マンションの内廊下と外廊下の違いは?それぞれのメリット・デメリットを解説!

公開日:2023年12月05日   最終編集日:2023年12月04日

マンションの内廊下と外廊下の違いは?それぞれのメリット・デメリットを解説!
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目次

マンション選びで重要な要素の一つが、内廊下(コリドールタイプ)と外廊下(バルコニータイプ)の違いです。それぞれプライバシー、セキュリティ、居住環境などにおいて異なる特徴があります。
この記事では、それぞれの特徴、メリット、デメリットを解説し、住みやすいマンション選びの情報をお届けします。

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1. 内廊下と外廊下の基本的な違い

内廊下と外廊下の基本的な違い

内廊下のマンションと外廊下のマンションには、それぞれの特徴があります。それぞれの特徴を踏まえ、居住者のライフスタイルや優先項目に合わせて、内廊下と外廊下のどちらかを選ぶことが大切です。

1.1 内廊下(コリドールタイプ)の特徴

内廊下のマンションには一般的に以下のような特徴が多く見られます。


高層のタワーマンション:内廊下は高層のタワーマンションに設計されることが多いです。これは、高層ビルのセキュリティとプライバシーを高めるためです。
都心部やビジネス地区に立地:内廊下のマンションは、都心部やビジネス地区など、便利な立地に建てられることが多いです。これは、そうした地域の住民がプライバシーやセキュリティを特に重視する傾向にあるためです。
セキュリティ重視の設計:内廊下のマンションはセキュリティ面に優れているため、セキュリティシステムが充実していることが一般的です。
高級感のあるデザイン:内廊下のマンションは、高級感のあるデザインや仕上げが施されています。エントランスや共有部分に豪華な装飾が施されることもあります。
プライバシーを重視:廊下が外部に面していないため、外からの視線を気にすることなく、よりプライベートな生活を楽しむことができます。

1.2 外廊下(バルコニータイプ)の特徴

外廊下のマンションには以下のような特徴が多く見られます。


低層から中層の建物:外廊下のマンションは、低層から中層の建物に多く見られます。これは、外廊下が建物の外壁に沿って設計されるため、高層ビルにはあまり適していないためです。
郊外や住宅地域に立地:都心部よりも郊外や静かな住宅地域に多く建てられる傾向があります。自然光の取り込みや開放感を重視する住民に適しているためです。
比較的リーズナブルな価格帯:外廊下のマンションは、内廊下のマンションに比べて価格がリーズナブルなことが多いです。これは、外廊下の構造が比較的シンプルであるため、建設コストが低く抑えられることが理由です。
明るい居住空間:外廊下は外壁に面しているため、自然光が住戸内に入りやすく、明るい居住空間を提供します。
開放的なバルコニー:外廊下タイプのマンションでは、バルコニーが住戸ごとに独立しており、より開放的でプライベートな屋外空間を楽しむことができます。


これらの特徴により、外廊下のマンションは、開放感や自然光を重視し、コストパフォーマンスに優れた住宅を求める人々に適しています。また、郊外や静かな住宅地域での生活を望む人にも好まれる傾向があります。

2. 内廊下のメリットとデメリット

内廊下のメリットとデメリット

ここでは内廊下のメリットとデメリットについて解説します。内廊下のマンションにはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。デメリットを理解して、ライフスタイルに合ったマンションを選ぶようにしましょう。

2.1 内廊下のメリット

内廊下のマンションには以下のようなメリットがあります。


プライバシーの保護: 内廊下は建物の内部にあるため、外部からの視線が直接各住戸に入りにくく、プライバシーが守られます。
防音効果: 廊下が建物内にあるため、外部の騒音が住戸内に伝わりにくく、静かな居住環境を維持しやすいです。
セキュリティの強化: エレベーターや階段から直接内廊下にアクセスする設計は、セキュリティ面での安心感を提供します。不審者の侵入が防ぎやすくなります。
悪天候時の快適性: 内廊下は屋内にあるため、雨や雪などの悪天候の影響を受けずに住戸へアクセスできます。
高級感のあるデザイン: 内廊下を採用するマンションは、しばしば高級感を演出するためのデザインや仕上げが施されます。
共有スペースの快適性: エントランスや廊下などの共有スペースが快適に保たれ、住戸間のプライバシーが確保されやすくなります。


これらのメリットにより、内廊下のマンションは、プライバシーや静けさ、セキュリティを重視する居住者に適しています。また、高級マンションやタワーマンションなどで多く見られる設計です。

