戸建ては平屋が人気!平屋に住むメリットとデメリットを徹底解説!

公開日:2023年10月06日   最終編集日:2023年10月06日

戸建ては平屋が人気!平屋に住むメリットとデメリットを徹底解説!
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目次

戸建ては、生活のしやすさから平屋が人気を集めています。2階建ての家を建てようか、平屋を建てようか迷われている方もいるかもしれません。
今回は、平屋に住むメリットとデメリットを詳しく解説します。平屋に住んでみたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 平屋とは?人気の理由

平屋とは?人気の理由

「平屋」とは、どんな物件なのか、詳しく知らない方も多いです。平屋に住んだ経験のない方だと、どのような生活になるのかイメージがしづらいかもしれません。平屋が人気の理由を見ていきましょう。

1.1 そもそも平屋とは?

平屋とは、階段がなく、リビングやキッチン、浴室、洗面室、洋室などが1階部分にある建物です。平屋というと、古い日本家屋を想像する方も多いでしょう。現在は、デザインや間取りにこだわりのある平屋が増えており、自分の好みに合わせた外観を演出できます。
平屋の物件を探すときに、「平屋」の表記では見つからないケースもあります。広告では、「1階建て」と表記され、不動産登記や建築基準法だと「平屋建」と記載されるでしょう。

1.2 平屋が人気な理由①ワンフロアで住みやすい

平屋は、ワンフロアのため、階段を上下する必要がなく、赤ちゃんや高齢者にとって安全です。
家事を効率よく行いたいとお考えの方もいるでしょう。2階建ての家だと、洗濯機が1階にあり、洗濯物を干すのに2階まで上がるケースが多いです。重たい洗濯物を持って階段を上下するのは重労働です。


その他にも、掃除機やモップを持って階段を上下するときもあります。ワンフロアだと、階段を上下する手間を省けて、家事を効率的に行えます。2階の掃除もしなくて済むので、家事の時短にも繋がるでしょう。
ワンフロアは、家族全員が同じ空間で過ごします。家族でのコミュニケーションが取りやすい点も嬉しいポイントです。

1.3 平屋が人気な理由②核家族・夫婦2人の生活に適している

年々子供の出生数が減少傾向にあり、子供を持たない夫婦も増えています。核家族や夫婦2人の世帯が多く、広い延床面積の家よりもコンパクトな平屋が人気を集めています。子供が育った後は、高齢者のみの世帯となり、バリアフリーな生活をするために、平屋の家に建て替えるケースもあるでしょう。
平屋は、核家族や夫婦2人の世帯にとって、介護や子育てに優しいバリアフリーな空間が実現でき、生活しやすいと評価されています。

1.4 平屋が人気な理由③地震や台風による被害が少ない

平屋は、地震や台風による被害が少ないのも人気な点です。2階建ての家や3階建ての家と比較しても、平屋は1階より上の重さがなく、家の構造が安定し、耐震性にも優れています。
台風のときに、タワーマンションなど上の階数に住んでいるほど、揺れやすいと聞いたことのある人もいるかもしれません。平屋だと、家自体が低く、強風の影響を受けにくいです。
万が一、火事や地震が発生して避難しなければならない事態に陥ったとしても、平屋だとすぐに逃げれるでしょう。

2. 平屋のメリット

平屋のメリット

平屋には、さまざまなメリットがあります。特に、生活しやすく、家族との絆を深めやすい点が魅力的です。具体的に平屋には、どのようなメリットがあるのかを詳しくお伝えします。

2.1 生活動線が効率的

先述の通り、平屋は、階段を上下せずに平行移動だけで生活できるので、生活動線が効率的な点がメリットと言えます。
平屋でも生活動線をより効率的にするには、「間取り」がポイントです。水回りや部屋の距離が近い間取りだと、掃除や洗濯、片付けがより効率的にできるようになります。


平屋の間取りで注意しなければならないポイントは、「玄関の位置」です。玄関の間取りを隅にすると、反対側の部屋に行くのに廊下が長くなり、遠くなってしまいます。玄関の位置を家の真ん中にすると、スムーズな生活動線ができるでしょう。

2.2 家族とコミュニケーションがとりやすい

家族とのコミュニケーションがとりやすいのも平屋のメリットです。家族がそれぞれ別の部屋にいたとしても、部屋と部屋の距離が近く、お互いの気配を感じやすいので、安心します。
特に、小さなお子様のいるご家庭だと、親の目が届く範囲で遊ばせれて、目を離したすきにいなくなったり、階段から落下したりするのも防止できるでしょう。


2階建ての家に住んでいて、子どもの反抗期で部屋に引きこもってしまい、すれ違いの時間が増えたと感じるご家庭もあるかもしません。平屋でリビング中心の間取りにすると、自然と顔を合わせる機会が増えて、コミュニケーションが取りやすくなります。

