タワーマンションにカーテンは必要?タワーマンションならではのカーテン事情とおすすめの窓装飾
公開日:2022年12月20日 最終編集日:2022年12月20日
目次
- 1. タワーマンションにはカーテンはいらない?その理由とは
- 2. タワーマンションでカーテンをつけるメリット
- 3. タワーマンションのカーテンは防災カーテンが安心!
- 4. 賃貸でもつけられる!タワーマンションにおすすめの窓装飾
- 5. 引越し先の新居でのカーテン取り付けの注意点
- 6. まとめ
タワーマンションに住むにあたって、カーテンを取り付けるかどうか迷われている方やタワーマンションには、カーテンが必要ないと思われている方もいるかもしれません。
今回は、カーテンが必要ない理由やカーテンを取り付ける場合のメリットについて解説します。賃貸物件のタワーマンションでも取り付けることができる窓装飾についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. タワーマンションにはカーテンはいらない?その理由とは
タワーマンションは、他の賃貸物件と比較すると階層が高いため、生活が不便でなければ、カーテンを取り付ける必要がないと考えている人もいます。
タワーマンションには、カーテンがいらない理由を詳しく見ていきましょう。
1.1 人の目が気にならない
マンションの低層階に住んでいると、他人の視線が気になりますが、タワーマンションは、高層階の場合、人通りの目線を気にする必要がありません。カーテンを目隠しのためとして利用している方にとっては、カーテンがいらないと考えるでしょう。
後述でも詳しく解説しますが、カーテンには目隠し以外の役目もあります。カーテンの機能にも注目してみてください。
1.2 眺望を楽しみたい
タワーマンションの高層階は、素敵な眺望を楽しむことができる点も魅力的です。
一般的にタワーマンションの高層階になればなるほど、物件の価格も高くなる傾向にあります。せっかくの綺麗な景色をカーテンで塞いでしまうともったいないと考える人も多いです。
タワーマンションの高層階にお住まいの方は、朝、起床した時には高層階からの景色を眺め、夜になると夜景を楽しむ生活を過ごすことができます。
いつでもタワーマンションからの景色を眺めたいとお考えの方は、カーテンが不要と思われる人もいるでしょう。
1.3 部屋が広く感じられる
カーテンは視界を遮ってしまうため、お部屋にカーテンがないと部屋が開放感あふれる空間になります。特にカーテンの色が濃い色の場合は、お部屋全体が重い印象になりがちです。
せっかくタワーマンションに住むのだから、お部屋を広く活用し、綺麗な景色を楽しみたいものです。
2. タワーマンションでカーテンをつけるメリット
カーテンは、お部屋のインテリアとしてのみ取り付けられる訳ではありません。タワーマンションでもカーテンは、生活していく上でさまざまなメリットをもたらしてくれます。
2.1 プライバシーを守ることができる
タワーマンションにカーテンを取り付けるとプライバシーを守ることができます。先述の通り、タワーマンションの高層階は外から見られるケースは少ないです。
しかし、タワーマンションの周辺に同じ高層階のマンションが建っているとお部屋の中が見えてしまう可能性があります。
夜になり、お部屋の電気を付けたときに、カーテンが取り付けられていないと生活スタイルが遠くの場所からでも知られてしまいます。
防犯の面からも、どの時間帯に不在かが知られてしまうのは良くないので、注意してください。特に女性の一人暮らしの方は、防犯対策としてカーテンを取り入れることをおすすめします。
2.2 部屋の遮熱・断熱効果を高めることができる
カーテンは、部屋の遮熱や断熱効果を高める機能があります。
タワーマンションは、他の賃貸物件と比べても窓の作りが大きいところが多く見られます。窓が大きければ大きいほど、外気の影響を受けやすいです。
冬は、外の寒い空気が部屋に入り、夏は暑い空気が部屋に入ってきてしまうので、光熱費が高くなりがちです。
タワーマンションでもカーテンを取り付けることで、遮熱や断熱効果を高めることができ、光熱費の節約になるでしょう。
2.3 フローリングや家具の日焼けを防ぐ
タワーマンションは日当たりの良さが魅力的ですが、フローリングや家具が日焼けしてしまう可能性があります。
カーテンを取り付けると、直射日光を防ぐことができるので、フローリングや家具の日焼け防止になります。
日光の光が強すぎて、生活しにくいとお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?そのようなときでも、カーテンで日差しを調節することが可能なので安心です。
大切なお部屋のフローリングや家具を日焼けから守るためにも、カーテンの取り付けを検討してみてはいかがでしょうか?
3. タワーマンションのカーテンは防災カーテンが安心!
タワーマンションで使用するカーテンはどのようなものが良いか迷われている方もいらっしゃるでしょう。カーテンには、さまざまな機能が付いているものがあります。
タワーマンションでは防炎カーテンがおすすめです。防災対策として役立つ防炎カーテンの特徴について解説します。
3.1 防災カーテンとは?
