子育てファミリーにおすすめしたい!賃貸なのに戸建て感覚で住めるテラスハウスの魅力を紹介!

公開日:2022年04月19日   最終編集日:2022年06月28日

子育てファミリーにおすすめしたい!賃貸なのに戸建て感覚で住めるテラスハウスの魅力を紹介!
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目次

戸建て感覚で住める物件を探しているという子育てファミリーの方はいらっしゃるのではないでしょうか?
一般的なアパートやマンションに子育てファミリーが住むと、子どもの声や足音など他の部屋の方に気を遣う必要があります。


テラスハウスは、上下階に他の人が住んでいないことから、戸建て感覚で住むことが可能な物件です。
今回は、テラスハウスの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

1.テラスハウスってどんな物件?タウンハウスやメゾネットとの違いも解説

テラスハウスってどんな物件?タウンハウスやメゾネットとの違いも解説

「テラスハウス」という言葉を聞くと、他人同士が集まって一つの住宅をシェアしながら生活することだと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?


「テラスハウス」は、一般的な賃貸物件と同じように一世帯が一つの物件に居住するものです。


「テラスハウス」と似た単語で「タウンハウス」や「メゾネット」と呼ばれる物件があります。
それぞれどのような違いがあるのかを詳しく解説します。

1.1 テラスハウスとは

「テラスハウス」とは、連棟式長屋と呼ばれており、一つの建物を内側で分離されている賃貸物件です。


「テラスハウス」」の歴史について見ていきましょう。
「テラスハウス」は、16世紀のヨーロッパが起源と言われています。
日本では、1958年ごろから注目されるようになり、有名な建築家が携わったとされる日本住宅公団の阿佐ヶ谷住宅というテラスハウスもありました。


「テラスハウス」は賃貸物件の中でも数が少ないことから、見かけることが少なく、希望の物件を探すことが大変なイメージをお持ちの方もいるでしょう。
マンションよりも一世帯に対する専有面積が大きいテラスハウスは、住宅街などの静かな住環境に立地しています。そのため、駅近で見かけることは少ない傾向にあります。


最近の「テラスハウス」は、専用の庭や駐車場が設けられているため、家庭菜園やガーデニングなど庭を自由に使える点は、一般的な賃貸物件と大きく異なります。
「テラスハウス」は、一般的な賃貸物件と比較しても共有部分が少なく、一戸建て住宅のような感覚で住むことができることから、子育てファミリーから人気です。

1.2 タウンハウスとは

「タウンハウス」とは、見た目が戸建て風であり、隣の住戸と壁が繋がっている特徴があります。


一般的なマンションは、エレベーターやエントランスなど共有部分を通り、出入りするものですが、「タウンハウス」は外部から入る玄関がそれぞれ独立しています。
外観だけでは、「タウンハウス」も「テラスハウス」もわかりにくいですが、決定的な違いは「権利」です。


「タウンハウス」は、建物の専有面積の割合で持分が異なり、敷地権として土地を共有します。
わかりやすく解説すると、「タウンハウス」はマンションと同じように区分所有権として、一つの部屋に対して一世帯が居住し、駐車場や庭は住民の皆で共有するということです。
見た目が「テラスハウス」と似ていることから、分かりにくいですが、上記のような違いがあります。

1.3 メゾネットとは

「メゾネット」とは、一つの物件で二つ以上の階層を利用できる複層住戸のことです。


一般的な賃貸物件は、一世帯が居住できるのは、一つの階層のみですが、「メゾネット」は、室内が内階段で繋がっている特徴があります。
「メゾネット」と似たものに、「ロフト」があります。
「ロフト」は屋根裏部屋のことで収納スペースのため、建築基準法上、居住スペースとは認められません。そのため、トイレやキッチンのように水回りを配置することはできません。

1.4 まとめ

「テラスハウス」、「タウンハウス」、「メゾネット」のそれぞれの違いを表にまとめました。
「テラスハウス」、「タウンハウス」、「メゾネット」のそれぞれの違い

2.テラスハウスの魅力(メリット)とは!

テラスハウスの魅力(メリット)とは!

テラスハウスは、他の賃貸物件には見当たらないさまざまな魅力があります。
一般的な賃貸物件以外に住んだことがない方は、テラスハウスのメリットを知ることで、今以上に快適な生活を送ることができるケースもあるでしょう。


テラスハウスのメリットを5つ紹介します。

2.1 戸建て感覚で住める

テラスハウスは、戸建て感覚で住める点が魅力です。
アパートやマンションと比較しても、間取りが大きい傾向にあり、広々とした空間で過ごすことができます。


一般的なアパートやマンションは、幅広い層に好感を持たれるような外観や内装をしていますが、テラスハウスはターゲットを絞っています。
そのため、外観や内装にこだわっており、おしゃれな物件が多く、女性向けや若者向けなど年齢層に応じたデザインを採用しています。


戸建て物件を購入する場合、住宅ローンを持つことが多く、簡単に住み替えることができません。
しかし、テラスハウスは家賃を支払って住むことになり、更新時期に住み替えることが可能です。
戸建て物件の建築を検討されている方は、一度お試しとしてテラスハウスに住んでみると間取りや部屋の向きなど参考になるでしょう。