2.3 メンテナンスのコストが抑えられる

平屋は、メンテナンスのコストが抑えられます。家を購入したら、ずっと住み続けられるとお考えの方もいるかもしれません。しかし、住み続けるには、家のメンテナンスが必須です。
例えば、屋根や外壁の点検や修繕などが挙げられます。2階建てや3階建ての物件だと、大掛かりな足場を組んで点検や修繕を行いますが、平屋であれば、大掛かりな足場は必要なく、足場代のコストが抑えられます。


老朽化によって、排水管が破損するケースも考えられます。キッチンや浴室が2階にある家は、万が一、水漏れしたら2階の床や1階の天井を点検しなければなりません。平屋だと、排水管にトラブルが発生したとしても、1階だけのメンテナンスで済むので、コストが抑えられるでしょう。

2.4 構造的に安定している

平屋は、構造的に安定している特徴があります。地震の多い日本では、耐震性は重要です。2階建ての家よりも構造的に安定している平屋は、地震のときだけでなく、台風の時も安心です。


平屋で開放感のある間取りにしたいとお考えの方もいるでしょう。2階建ての家は、2階の部分を支える壁や柱が必要ですが、平屋は必要ありません。その分、開放感あふれる間取りにすることが可能です。

2.5 自然災害に強い

近年は、地震や台風など自然災害が多発しています。自然災害にも耐えられるような家が求められています。
平屋は、木造も鉄骨造も2階建ての家と比較して耐震性が高いです。先述の通り、平屋は1階建てで支える荷重が軽く、安定しているため、自然災害に強いです。

2.6 バリアフリーで長く住める

一生に一度の高額な買い物と言われる夢のマイホーム。ずっと住み続けたいとお考えの方も多いでしょう。家を購入したときは、健康に歩けていても、40年後は足腰が丈夫かは、わかりません。2階まで階段をあがるのが億劫になり、物置状態になるケースもゼロではありません。


家の中の階段は、怪我の原因にもなり、注意する必要があります。足腰が弱くなった状態だと、少しの段差も身体の負担になりがちです。
平屋は、ワンフロアで生活ができ、バリアフリーに繋がる間取りとなっています。将来、足腰が弱くなっても平屋だと安心して住めるでしょう。

3. 平屋のデメリット

平屋のデメリット

平屋のデメリットは、立地に関する問題がある点です。平屋は、どのような土地でも建てられる訳ではありません。平屋を建てるには、広い土地が必要であり、坪単価が高くなりやすいので、高額な費用がかかります。平屋の具体的なデメリットを見ていきましょう。

3.1 広い敷地が必要

平屋を建てる場合、広い土地が必要です。建築基準法により、土地に対してどれくらいの広さを建てても良いかが用途地域ごとに決められています。用途地域は、第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域、第一種住居地域など13種類あります。


例えば、建ぺい率が50%だとすると、土地の半分までしか家を建てられません。もし、2階建ての家と同じ延床面積の平屋を建築する場合、2階建ての家よりも広い土地が必要です。

3.2 通風・採光が取りづらい

平屋を建築する場合、周辺環境を確認するのをおすすめします。周辺が2階建ての建物だと通風や採光が取りづらい可能性があります。
平屋は、周辺環境に左右されやすい点がデメリットです。平屋に中庭を作ると、通風や採光の問題も解消されるでしょう。
平屋の屋根に太陽光を設置したいとお考えの方もいるかもしれませんが、日光が当たりにくく、発電しにくい点にも注意してください。

3.3 プライバシー・防犯面が心配

平屋のメリットとして、家族とのコミュニケーションがとりやすい反面、プライバシーが損なわれる可能性もあります。間取りを決めるときに自分の部屋を作るなど工夫するのが重要です。
平屋は、1階建てのため、防犯の対策も必要です。防犯設備を整えたり、近所付き合いを大切にして、空き巣の被害に遭わないようにしましょう。

3.4 坪単価が高くなりやすい

2階建ての家と平屋を比較すると、平屋の方が坪単価が高くなりやすいです。平屋は、基礎部分が大きく、基礎工事に費用がかかります。また、2階建ての方が主流であり、平屋部材は流通量が少なく、仕入れをするのにお金がかかります。
平屋の方が坪単価は高くなりやすいですが、建築業者や建築のプランによって費用は大きく左右されるので、あらゆる視点からコストについて考えるのがポイントです。

4. まとめ

平屋に住むメリットとデメリットを詳しく解説しました。平屋は、核家族や夫婦2人の世帯におすすめであり、生活がしやすい環境が整っています。また、将来的に自分たちが年齢を重ねたとしても、階段を上下する必要がなく、安心して暮らせます。
しかし、平屋を建築するには、土地の広さが必要なため、土地探しは慎重に行うようにしましょう。平屋に住みたいとお考えの方は、自分たちのライフスタイルに合っているかどうかを確認して決めるのをおすすめします。

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