マンションの理想的なリビングの形とは?「縦長リビング・横長リビング」それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介

公開日:2022年11月03日   最終編集日:2022年11月02日

マンションの理想的なリビングの形とは?「縦長リビング・横長リビング」それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介
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目次

マンションを選んでいる人のなかには、どのような形状のリビングがいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。リビングには大きく分けて縦長と横長があり、形状によってそれぞれ特徴が異なります。この記事では縦長リビング・横長リビングの特徴やメリット・デメリットについて解説します。また、おすすめのレイアウト方法についても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

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1. リビングの形は主に「縦長」と「横長」の2つ!

リビングの形は主に「縦長」と「横長」の2つ!

リビングにはさまざまな形がありますが、主な形として挙げられるのは「縦長」と「横長」の2種類です。ここではそれぞれの形の特徴について解説します。

1.1 縦長リビングの特徴

縦長リビングは、リビングがバルコニーに面していて、リビングの奥にダイニングやキッチンが配置されている点が特徴です。縦長リビングの場合、部屋の境目にある壁やふすまを無くして広々とした大空間として使うこともできます。縦長リビングはマンションでもよく見かける形であり、壁に沿って家具のレイアウトもしやすくなっています。

1.2 横長リビングの特徴

横長リビングは、リビングとダイニングがそれぞれバルコニーに面しており、横並びの形となっている点が特徴です。リビングの奥には洋室や和室が、ダイニングの奥にはキッチンがあるケースが一般的となっています。なお、横長リビングの奥にある洋室・和室は独立性があまり高くないため、個室としての活用にはあまり適していません。また、部屋の形に合わせて大きな掃き出し窓が広がっている点が特徴で、開放感が感じられます。ただし、縦長リビングと比べると壁が少ない間取りとなるため家具の配置を工夫しなければなりません。

1.3 その他(正方形・変形)リビングの特徴

縦長、横長のリビング以外にも、正方形のリビングや変形のリビングなどもあります。ここではその他の形のリビングの特徴について解説します。

  • 正方形リビング
    正方形リビングは、部屋の横幅と奥行きが同じ広さとなっている点が特徴です。一見すると室内のバランスがよく見えるかもしれませんが、家具の配置によっては圧迫感を感じる可能性もあるため注意しなければなりません。

  • 変形リビング
    変形リビングは主に高層マンションなどで見られる多面体の間取りです。一般的なマンションにはない独特な形は面白さがある一方で、形が特徴的である分、家具配置が難しくなります。

2. 壁面が多くレイアウトしやすい「縦長リビング」

壁面が多くレイアウトしやすい「縦長リビング」

ここでは縦長リビングのメリット・デメリットについて解説します。縦長リビングは壁面が多い一方で、室内の境目が曖昧になりやすくなります。どのようなメリット・デメリットがあるのか抑えておきましょう。

2.1 メリット

縦長リビングのメリットの一つが、リビングの奥にある洋室・和室の独立性が高く、個室として活用しやすい点です。風通しがよく、採光も取れているため作業部屋としても活用できるでしょう。また、ふすまや引き戸を開けることで、一つの大きな部屋として使える点もメリットの一つです。マンションでありながら、広々とした空間を作り出せます。
そのほかにも、リビングやダイニングには壁が多くなるため、家具の配置もしやすくなります。

2.2 デメリット

縦長リビングは、ダイニングとキッチンがどうしても奥の方に設置することとなるため、暗くなりがちです。また、部屋同士の境目が曖昧で区別がつきにくい点にも注意しなければなりません。そのほかにも、和室がバルコニーに面していると、畳が日焼けする可能性もあります。

3. 採光面が多く開放感のある「横長リビング」

採光面が多く開放感のある「横長リビング」

ここでは横長リビングのメリット・デメリットについて解説します。横長リビングは開放感や明るさがあるケースが多い一方で、壁が少ないという特徴を持ちます。横長リビングの部屋に興味のある人はぜひ参考にしてください。

3.1 メリット

横長リビングは、リビングとダイニングそれぞれに窓がついているため、開放感があり、明るさを感じられます。キッチンも明るいため、料理が好きな人など、キッチンを使用する頻度が高い人にとっては大きなメリットとなるでしょう。
また、リビングとダイニングが横並びとなっているため、それぞれの部屋の境目が明確で使いやすい点もメリットです。

3.2 デメリット

横長リビングには、リビングの奥に洋室・和室がありますが、ここには窓がついていません。そのため、風通しが悪く、採光も期待できないでしょう。また、奥の洋室・和室にはエアコンを設置できないケースもあり、作業部屋など独立した部屋として使いにくい可能性もあります。
そのほかにも、リビング、ダイニングの窓が大きいため、壁が少なくなり家具の配置が難しい点にも注意しなければなりません。

4. リビングを広く見せたい!空間を広く感じさせるレイアウトのコツを紹介

リビングを広く見せたい!空間を広く感じさせるレイアウトのコツを紹介

家具を配置することで室内に圧迫感が生まれたという人は多いのではないでしょうか。ここでは、リビングを広く見せるためのレイアウトのコツを紹介します。

4.1 リビングが狭く感じる理由は「圧迫感」

リビングが狭く感じられる理由は、室内に圧迫感があるためです。例えば、背の高い家具を設置している、室内に隙間なくみっちりと家具を設置している、収納スペースに物が収まらず外に出ているといった状態は圧迫感を生み出します。背の高い大きい家具は収納力が高いため、購入を検討している人も多いかもしれませんが、圧迫感を生み出す可能性があるため、しっかりと検討したうえで購入するか判断することをおすすめします。

4.2 リビングを広く見せるポイントは「余白」と「抜け感」!

