「築浅」のマンションは築何年まで?新築との違いとメリット・デメリットを解説

公開日:2023年03月17日   最終編集日:2023年03月16日

「築浅」のマンションは築何年まで?新築との違いとメリット・デメリットを解説
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目次

「築浅」のマンションは築何年までのマンションを指すのか疑問をお持ちの方もいるでしょう。新築マンションも築浅マンションも同じような物件と認識している方もいるかもしれません。
今回は、「築浅」のマンションの定義や新築との違いを詳しく解説します。「築浅」マンションのメリットやデメリットについてもお伝えするので、参考にしてみてください。

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1. 築浅物件は築何年まで?新築物件との違い

築浅物件は築何年まで?新築物件との違い

一般的に築年数が3年以内または5年以内の物件を「築浅物件」と呼びます。
しかし、築浅物件の中でも築年数が1年の物件と5年の物件では、設備などに差があるケースも考えられます。

1.1 築浅物件の定義

「築浅物件」に明確な定義がある訳ではありません。そのため、不動産会社によって、「築浅物件」の解釈が異なるケースが考えられます。
先述の通り、築浅物件は、築年数が3年以内または5年以内の物件であることが一般的です。物件を探すときは、築年数が何年の物件なのかを調べることをおすすめします。

1.2 「築浅」と「新築」の違い

「築浅」と「新築」の違いは、未入居の物件かどうかです。一度でも人が住んだことのある物件は、「新築物件」には該当せず、「中古物件」という扱いになります。
「築浅物件」とは異なり、「新築物件」には、法律で定義が定められています。国土交通省の「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によると、「新築住宅」とは、新たに建設されたものであり、まだ人が住んだことがなく、築年数が1年未満の物件です。そのため、「築浅物件」の中に「新築物件」が含まれる訳ではありません。

1.3 築浅物件が必ずしも綺麗なわけではない

一般的には築年数が経つほど、設備や建物も古くなる傾向にありますが、リフォームやリノベーションによって良好な状態が保たれている物件もあります。
築年数は、建物の経過年数のため物件の綺麗さを表わすものではなく、物件によって差があることを覚えておきましょう。


「耐震性」については、築年数で判断しやすいです。1981年6月以降に建築されたマンションは新耐震基準となっており、震度6から震度7の地震が発生したとしても倒壊しない基準を満たしています。
旧耐震基準の物件だとしても耐震補強を行っている物件もあるので、築年数が古いからと言って必ずしも耐震性が低い訳ではありません。
築年数だけでマンションを判断するのではなく、外装や内装を実際に確かめるのが重要です。


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2. 築浅物件のメリット

築浅物件のメリット

築浅物件は、価格の面でも設備の面でも住みやすい点が魅力的です。マンションに住むにあたって、家賃や物件価格の費用は重要です。
自分の収入に見合った物件を探す場合、同じ条件の物件であれば、費用が安い方を選ぶ人が多いでしょう。設備に関しても古いものより新しいものの方が、生活しやすいです。
築浅物件のメリットを詳しくお伝えします。

2.1 新築物件より家賃が・価格が安い

築浅物件は、新築物件より家賃や価格が安い傾向にあります。
築浅物件と新築物件では、建物にそれほど大きな違いはありません。一般的に賃貸物件の家賃の相場は、築年数と共に安くなります。三井住友トラスト基礎研究所では、新築時の賃料が100とした場合、10年後は89まで下がるというデータが掲載されています。また、築年数が20年を過ぎると賃料が80まで下がるでしょう。


築浅の物件価格についても家賃と同様のことが言えます。
不動産経済研究所の調査では、築浅マンションの物件価格は、新築マンションの物件価格の約9割程度です。例えば、新築マンションの物件価格が3,000万円だった場合、築浅マンションになると2,700万円で購入できることになります。
新築マンションの物件価格より築浅マンションの方がお値打ちです。

2.2 設備が充実している

築浅マンションは設備が充実しています。
築年数が古いマンションよりもエアコンや給湯器など設備にも最新のものが設置されています。築浅マンションのキッチンは、食器洗い乾燥機や浄水器、ディスポーザーが取り付けられ、バスルームには、ミストサウナや浴室暖房乾燥機が設置されている物件もあるでしょう。
床暖房や断熱窓がある築浅マンションだと、寒い冬も快適に過ごせます。設備が充実していると、日常生活が過ごしやすくなるでしょう。

2.3 室内外ともに綺麗である

築浅マンションは、室内外ともに綺麗なケースが多いです。
近年は、住宅資材も進化しており、室内外ともに劣化しにくい仕様となっています。そのため、築年数5年以内の築浅マンションは綺麗な状態の物件である可能性が高いでしょう。
しかし、築浅マンションであっても前の入居者の住み方次第では、劣化しているケースもあるため、注意してください。

3. 築浅物件のデメリット

築浅物件のデメリット

築浅物件は、家賃や物件価格がお値打ちで、最新設備な物件が多く、メリットが多いイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、デメリットもあります。
築浅物件のデメリットを学んだ上で、自分に合ったマンションを選ぶのが大切です。
具体的にどのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。

3.1 人気があるため物件数が少ない

築浅物件は、人気があるため、物件数が少ない点がデメリットです。
新築物件よりもお値打ちに住めるので、空室リスクを下げることができ、投資家からも注目を集めています。
築浅物件は、物件数が少なく、自分が希望する条件の物件を見つけるのが困難な可能性もあるでしょう。

3.2 アレルギー反応がでることがある

築浅マンションはアレルギー反応がでることがあります。
アレルギー反応は新築マンションで発生しがちですが、築浅マンションでも起こる可能性があるでしょう。
建築資材の接着剤や塗料など物件を建築するときに化学物質を含んだものを使用している場合があり、アレルギー反応がでる入居者もいます。
建築基準法の改正に伴い、建材に規制がかかったことや24時間換気システムを導入している築浅マンションが増えているので、不安に思わなくても問題ないでしょう。

4. まとめ

「築浅」のマンションの定義や新築との違い、「築浅」マンションのメリットやデメリットについて詳しくお伝えしました。
築浅マンションは、法律で定められている定義はないため、築年数が何年かを自分で調べることをおすすめします。
また、新築マンションよりも築浅マンションの方が低価格であり、設備も最新のものを取り入れているケースが多いですが、人気がある分、物件数が少ないのが現状です。
築浅マンションは必ずしも内装が綺麗という訳ではない点や、築年数が古い物件であったとしてもリフォームを行い内装が綺麗になっている物件もあることを覚えておきましょう。

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