2.2 内廊下のデメリット

内廊下のマンションには以下のようなデメリットがあります。


自然光の取り込みの制限: 廊下が建物内部にあるため、自然光が住戸内に入りにくく、部屋が暗く感じられることがあります。
風通しの悪さ: 内廊下の構造上、外部からの風が住戸に直接届きにくいため、風通しが悪くなりがちです。
住戸間の隣接性: 内廊下のマンションでは、住戸が廊下を挟んで向かい合うことが多いため、住戸間のプライバシーが確保しにくいことがあります。
共有スペースの維持費: 廊下やロビーなどの共有スペースが内部にあるため、これらの維持管理に関する費用がかかります。
緊急時の避難経路: 廊下が内部にあるため、火災などの緊急時には外部への避難経路が限られることがあります。
建築コストの高さ: 内廊下の設計は複雑であり、建築コストが高くなる傾向にあります。これは、購入価格や管理費に反映されることがあります。


これらのデメリットから、内廊下のマンションは、自然光や風通しを重視する方には不向きな場合があります。また、共有スペースの維持管理費用に関しても考慮する必要があります。

3. 外廊下のメリットとデメリット

外廊下のメリットとデメリット

外廊下タイプのメリットは、自然光と風通しの良さです。直射日光を多く受けられるため、明るい居住空間を保てます。一方で、デメリットはプライバシーの問題や、外部の音が入りやすい点です。詳しく説明をしていきます。

3.1 外廊下のメリット

外廊下のマンションには以下のようなメリットがあります。


自然光の多さ: 外廊下のマンションは、住戸が外部に面しているため、自然光がたくさん入ります。これにより、明るく開放的な居住空間が得られます。
良好な風通し: 廊下が建物の外側にあるため、風が住戸を通り抜けやすく、良好な風通しを得られます。
開放的なバルコニー: 外廊下のマンションでは、住戸ごとに独立したバルコニーを持つことが多く、プライベートな屋外空間を楽しむことができます。
建築コストの低さ: 外廊下の構造は比較的シンプルであり、建築コストが内廊下のマンションに比べて低く抑えられる傾向にあります。
住戸間のプライバシー: 住戸が直接向かい合わないため、外からの視線が気になりにくく、住戸間のプライバシーが守られます。
緊急時の避難の容易さ: 外廊下の場合、火災などの緊急時に外部への避難が比較的容易です。


これらのメリットから、外廊下のマンションは、自然光や風通しを重視する方、開放的な居住環境を望む方に適しています。また、建築コストが低いため、リーズナブルな価格帯の物件を探している方にも適している場合があります。

3.2 外廊下のデメリット

外廊下のマンションには以下のようなデメリットがあります。


プライバシーの問題: 外廊下は建物の外側にあるため、住戸が外から直接見えやすく、プライバシーが確保しにくい場合があります。
防音性の低さ: 外廊下は外部に面しているため、交通音などの外部騒音が住戸内に入りやすく、防音性が低い傾向があります。
気候の影響を受けやすい: 廊下が外部にあるため、雨や風などの気候の影響を直接受けやすく、特に悪天候時の移動に不便を感じることがあります。
セキュリティの問題: 外廊下タイプのマンションでは、セキュリティ面での懸念があります。特に、廊下が外部から容易にアクセス可能な場合、セキュリティのリスクが高まることがあります。
建築スタイルの限定: 外廊下のマンションは、主に低層から中層の建物に適しており、高層ビルではあまり採用されません。
外観の制限: 外廊下が建物の外観に影響を与えるため、デザインに制限が生じることがあります。


これらのデメリットから、外廊下のマンションは、プライバシーや静かな居住環境、高いセキュリティを求める方には不向きな場合があります。また、悪天候時の不便さや外部騒音に敏感な方にも注意が必要です。

4. 購入・賃貸時の考慮点

 購入・賃貸時の考慮点

ここではマンションを購入する際と賃貸する際の廊下の種類の選び方を解説します。それぞれ異なったポイントがありますので、参考にしてください。

4.1 購入時のポイント

マンションを購入する際には、将来の売却や資産価値も考慮に入れる必要があります。内廊下、外廊下それぞれの特性を理解し、自分のライフスタイルに合った選択をすることが重要です。

4.2 賃貸時のポイント

賃貸マンションを選ぶ際には、契約期間や生活スタイルに合わせた柔軟性が求められます。例えば、短期間の居住であれば、日当たりや利便性を重視するのが良いでしょう。

5. まとめ

内廊下と外廊下のマンションはそれぞれに特徴があり、生活スタイルによって最適な選択が異なります。この記事を参考にして、自分にとって最適なマンション選びを行ってください。

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