題を解かせたところ、解答数や正答率が高いのは「畳の教室」でした。
研究結果から、「畳の教室」の方が集中力も高いということが分かります。集中力が必要な作業を行うときは、和室で行ってみましょう。

2.6 ⑤布団を敷いて寝室にも

和室は布団を敷いて寝室にも利用できる点が魅力的です。畳の弾力性を活かし、布団を敷くと快適な睡眠時間を確保できます。
安眠するためには、お部屋の湿度が重要です。い草には、調湿効果があり、畳のある和室を湿度40%に保つようになっています。
畳1畳分の自然吸湿力は約500mlあり、湿度が高い時は湿気を吸い、湿度が低い時は湿気を放出し、湿度を保ちます。


その他にも、い草は有害物質を吸着して、室内の空気を綺麗にする天然の空気清浄機のような役割もあるでしょう。
畳のお部屋は、い草のリラックス効果によって、安眠をもたらしてくれるメリットもあります。

3. 昔とは違う!畳の素材は進化している!

昔とは違う!畳の素材は進化している!
「畳」と聞くと、緑色の素材の長方形というイメージが強い方も多いのではないでしょうか?現在は、畳のカラーバリエーションも増えており、洋風のお部屋に馴染む素材の商品も販売されています。
昔とは異なり、畳の素材も進化しています。畳の素材には、どのような種類があるのかをご紹介します。

3.1 い草

「い草」の畳は、皆さん馴染みのある昔から存在している畳です。
先述の通り、い草にはさまざまな効果が期待でき、日常生活を快適にしてくれます。お部屋を和室の雰囲気にしたい方やい草のリラックス効果を得たいとお考えの方にピッタリです。


い草は、日焼けしやすい特徴があるため、窓際など日が当たる場所は色褪せてしまいます。UV効果のあるカーテンや直射日光が当たらない場所に畳を設置すると日焼けを防止できます。グレードの高いブランドのい草だと日焼けの様子も楽しめるでしょう。

3.2 和紙

畳の素材には「和紙」から作られたものがあります。機械すき和紙をこより状にし、機械で織った畳です。
和紙だけだと水に弱いイメージがありますが、和紙のこよりを樹脂加工することによって、撥水性や強度も高まりました。
和紙の素材の畳は、カラーバリエーションも豊富で洋室に利用したい方におすすめです。


また、い草の維持管理ができないとお困りの方にも向いているでしょう。和紙の素材の畳とい草の畳を比較すると、和紙の方がカビが発生しにくく、日焼けや汚れなどのお手入れが簡単です。傷が付きにくいという特徴もあります。
現代のライフスタイルに合った畳と言えるでしょう。和室がお部屋になく、洋室のお部屋に畳をつくりたい方は、検討してみてはいかがでしょうか?

3.3 樹脂

「樹脂」でつくられた畳は、機能性に優れた特徴があります。「樹脂」の畳は、ポリプロピレンが主な素材であり、炭を混ぜ込むなど現代のライフスタイルに合った素材でつくられています。
毛羽立ちが少なく、耐久性が優れているので、犬や猫などペットを飼っている方にもおすすめです。樹脂が素材となっている畳は、水分を吸収しないため、液体をこぼしてしまったとしても問題がありません。


油汚れには、中性洗剤の使用が可能などお手入れが簡単です。
樹脂の素材でつくられた畳は、和紙でつくられた畳と同様にダニやカビの栄養分が少なく、カビやダニの発生を抑えられます。アレルギーでお困りの方にも安心です。
「樹脂」の畳は、耐久性やお手入れのしやすさから保育園や介護施設でも活用されています。
デザインやカラーバリエーションが豊富で現代の和モダンの雰囲気のお部屋にもピッタリです。

4. 床に置くだけ!気軽に楽しめる畳のある生活!