防災対策としても、防炎カーテンが人気を集めています。防炎カーテンとは、燃えにくいカーテンのことです。
一般的に垂れ下がった形の布製品は、燃えやすい特徴があります。カーテンに火が付いてしまうと壁や天井に一気に燃え広がってしまうため、気を付けなければなりません。
防災カーテンは、繊維などを加工することで火が燃え広がりにくくなっています。防災カーテンは、消防法に定められた防火性能基準の条件を満たしたもので、防炎ラベルが目印です。
3.2 高層建築物には防炎カーテンの使用が義務付けられている可能性がある
高層建築物には、消防法で防炎カーテンの使用が義務付けられています。高さが31m以上の高層マンションにお住まいの方は、防炎カーテンが必須です。
タワーマンションは、高さが60m以上になる物件が多いので、全ての人が防炎カーテンを取り付けなければなりません。
たとえ、1階や2階に住んでいたとしても、タワーマンションであれば防炎カーテンの取り付けが必須であることを覚えておきましょう。
タワーマンションは窓が大きい傾向にあるため、防炎カーテンのサイズが合わないときは、オーダーで作ってもらうことをおすすめします。
4. 賃貸でもつけられる!タワーマンションにおすすめの窓装飾
カーテンには、さまざまな形のものがあります。どのような形のカーテンを取り付けるかによって、お部屋の印象が大きく変わります。
自分が理想とするお部屋に合う窓装飾を探してみてください。賃貸でも付けられるタワーマンションにおすすめの窓装飾をご紹介します。
4.1 レースカーテン
レースカーテンとは、日光の明るさを保ったまま遮熱効果が高いものです。
カーテンを閉めたいけれど、カーテンを閉めると暗くなってしまうから困るという人には、「レースカーテン」がおすすめです。
レースカーテンの種類によっては、花粉症対策や保温性の機能を兼ね備えているものもあるので、自分の好みに合うものを探してみてください。
4.2 バーチカルブラインド(縦型ブラインド)
バーチカルブラインド(縦型ブラインド)は、ルーバーと呼ばれる羽根を左右に動かすことで開閉するものです。
一般的なカーテンは、外の景色を眺めるために両サイドに開ける必要がありますが、バーチカルブラインド(縦型ブラインド)だと、その必要はありません。
ブラインドを全開にしなくても、ルーバーの傾け方を変えるだけで採光や眺望を調整することができます。タワーマンションの眺望を楽しみたいとお考えの方におすすめです。
4.3 シェードカーテン
シェードカーテンとは、舞台の幕のような上下の動作で開閉するカーテンのことです。
カーテン生地が使われているので、遮光性や遮熱性、断熱性などの機能があります。見た目がおしゃれなカーテンを取り付けたい方に向いているでしょう。
4.4 ロールスクリーン
ロールスクリーンとは、昇降動作で開閉するカーテンです。
シェードカーテンと似ていますが、ロールスクリーンは生地を巻き上げるタイプのため、見た目は、スッキリとした印象があります。
5. 引越し先の新居でのカーテン取り付けの注意点
引越し先の新居でのカーテン取り付けの注意点を知っておかないと、取り付けるカーテンの種類によっては後悔する可能性があります。
カーテンを設置するときに気を付けるべき点について詳しく見ていきましょう。
5.1 カーテンレールの設置状況
部屋のカーテンレールの設置状況を確認してください。
インテリアの自由度を高めるため、カーテンレールが設置されていないケースがあります。
スッキリした印象にするためにロールスクリーンを取り付けようとした場合、カーテンレールがあると邪魔に感じてしまいます。
カーテンレールがお部屋にないからといって、カーテンを取り付けることができない訳ではありません。壁に下地は準備されているので、カーテンを購入しようと考えているお店に連絡してみてください。
5.2 新居の窓のサイズにあったカーテンを用意
新居の窓のサイズにあったカーテンを用意してください。
カーテンは、既製品とオーダーで準備することになります。一般的に既製品のカーテンの方がお値打ちな傾向にあります。
サイズは、腰窓の場合、「幅100×丈135」、掃き出し窓のケースでは「幅100×丈178」、「幅100×丈200」から選択することになるでしょう。
既製品のサイズが見当たらない場合はオーダーとなるので、お店で相談してみてください。
5.3 窓の数と種類を確認
カーテンを取り付ける窓の数と種類を確認する必要があります。
窓によっては、光を取り入れるためのものもあるので、全ての窓にカーテンが必要な訳ではありません。
窓の種類には、外に出入りするための「掃き出し窓」やトイレなどで見かける「小窓」、外から見ると壁から張り出している「出窓」があります。その他にも、大人の腰あたりに窓台のある「腰高窓」があります。
カーテンが必須の窓だけ確認し、他の窓は、生活してからカーテンを取り付けるか検討しても良いでしょう。
5.4 カーテンは引っ越し当日までに準備!
カーテンを購入するタイミングは引っ越しの当日までに準備しておくことをおすすめします。オーダーカーテンは、完成するまでに時間がかかる可能性があるため、注意してください。
5.5 カーテンのサイズの測り方
カーテンのサイズの測り方は、「幅と丈」が重要です。
「幅」は、カーテンレールの長さを測り、「丈」はレールに付属している輪の下から垂直に測りましょう。
掃き出し窓の場合は、床までの長さを測り、腰窓の場合は、窓の外枠まで測るようにしてください。
サイズがわからない場合は、カーテンのお店の人と相談することをおすすめします。
6. まとめ
タワーマンションにカーテンが必要ないと考える理由やカーテンを取り付ける場合のメリットについて解説しました。
カーテンを取り付けることによって、プライバシーを保護したり、日焼けから守ったりするなど、さまざまなメリットが得られます。
カーテンの種類も数多くあるので、自分のお部屋に合ったカーテンを見つけてみてください。