東京の高級住宅街はどこ?高級住宅街に住むメリットと富裕層が選ぶ人気エリア

公開日:2022年12月19日   最終編集日:2022年12月19日

東京の高級住宅街はどこ?高級住宅街に住むメリットと富裕層が選ぶ人気エリア
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目次

東京の高級住宅街に憧れをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?東京の高級住宅街でも立地によって、特徴が異なります。
今回は、高級住宅街に住む良さやどの職業の人が住んでいるかについて詳しく解説します。富裕層が選ぶ人気エリアについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 高級住宅地とは?東京の高級住宅地の条件

高級住宅地とは?東京の高級住宅地の条件

高級住宅地は、富裕層が多く住んでいる知名度のある土地というイメージをお持ちの方も多いです。
しかし、富裕層が住んでいるからと言って、必ずしも高級住宅街だとは限りません。高級住宅街の定義についてお伝えします。

1.1 高級住宅地の定義

高級住宅街の定義は、国土交通省の「不動産鑑定評価基準運用上の留意事項」によると、4つの評価基準に分類されます。
4つの評価基準の中でも、最も優れているエリアが高級住宅地の定義と言えるでしょう。

敷地が広く、街区及び画地が整然とし、植生と眺望、景観等が優れ、建築の施工の質の高い建物が連たんし、良好な近隣環境を形成する等居住環境の極めて良好な地域であり、従来から名声の高い住宅地域

東京の高級住宅街の特徴と条件にて詳しく解説します。

1.2 東京の高級住宅地の特徴と条件

先述の通り、国土交通省の「不動産鑑定評価基準運用上の留意事項」に記載されている内容が東京の高級住宅地の定義です。
東京の高級住宅地の要件をわかりやすくお伝えします。


1.土地が広い
2.都市計画に基づいて街の構造が整っている
3.美しい街並みが保たれている
4.高級感の溢れる建物が連なっている
5.学校や国の機関が多く、商店街から離れていて静か
6.昔は、武家屋敷や外国人居留地だった
7.災害リスクが少ない


全ての高級住宅街が要件を満たしている訳ではありません。高級住宅街は地価が高いエリアのイメージをお持ちの方も多いですが、さまざまな条件が揃ったエリアを高級住宅街と呼びます。

2. 高級住宅街に住むメリット

高級住宅街に住むメリット

高級住宅街に住むことができるというだけで、ステータスやブランド価値があります。
しかし、高級住宅街の魅力はステータスだけではありません。
住みやすいなど高級住宅街に選ばれる理由があります。高級住宅街に住むメリットについてご紹介します。

2.1 閑静な住宅街である

高級住宅街は、土地が広く、物件も大きい傾向にあるため、人口密度が低いです。近くに商業施設や駅などが隣接していないので、閑静な住宅街であると言えます。
一般的な戸建住宅の場合は、立地条件や利便性を重要視しますが、高級住宅街に住む方は静かで穏やかな暮らしを希望される方が多いです。


東京は、賑やかな場所が多いイメージをお持ちの方も多いですが、駅や大通りから離れると静かです。高級住宅街は、東京に位置しながらも閑静な住宅街で穏やかな時間を過ごすことができる点が魅力と言えます。

2.2 自然豊かで、街並みが綺麗

高級住宅街は自然が豊かで、街並みが綺麗というメリットがあります。高級住宅街では、美しい景観を守ろうとする取り組みが積極的に行われています。
東京の高級住宅街である成城では、「成城憲章」と呼ばれる建築ルールが設けられているのが特徴的です。敷地面積は250㎡以上、建築物の高さは10m以内、敷地内は20%以上の緑化保全など、ルールに基づいて住民は住宅を建てます。
高級住宅街だからこそ、住民が一丸となって自然豊かで綺麗な街並みをつくりだすことができていると言えるでしょう。

2.3 治安が良い

高級住宅街は治安が良い特徴があります。富裕層が多いので、空き巣に狙われやすいのではないかと思われている方もいますが、高級住宅街は、セキュリティ対策が施されている傾向にあるので、空き巣や窃盗犯から狙われにくいです。
駅や商業施設から離れたところに高級住宅街があるので、住民以外の人が歩いていると目立ち、住民も警戒します。
高級住宅街では、治安を維持するために自治体が力を入れています。警察官だけでなく、民間の警備員が巡回していることもあるので、治安が良いです。

2.4 教育施設・行政サービスが充実している

自治体の財政状況が安定していることが多く、高級住宅街は教育施設や行政サービスが充実しています。
高級住宅街には、名門と呼ばれる学校が数多く点在しています。「子供の教育には力を入れたい」、「将来苦労しないためにも、さまざまな教育を受けさせたい」と思われている方もいるかもしれません。教育施設が充実している高級住宅街は、教育に熱心な方にもピッタリです。