室内で視線が抜ける部分を作ると、広く感じられます。例えば、縦長リビングの場合、手前から奥の窓へと向かう場所に家具を設置しないだけで床を広く見せることができるため、空間が広く感じられます。
また、遠近感を活用することもポイントです。手前に背の高い家具、奥に背の低い家具を置くことで奥行きが生まれ広さが感じられるでしょう。
そのほかにも、足の細い机、フレームタイプのソファなど家具の向こう側の景色まで視線が抜ければ、空間を広く見せられます。

4.3 ①インテリアは明るめの色を選ぶ

どのような色のインテリアを選ぶかも、空間づくりにおいては重要です。室内を広く見せたい場合は、明るめの色を選びましょう。
落ち着いた色合いはかっこよさがありますが、室内全体がダークトーンで覆われると圧迫感が生まれ広さが感じられません。ダークトーンを使いたい場合、壁紙は白などの明るめの色を採用し、インテリアの一部や照明などに活用することをおすすめします。そうすることでダークトーンがアクセントとなり空間全体を引き締めてくれます。

4.4 ②家具はロータイプや脚付きを選ぶ

家具の高さも広い空間を作るためには大切です。例えばロータイプの家具を設置すると、壁の見える範囲が広くなり開放感が得られます。大きい家具が魅力的に見えることもあるかもしれませんが、ソファやチェストなどは高さに注目して選ぶといいでしょう。
また、背の高い家具を選びたい場合、脚の細いデザインのものがおすすめです。これは、脚が細いと床の見える範囲が増え、抜け感が生まれるためです。

4.5 ③床や壁に余白を残す

家具が多いと圧迫感が生まれ、広さを感じられないため、できるだけ床や壁に余白を残すようにしましょう。先ほど説明した脚の細い家具などは余白を生み出すときに効果的です。一方で、いくら脚の細い家具を選んでも、その下に敷くラグに存在感があると狭く感じられるため、インテリアの組み合わせにも注意しなければなりません。

4.6 ④つながりのある空間を意識して抜け感をだす

部屋の境目にあるふすまや引き戸を開け、リビングとバルコニーの間の窓も開けるなどすることで、部屋と部屋につながりが生まれ、開放感のある空間を作ることができます。また、家具の木目や色、向きをフローリングと揃えることでより内外のつながり感を演出できます。

5. 高級マンションのリビングは曲線が美しい

 高級マンションのリビングは曲線が美しい

マンションは縦長や横長のリビングが一般的ですが、高級マンションのなかには曲線美を備えたリビングが少なくありません。ここでは、曲線が特徴的な高級マンションを3つ紹介します。

5.1 パークコート神宮北参道ザ タワー

「パークコート神宮北参道ザ タワー」は、東京メトロ副都心線北参道駅から徒歩1分の場所に位置するマンションです。コーナーウィンドウが設置されており、展望ルームにいるかのような眺望の良さが特徴の1つです。また、本来であれば部屋の角にある柱は眺望を良くするために内側にずらしています。部屋全体が曲線で構成されていますが、トイレも曲線に沿って配置されているほか、ドアも曲線になっているなど、一般的なマンションにはない独特な形状となっています。

5.2 パークコート赤坂檜町ザ タワー

「パークコート赤坂檜町ザ タワー」は、東京メトロ千代田線乃木坂から徒歩8分の場所に位置するマンションです。こちらのマンションは、350度に広がる開放的な景色が特徴的です。コーナー部分の部屋は窓が弧を描いており、一面にパノラマが広がっています。また、赤坂に位置していることもあり、都心の街並みや赤坂御用地など、絵画のような綺麗な形式を楽しむことも可能です。

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5.3 パークコート青山ザ タワー

「パークコート青山ザ タワー」は、東京メトロ銀座線・半蔵門線青山一丁目駅から徒歩3分、東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩7分の場所に位置するマンションです。国内外の有名建築家によるデザイン監修を受けているこちらのマンションは、連続する曲線から構成されるその形状が特徴の一つです。曲線美だけでなく、エネルギー吸収能力を備えたダンバーを持つ制震構造や24時間の有人管理、コンシェルジュなど住民にとって住みやすい環境が整備されています。

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6. まとめ

今回は、マンションのリビングの形状について解説しました。一般的なマンションのリビングは、大きく分けて縦長リビングと横長リビングに分けられます。縦長リビングは壁面が多くなることから家具の配置をしやすく、広々とした空間を作りやすい点が、横長リビングは採光面が多く開放感が得られる点が特徴です。
部屋を広々と見せたい場合、家具の配置や色、高さなどに着目してレイアウトを考えることがポイントとなります。これからマンションへ引っ越す人は、ぜひ今回の内容を参考に広々とした空間づくりに取り組んでみてください。

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