2.2 上下階の音を気にしなくていい

テラスハウスのメリットは、上下階の音を気にしなくていい点です。


現在、一般的な賃貸物件にお住まいの方で、上下階の音に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
在宅時間が長い方やテレワークの方だと、音に敏感になりがちです。
テラスハウスは1、2階を一世帯で住むことができるため、上下階の音が気になることはありません。
他人の足音だけでなく、自分の足音が周りの人の迷惑になっていると考えると住みにくいものです。
小さな子どもがいる家庭では、室内を走り回る事もあることから、テラスハウスだと安心できます。
テラスハウスは、上下階に人はいませんが、一つの物件が内側で分かれていることから、隣人の物音には注意してください。

2.3 専用庭や駐車場付きのお部屋がある

テラスハウスは、専用の庭や駐車場付きのお部屋がある物件があります。


専用の庭では、家庭菜園やガーデニングなど自分の趣味に合わせて活用することが可能です。お花を植えることで、自分にとって癒しの空間を演出することもできます。
テラスハウスに駐車場がある場合は、家の前に設けられていることが多いため、荷物の積み下ろしにも困りません。駐車場が遠いところにある物件は、雨の日に濡れてしまうことがありますが、テラスハウスだと、雨に濡れる心配はありません。
植物を育てたくて、自分専用の庭が欲しいと考えている方は庭付きのテラスハウスがおすすめです。

2.4 共用の廊下や階段を通らずに自室に入ることができる

テラスハウスは、共用の廊下や階段、エレベーターを通らずに自分の部屋に入ることができます。


共用部分の利用方法によっては、トラブルに発展しがちです。
例えば、廊下にベビーカーを置く、傘を立てかけるなどが挙げられます。
避難する事態に陥ったとき、共有部分に物が置かれていると危険ですが、テラスハウスだと共有部分がないことから、すぐに避難できます。


賃貸物件でエレベーターを利用する場合、賃貸物件に住んでいる住民全員が利用するため、出勤時や帰宅時に混みがちです。テラスハウスの場合は、他人とエレベーターを共有しないため、エレベーターを待つ時間を考慮しなくて済みます。
ゴミ出しをするときにも、誰にも会わずに自室までたどり着ける点は魅力的です。

2.5 プライベート空間を保ちやすい

テラスハウスは、用途に合わせて生活空間を分けることができる特徴があります。


例えば、1階は日常生活を過ごすための空間で2階は仕事をするための空間と分けることが可能です。
子どもがいる家庭では、2階を子どもの部屋として利用する方もいらっしゃるでしょう。
一般的な賃貸物件は、階層が1つしかないことから、なかなか子ども専用の部屋を設けることは難しいですが、テラスハウスだと叶えられます。
自分のライフスタイルに合わせて、部屋を使い分けることができるため、プライベートの空間を保ちやすいです。

3. テラスハウスのデメリット

テラスハウスのデメリット

テラスハウスは、戸建て住宅のように住むことができることからメリットしかないイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、デメリットもあります。
テラスハウスに住もうと検討している方は、デメリットも知った上で賃貸物件を探すようにしてください。


テラスハウスのデメリット4点を紹介します。

3.1 階段の上り下りが大変

テラスハウスのデメリットは、階段の上り下りが大変な点です。


テラスハウスは、1、2階を自由に利用できる点が魅力的ですが、逆に階段を上り下りする必要があるため、レイアウトには気を遣うことをおすすめします。


例えば、1階にキッチンやリビング、お風呂など生活するスペースを集めておくと、わざわざ食事や入浴のために2階まで上がる必要がありません。
足腰が弱い方は、階段の上り下りが負担になる可能性があるため、気を付けてください。
テラスハウスに住むことを検討されている方は、設計についても着目するようにしましょう。

3.2 オートロックなどがなく防犯面にやや不安が残る

テラスハウスは、オートロックがないため、防犯面にやや不安が残ります。


オートロックは、マンションなどエントランスのある物件に多くありますが、テラスハウスには、共用スペースがないことから、自分で防犯対策を講じなくてはなりません。
防犯対策を強化したいとお考えの方は、ホームセキュリティ付きのテラスハウスを選択することをおすすめします。
オートロックが付いていないテラスハウスの場合、自分で防犯対策を強化する必要があります。ホームセンターで人感センサーライトや防犯ベルなどの防犯グッズを揃えることでセキュリティ対策を万全にすることが可能です。
防犯カメラや防犯フィルムを取り付ける場合は、賃貸物件を傷付けてしまう可能性があるため、不動産会社や大家さんに確認してからにしましょう。

3.3 隣室の生活音が気になる

テラスハウスは、上下階の音を気にする必要はありませんが、建物自体は繋がっていることから隣室の生活音は気になる場合があります。


戸建て物件のような感覚で住めるテラスハウスですが、騒音トラブルに巻き込まれないように対策しなければなりません。
子どもがいる家庭では、親の叱る声や子どもが走り回る音が響きやすいことから、周りの住民に騒音被害を出さないように気を付ける必要があるでしょう。
もし、騒音が気になってお困りの方は不動産会社や大家さんに相談することをおすすめします。