行政サービスの質が高いほど、生活しやすい環境が整っていると言えます。エリアによっては、出産費用を73万円助成したり、家事・育児の支援、健康診断やがん検診などのサービスが充実しています。

2.5 利便性が高い

高級住宅街は、自然が多く、静かなところに位置していますが、人気エリアの近くに立地している傾向にあるので、利便性が高いです。
東京の高級住宅街だと都心までのアクセスが良いので、買い物や通勤、通学のときに困ることはないでしょう。
高級住宅街は、利便性の高さと静かな生活環境を兼ね備えている点が魅力的と言えます。

3. 高級住宅街に住むデメリット

 高級住宅街に住むデメリット

高級住宅街は、静かな環境で生活がしやすくデメリットがないと思われている方もいるかもしれません。
しかし、高級住宅街にも不便な点はあります。想像していたものと違ったと困るケースがあるので、高級住宅街で物件の購入を検討されている方は、あらかじめデメリットを知っておく必要があります。
高級住宅街に住むときのデメリットを見ていきましょう。

3.1 家賃・不動産価格が高い

高級住宅街の物件は、家賃や不動産価格が高いです。
高級住宅街に住む場合、立地の良さやブランド面から高額な物件が多いです。数千万円から数億円以上する物件を購入することになります。
収入や予算に見合った物件を購入しなければなりません。背伸びをして、自分の収入に見合わない物件を購入すると、ローンに苦しめられることになります。ローンを支払うことができなくなると、物件を手放さなければならない事態に陥ることもあるでしょう。


購入した物件に住んでいくためには、管理費や維持費についても忘れないようにしてください。一般的に広い土地や物件ほど、管理費や維持費も高くなる傾向にあります。
理想の物件を見つけたとしても、間取りや立地条件の確認は必須です。後述でも詳しく解説しますが、同じ高級住宅街のエリアに住んでいたとしても、物件によって、ステータスに差があり、劣等感に苛まれる可能性があります。
高級住宅街で物件を購入するときは、身の丈に合った金額の物件を探し、将来の資産設計も立てながら慎重に選びましょう。

3.2 高台に位置しているエリアだと坂が大変

高級住宅街が高台に位置しているエリアだと坂が大変です。
現在の高級住宅街は、江戸時代に大名の武家屋敷だったこともあり、高台にあるケースがあります。昔は、水害のリスクから高台の方が安全とされていましたが、現在は災害対策がなされています。


高級住宅街は、自然豊かで静かな場所に位置していることから、コンビニやスーパーなどが遠く、買い物がしづらい環境です。そのため、高級住宅街に住む場合は、車の所有が必須でしょう。
車通勤の人は問題ありませんが、お子様が公共交通機関を利用する場合や高齢者になったときのことを考えると、高級住宅街の中でもエリアをよく考えるようにしてください。

3.3 物件や立地によって格差や劣等感を感じることがある

先述の通り、高級住宅街では物件や立地によって格差や劣等感を感じることがあります。
せっかく、高級住宅街で物件を購入しても、劣等感から生活にストレスを感じるようでは精神衛生上良くありません。
高級マンションでも上層階に住んでいる方がステータスが良いのと同様に、高級住宅街でも、立地によって差があるケースも見られます。
高級住宅街で物件の購入を検討されている方は、必ず、実際に物件を自分で確認するようにしましょう。

4. 高級住宅街にはどんな職業の人が住んでいる?

高級住宅街にはどんな職業の人が住んでいる?

高級住宅街には、どんな職業の人が住んでいるか知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
高級住宅街に住む人たちは、世間一般的によく言われるお金持の人が多いです。具体的な仕事の業種について見ていきましょう。

4.1 世帯収入が1,000万円以上の人が多い

高級住宅街には、世帯収入が1,000万円以上の人が多いです。住宅ローンを1億円ぐらい借りる場合、収入が1,000万円ぐらい必要になります。
年収が1,000万円の人は、国税庁の調査によると、日本の人口の中でも約5%です。この5%に入っている人は、どのような職業の方か気になる人も多いでしょう。
年収が1,000万円以上の職種について解説します。

4.2 自営業・芸能人・医者・弁護士・上場企業の社長や役員が多い

年収が1,000万円以上の人は、社会的地位が高い職業に就いているケースが多いです。
例えば、自営業や芸能人、医者、弁護士、上場企業の社長や役員が挙げられます。これらの職業の人は、必ず年収が1,000万円以上かと言われると、残念ながら、そうではありません。
一般的に年齢が上がれば上がるほど年収も上がる傾向にある職業が多いので、物件の購入する年齢層である30代で年収が1,000万円あるのは難しいかもしれません。