床に置くだけ!気軽に楽しめる畳のある生活!
気軽に畳のある生活を楽しめる床に置くだけの畳があるのはご存知でしょうか?一般的な和室に設置された畳とは異なり、自分が畳にしたいスペースに畳を置き、お部屋の空間にアクセントとして雰囲気を変えることができます。
お部屋に和室がないけれど、畳を楽しみたいとお考えの方にピッタリな商品です。特別な工具や工事の必要がないので、簡単に設置できます。
床に置くだけの畳にはどのような商品があるのか、特徴について詳しく解説します。

4.1 置き畳

「置き畳」とは、その名の通り、床に置くだけのタイプの畳です。別名「システム畳」や「ユニット畳」と呼ばれ、一般的な畳と比べると厚さは薄く、半畳サイズという特徴があります。
置き畳は、畳を設置したいスペースを確保するだけで畳の空間ができるため、あらゆるシーンで活躍します。


例えば、洋室の空間の一部分に置き畳を配置し、客間として利用したり、お昼寝スペースとして活用したりすることができるでしょう。
置き畳の裏面には滑り止めが施されている商品が多いため、フローリングの上でも安定して配置可能です。
置き畳の素材は、先述の通り、「い草」や「和紙」、「樹脂」の3種類です。自分の目的に合わせて選択すると良いでしょう。

4.2 畳小上がり

「畳小上がり」とは、後付けで設置することができる小上がり式の畳です。50㎝の段差があり、収納スペースが付いている商品もあります。
リビングの片隅に2畳ほどの畳小上がりを配置すると、座る場所や堀こたつとして利用するなど用途は多岐に渡ります。
洋室のフローリングしかないお部屋にお住まいの方は、畳の後付けも可能であり、ライフスタイルに合わせて畳数の変更も可能です。

5. 和室に合うインテリアのポイントを紹介!

和室に合うインテリアのポイントを紹介!
和室に合うインテリアはどのようなものを置いたらよいか、和室に家具を配置してみたけれど、合わないとお困りの方もいるかもしれません。
和室に合うインテリアのポイントをおさえると、素敵な雰囲気の和室になります。和室にインテリアを配置しようと検討されている方は、参考にしてみてください。

5.1 床座スタイルの和室にはローレイアウトがおすすめ

床座スタイルの和室には、ローレイアウトがおすすめです。和室では、床に座るケースが多いので、目線が低くなります。高さの低いインテリアを配置するとバランスが取りやすいです。
高さのあるインテリアを設置すると圧迫感を感じる可能性があります。床に生け花を置くなどローレイアウトを心がけてみてください。

5.2 自然を感じる観葉植物でおしゃれな空間に

和室には、自然を感じる観葉植物を配置するとおしゃれな空間になります。畳のお部屋というだけでもリラックス効果がありますが、さらに観葉植物を加えると和室ならではの温かみが増すでしょう。
観葉植物にも種類があり、高さがある観葉植物や手のひらサイズの観葉植物など多種多様です。色や形など自分の好みに合わせて観葉植物を選択してみてください。

5.3 物は最小限にシンプルを意識して

和室は、広々とした空間が特徴的です。インテリアなど物を置く場合は、最小限にシンプルなものを意識してみてください。洋室に合うインテリアと和室に合うインテリアは異なります。


インテリアなどの小物が好きな方は、たくさん置きたくなるかもしれませんが、落ち着かない空間になってしまう可能性があります。リラックスできる空間にするためにも、畳に物を置きすぎないようにしましょう。
和室の魅力である広い空間を活かすことができるようなインテリアを心がけてみてください。

5.4 小物や照明で和室にアクセントを

おしゃれな小物や照明を設置すると和室にアクセントをもたらしてくれます。
例えば、和室には和紙を利用した照明や和柄の入った小物が挙げられます。和室の用途ごとに小物や照明を変えてみることもおすすめです。


寝室として利用する場合は、暖色系の小さめの照明を使用し、客間として日常使いにする場合は、明るい照明を活用するなど使い分けをしてみてください。
和室をおしゃれに見せるコツは、物を置きすぎず、最低限置いてある机や椅子などは高級感のあるものを配置することでしょう。

6. まとめ

和室の用途や畳の素材など気軽に楽しめる畳スタイルの生活についてご紹介しました。現在は、ライフスタイルの変化によって和室の部屋が減少傾向にあります。
畳は、洋室にはない魅力がたくさんあります。畳の素材であるい草には、リラックス効果や調湿効果など日々の生活を癒してくれることでしょう。
畳の種類も増えており、洋室に合う色の畳もあるので、自分が希望する部屋の雰囲気に合わせて選択が可能です。自分の生活スタイルに合わせて畳を気軽に取り入れていきましょう。

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