3.4 専有面積が同じでもマンションやアパートと比べて部屋が狭いと感じる

専有面積が同じだとしてもマンションやアパートと比較すると、部屋が狭く感じることがあります。
階段がせり出している構造の場合は、圧迫感を覚えやすいでしょう。


テラスハウスは、平面に配置する間取りを二層構造にしていることもあります。
例えば、1階と2階で専有面積を半分にしている場合は、合計で100㎡あったとしても50㎡ずつの計算になります。想像していた部屋と違うと後悔しないよう、内見をするようにしてください。

4. テラスハウスが向いている人

テラスハウスは、「専用の庭や駐車場が欲しい」「広い部屋で子どもと過ごしたい」「家賃を抑えて戸建て住宅に住みたい」などを希望する人に向いています。


子どもと一緒に庭で野菜を植えたいと考えている方にはピッタリの物件です。
また、テラスハウスは将来、戸建て物件の購入を希望している方にとっては、間取りなども参考になるでしょう。
テラスハウスのターゲット層は、若い世代に絞られているため、おしゃれな外観や内装をしているところが多く、家賃を抑えて戸建て住宅に住むことができます。
テラスハウスによって、間取りや部屋の大きさが異なるため、自分が希望する条件をあらかじめ書き出しておきましょう。

5. テラスハウスを選ぶときにチェックしたいポイントを整理!

テラスハウスを選ぶときにチェックしたいポイントを整理!

テラスハウスを選ぶときに内見をすると、自分が住んだときの状況を想像しやすくなります。
例えば、「2階を寝室として利用する」「仕事の勤務先や学校までにどんな道を通るのか」など実際に目にすることが可能です。
テラスハウスを選ぶときに後悔しないようチェックすべきポイントをご紹介します。

5.1 音の響き

内見時に隣室の音の漏れ、自室の階段や上下階の音がどれくらい響くのかなど防音性などを確認してください。


物件の防音性を確認する方法は、内見時に壁をノックすることで調べることができます。
木造の場合は音が響きやすい傾向にあり、空洞になっているような軽い音が出た場合は、要注意です。
音の響きは自分で対策することも可能です。
床にカーペットやマットを敷くと足音が響きにくくなり、テレビや洗濯機などを置く位置を考慮するとさらに防音性を高めることができます。
騒音トラブルにならないためにも、防音性の高い物件を選択しましょう。

5.2 間取り(特に水回り)

テラスハウスを選ぶときは、生活動線に不便がない間取りかどうかを確認してください。


テラスハウスやメゾネットタイプでは、キッチンやトイレ、浴室などの水回りの配置が他のマンションとは使い勝手が変わることが多いです。
例えば、1階に浴室トイレ寝室、2階にリビングキッチンなど、日々の生活スタイルで不便がない間取りかどうかのチェックも必要です。
1階で洗濯した衣類を2階のバルコニーで干すなど、自身が許容できる範囲をきちんと確認しておきましょう。
生活がしやすい環境が整っていないと、テラスハウスに長く住み続けることが難しいため、内見時に水回りなどの間取りを見るようにしてください。

5.3 階段の形状や幅

階段には、直通階段・回り階段・曲がり階段・スケルトン階段などの種類があります。


スケルトン階段は、インテリア性が高く、圧迫感が少ないなど、階段の種類によっては、部屋の雰囲気が大きく変わります。
手すりの有無といった形状と幅で引越し時の大型家具の搬入に問題が発生する可能性には注意しなくてはなりません。
テラスハウスに大型家具を搬入する場合は、事前にサイズを測っておきましょう。
内見時に、階段が急すぎないかといった日々の使用の安全性なども確認することが大切です。

5.4 庭や駐車場の使用ルール

テラスハウスであれば、庭や駐車場が必ずしもある訳ではないため、使用したいと検討している方は確認しておきましょう。


庭や駐車場が使用可能の場合は、使用ルールが設けられていることもあります。
例えば、「庭は共用するもの」「駐車場は2台まで」などテラスハウスによって異なります。
テラスハウスは戸建て物件の感覚で住むことができますが、集合住宅同様にルールに従わなくてはいけません。
使用ルールでわからないことがある場合は、不動産会社や大家さんに質問して解決しておきましょう。

5.5 採光や風通し

テラスハウスは、一つの建物が内側で分かれていることから、窓が設置される位置は限られています。


内見時に窓を開けさせてもらうと風通しの良さを知ることが可能です。
一般的に南向きの部屋は日当たりが良いと言われており、部屋の向きによって採光の良さは異なります。
天窓が設けられているなど、採光や風通しに配慮されている間取りかどうかを確認しましょう。

6. まとめ

賃貸物件なのに戸建て感覚で住めるテラスハウスの特徴について解説してきました。


テラスハウスは、1階、2階と上下階を利用できることから、子育てファミリーに向いています。
テラスハウスによって、専用の庭や駐車場が付いていない物件もあるため、事前に確認することをおすすめします。
快適な生活を送るためにも、自分が希望する条件が整っているテラスハウスを選択するようにしましょう。

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