新築マンション購入に迷っている人におすすめ!知っておくべき新築マンションのメリットとデメリット

公開日:2023年03月09日   最終編集日:2023年03月07日

新築マンション購入に迷っている人におすすめ!知っておくべき新築マンションのメリットとデメリット
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目次

新築マンションとは、施工から1年未満でなおかつ誰も入居したことがない部屋のことです。この記事では新築マンションの概要や購入するメリット・デメリットを紹介します。
また、新築マンションに向いている人はどのような人なのかについても解説しているため、マンションの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

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1 そもそも新築マンションとは

そもそも新築マンションとは

「新築マンション」という言葉を耳にすることは多いかもしれませんが、そもそも新築マンションの定義は何でしょう。ここでは新築マンションの定義を紹介します。

1.1 新築マンションの定義

新築マンションの定義は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」では新築住宅のことを「新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの」と法律で定められています。
ただし、施工が完了した日から起算して1年が経過した物件は対象外となります。つまり簡単にいうと新築マンションとは、これまで誰も入居しておらず、なおかつ建築から1年未満の物件ということです。施工が完了した具体的な日付に関しては検査済証に記載されています。
引用:住宅の品質確保の促進等に関する法律 - e-GOV法令検索

1.2 施工後1年未満でも人が入居すれば中古マンションの扱い

施工から1年未満の物件であっても、その期間で誰が入居している場合は新築物件としては扱われず、中古物件となります。
物件を探している時、施工から1年未満の物件で「築浅物件」と説明されているケースを見かけたことのある人は多いのではないでしょうか。これは過去に入居者がいたためにこのような説明をしているのです。


また、施工から誰も入居していなくても1年が経過すると「新古マンション」と呼ばれるようになります。それぞれの意味を理解し、どのような状態のマンションなのか判別できるようにしておきましょう。

2 新築マンションのメリット

新築マンションのメリット

ここでは新築マンションに住むメリットを紹介します。マンションの購入を検討しているものの、新築にするか中古にするか迷っているという人はぜひ参考にしてください。

2.1 自分が最初の居住者という特別感

新築マンション最大のメリットともいえるのが、これまで誰も住んでいないということです。自分が最初の入居者となるため、そのことに特別感があります。
入居後に設備などの欠陥が見つかる可能性も基本的には低いため、余計なことを心配したくない人にとってはぴったりです。

2.2 最新の設備と構造

新築マンションの場合、設備や構造は全て最新のものとなります。キッチンやトイレはメーカーの最新設備となり、共有部分の構造も最新となるため気持ちよく日常生活を送ることができます。
耐震性・耐久性に関しても高い基準にあるため、安心感も得られます。

2.3 費用・税制面等の優遇

新築マンションは、中古マンションと比較すると費用面や税制面での優遇を受けることもできます。
例えば、新築の場合、担保価値が高いこともあって、住宅ローンを組むときに金融機関からの評価を得やすく、ローンを組みやすいです。場合によっては、より条件のいいローンを組んだり、保険料を優遇してもらったりすることもあるかもしれません。


また、住宅ローン控除に関しても、中古マンションよりも新築マンションの方が期間や最大控除額が優遇されています。
そのほかにも、中古マンションは不動産会社を介して購入した場合は仲介手数料が発生します。一方で、新築マンションはデベロッパーから直接購入することとなるため仲介手数料が発生しません。


中古マンションと比べると新築マンションはどうしても物件価格が高くなりがちですが、各種優遇措置などを活用することでその差を縮めることができるでしょう。
中古マンションの場合、購入後にリフォームやリノベーションが必要となり、結果的に新築並みの費用がかかる可能性もあります。物件価格だけを気にするのではなく、トータルでどのくらいの費用がかかるのか確認することが大切です。

2.4 修繕積立金が最も安い

新築マンションは、中古マンションと比べると修繕積立金が安くなります。
修繕積立金とは、簡単にいうと10〜15年程度に1度のペースで行われるマンションの大規模修繕に向けて積み立てるお金のことです。
管理組合が毎月入居者から徴収します。修繕積立金の額は、築年数やマンションの規模によって変わってきますが、築年数が浅いほど安い傾向にあります。


つまり、新築マンションは最も修繕積立金が安い時期ということです。マンション購入時は何かとお金が発生することを考えると、修繕積立金が安いことは大きなメリットだといえます。

3 新築マンションのデメリット

 新築マンションのデメリット

新築マンションには、メリットの一方でデメリットも少なからず存在します。ここでは新築マンションのデメリットを紹介します。メリット・デメリットの双方を踏まえたうえで新築マンションの購入を検討してみてください。

3.1 購入価格が高い

新築マンションは設備や構造の新しさ、修繕積立金の安さなどがメリットですが、その分購入価格が高くなります。特に首都圏は新築マンション価格が高騰しており、購入ハードルが高くなっています。

3.2 資産価値の下落率が大きい

一概にすべての新築マンションがそうだとは言えませんが、新築マンションは、資産価値の下落率が大きくなります。
マンションは時間の経過とともに少しずつ価値が落ちて行くものです。特に新築から中古になることに伴う価値の下落率は10〜20%程度になると言われています。
将来的に売却する可能性がある場合、資産価値にも注意しなければなりません。

3.3 購入前に実際の部屋を見ることができない

中古マンションの場合、すでに建物自体が存在しているため購入前の段階で部屋の中をチェックすることができます。
一方の新築マンションは、部屋を見られない状態で購入を判断しなければならないケースが一般的です。これは、新築マンションは一般的に工事の開始とともに販売を開始し、工事を終えるまでに完売を目指すためです。


ホームページなどで部屋の大まかなイメージをすることはできても、実際に現地で内見することはできません。そのため、例えば室内からの眺望や日当たり、風通しの良し悪しなどは、実際に入居しないとわからないでしょう。

4 新築マンション購入が向いている人

新築マンション購入が向いている人

以下のような人は、新築マンションの購入が向いているといえます。

  • 自分が最初の入居者になりたい
  • 最新の設備・構造・デザインの物件がいい
  • 耐震性など安全面を重視している
  • 新しいコミュニティを作りたい
  • 各種優遇措置を受けたい など

メリットの部分でも紹介しましたが、新築マンションは自分よりも前に入居者がいません。そのため、誰かが住んだマンションは避けたい、自分が最初の入居者になりたいと考えている人に向いています。
また、設備や構造が新しく、耐震基準も問題ありません。デザインも最新のトレンドを取り入れているため、新しさにこだわっている人にもおすすめです。


そのほかにも、新築マンションは全員が新しく引っ越してきた人たちばかりであるため、コミュニティを新しく作りたいと考えている人にも向いているでしょう。
新築マンションは物件価格こそ高額ですが、住宅ローンを好条件で組める可能性があるほか、税制面での優遇や修繕積立金の安さなどのメリットもあるため、結果的に初期費用を抑えられる可能性もあります。費用負担を抑えたいと考えている人であっても、意外と新築マンションが適しているケースがあります。

5 まとめ

今回は、新築マンションの定義や新築マンションを購入するメリット・デメリットなどについて解説しました。
新築マンションは、自分が最初の入居者となれる点や設備や構造の新しさ、税制面での優遇措置などさまざまなメリットがあります。一方で、物件価格の高さや内見ができない点などのデメリットには注意しなければなりません。
今回の内容を参考に、マンションの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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