5. 東京で人気の高級住宅街ランキング

東京で人気の高級住宅街ランキング

東京にはたくさんの高級住宅街が点在します。その中でも人気の高級住宅街を紹介します。
東京の高級住宅街が多い駅は、「吉祥寺駅(JR中央線・中央総武線・京王井の頭線)」が最も多いです。続いて「広尾駅(東京メトロ日比谷線)」、「桜新町駅(東急田園都市線)」の順となっています。
高級住宅街によっては、複数の駅を利用できる点や駅と駅が近いケース、基準地点も関係しているので一概には言えませんが、高級住宅街が多い駅の傾向は掴めるでしょう。


東京の高級住宅街が多い沿線は、「JR中央線(吉祥寺・三鷹・西荻窪など)」や「東急大井町線(二子玉川・尾山台・上野毛など)」、「東急田園都市線(渋谷・駒澤大学など)が挙げられます。その他にも、「東急東横線(渋谷・代官山)」や「東急目黒線(目黒・洗足)」など、東京都心部や都心から西側の沿線には高級住宅街が多いです。

5.1 南麻布(港区)

南麻布(港区)は、東京の高級住宅街の中で人気が高いです。最寄駅は、東京メトロ日比谷線の広尾駅です。
南麻布は、昔から高級住宅街として認知されており、大名の武家屋敷の一等地であり、明治時代には、華族などの高級な屋敷が並んでいました。


現在は、見晴らしの良いエリアには、ドイツ大使館やフランス大使館、ノルウェー大使館、スイス大使館など10カ国以上の大使館があり、グローバルを感じる環境です。
子育てをする外国人も多く、インターナショナルスクールや海外の商品を販売しているお店も点在しているので、日本にいながらも海外にいるような気分を味わえます。
有栖川記念公園付近は、南麻布の中でも人気の高いエリアです。特に、南麻布4丁目や南麻布5丁目は上流社会のような雰囲気があります。

5.2 青葉台(目黒区)

青葉台(目黒区)の最寄駅は、代官山駅と中目黒駅があります。
青葉台(目黒区)は、都心に近く、利便性の高いエリアですが、自然豊かな特徴があります。目黒川では、川のせせらぎで耳を癒すことができるため、休日は、リラックスして過ごせるでしょう。


青葉台(目黒区)は、高級住宅街ですが、マンションが多く点在しており、若者にも人気のエリアです。
青葉台は代官山と中目黒駅の中間に位置しているので、買い物が好きな人におすすめです。東急東横線を使用すると、渋谷へもお出かけすることができます。

5.3 田園調布(大田区)

田園調布(大田区)は、東京都心から離れたところに位置し、神奈川県に隣接しています。
田園調布(大田区)の最寄駅は、田園調布駅で東急東横線や東急目黒線を利用すると都心へのアクセスが可能です。


田園調布は、街路樹など自然が多く、公園もあるので、住みやすい環境が整っています。これらの自然を守るために、田園調布(大田区)の高級住宅街には、田園調布憲章と呼ばれる独自のルールが設けられています。
例えば、「建物の高さは9m以内」や「階数は2階建てまで」、「土地面積は165㎡以上」、「塀はフェンスや柵のみを利用し、高さは1.5m以内」などが挙げられるでしょう。その他にも、「ワンルームの集合住宅は建築禁止」となっています。
高級住宅街は、住民も協力しながら自然を守っていることがわかります。

5.4 赤坂(港区)

赤坂(港区)の高級住宅街は、江戸時代から武家屋敷として発展してきた歴史があります。
武家屋敷から高級邸宅として進化し、現在は、大規模な再開発も行われています。
赤坂(港区)の最寄駅は、「赤坂見附駅」や「赤坂駅」、「溜池山王駅」など、多くの地下鉄の駅を利用することが可能です。
港区のコミュニティーバスである「ちぃばす」を利用することもできるので、利便性の高い立地と言えます。


赤坂(港区)は、テレビ局や高級ホテル、料亭など海外のセレブからも人気が高いです。赤坂(港区)の高級住宅街の周辺は、今後も発展が続き、さらに住みやすい街になることでしょう。

5.5 松濤(渋谷区)

松濤の高級住宅街は、若者の街である渋谷区にありながらも静かな住宅街が広がっています。どの建物も高い塀に囲まれており、防犯対策に力を入れています。
セキュリティ会社と契約している住宅も多いので、犯罪に巻き込まれる危険性は低いと言えるでしょう。


松濤の高級住宅街から、渋谷駅まで徒歩圏内という利便性の良さは魅力的です。買い物やレストランで食事をするときにも困りません。
セキュリティーの高さと利便性の良さをお求めの方に、松濤の高級住宅街はピッタリです。

6. まとめ

高級住宅街に住むメリットやデメリット、どの職業の人が住んでいるかについて解説しました。
自然が豊かで静かな環境のエリアが多い高級住宅街は、駅や商業施設などから離れたところに位置しています。高級住宅街は、住みやすい環境が整っている一方で車を所有していないと生活が不便なエリアもあります。
高級住宅街で物件の購入を検討されている方は、将来の資産や老後の生活についても視野に入れながら素敵な物件を探してみてください。

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