引っ越しで不用品回収してくれる引っ越し業者はどこ?不用品処分の方法と注意点を解説!
公開日:2023年07月27日 最終編集日:2023年07月26日
目次
引っ越しをするにあたって、不用品をどのように処分したらよいか、わからないとお困りの方もいるでしょう。不用品を回収してくれる引っ越し業者に依頼すると、引っ越しもスムーズに進みます。
今回は、不用品処分の方法や注意点を解説します。引っ越し業者と不用品回収業者の違いもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
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1. 引っ越しの際の不用品の処分方法
引っ越しの際の不用品の処分方法は、「業者に依頼する方法」と「自分で処理をする方法」に分かれます。
「業者に依頼する方法」は、引っ越し業者や不用品回収業者に依頼するケースが考えられます。「自分で処理をする方法」は、自治体の粗大ゴミ回収サービスの利用やリサイクルショップへの持ち込み、知人や友人に譲るケースがあるでしょう。その他にも、フリマアプリやネットオークションの利用も挙げられます。それぞれ具体的な処分方法をご紹介します。
1.1 引越し業者に依頼
引っ越しの際の不用品の処分方法は、引っ越し業者に依頼することです。
引っ越し業者に不用品の処分を依頼できると、他の業者に不用品の処分を依頼する手間が省けて便利です。
引っ越し業者は、引っ越しの業務だけでなく、不用品の引き取りを行っているところもあります。多くの引っ越し業者は、不用品の買取や引っ越しで使用した段ボールの回収のみしか行っていないため、引っ越し業者に依頼するときは、確認するようにしてください。
1.2 不用品回収業者に依頼
不用品回収業者に依頼すると、引っ越しの前でも後でも不用品を回収してもらえます。
不用品回収業者によっては、不用品を処分するだけでなく、買取を行っているところもあります。家具や家電は大きく重たいため、処分が難しいですが、不用品回収業者に依頼すると、手間がかからない点が魅力的です。
1.3 自治体の粗大ごみ回収サービスを利用
自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用すると、不用品を回収してもらえます。自分の住んでいる自治体の粗大ゴミ回収方法を調べて、指示に従います。事前に予約が必要なところもあれば、収集場へ直接持ち込めるところもあるので、確認しなければなりません。
粗大ゴミを回収してもらうには、費用がかかります。自治体によっても異なりますが、数百円から数千円かかるでしょう。
自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用すると、公的機関のため、安心感があります。注意すべき点は、粗大ゴミを回収してもらうまでに時間がかかるところです。
自治体によっては、粗大ゴミではなく、ゴミ捨て場に出すケースもあり、確かめるようにしましょう。
1.4 リサイクルショップへ持ちこむ
不用品をリサイクルショップで買取りしてもらうには、状態が良いものでなければなりません。未使用のものや状態の良いものだと高い値段で買取りしてもらえるでしょう。
不用品全てを買取りしてもらえる訳ではなく、値段がつかない物の回収は行っていないため、持ち帰らなければなりません。買取してもらえるか不安な場合は、事前に問い合わせるのをおすすめします。
1.5 知人や友人に譲る
不用品は知人や友人に譲ると良いでしょう。知人や友人が希望している場合は、不用品を片付けられますが、引き取ってもらえない場合は、自分で不用品を処分する必要があります。
洋服は、知人や友人に譲るだけでなく、寄付する方法もあります。
1.6 フリマアプリやネットオークションを利用する
引っ越しの際の不用品は、フリマアプリやネットオークションを利用すると処分できます。
壊れた不用品でも、部品が欲しいと考えている人に購入してもらえる可能性があるでしょう。
注意しなければならない点は、発送するにあたって、梱包作業があるため手間がかかります。フリマアプリやネットオークションを利用するときは、小物や定価が高いものを出品するのがおすすめです。
2. 引越し時に不用品回収をしてくれる引越し業者一覧
引っ越し時に不用品回収をしてくれる引っ越し業者を知りたい方もいるでしょう。全ての引っ越し業者が同じサービスをおこなっている訳ではありません。引っ越し業者の特徴などを詳しく解説します。
2.1 サカイ引越センター
サカイ引越センターは、生活家電や雑貨、衣類など、幅広い種類の不用品買取サービスを実施しています。
宅配買取もおこなっており、送料も無料のため、持ち込みが面倒な不用品があれば、宅配キットの利用がおすすめです。大型家具や絵画、雛人形など買い取り対象外のものもあるので、事前に確認するようにしてください。
2.2 アーク引越センター
アーク引越センターは、テレビや冷蔵庫、エアコンなど家電リサイクル法の対象品目の回収を行っています。
他の不用品の回収はおこなっていないため、自治体の粗大ゴミとして出すか、他の業者を探すようにしてください。
2.3 アート引越センター
アート引越センターは、エアコンやテレビ、乾燥機、冷蔵庫、洗濯機を有料で引き取りしています。
家具や小物などの引き取りはおこなっておらず、不用品を処分するときは、他の方法を考える必要があるでしょう。
2.4 ヤマト
ヤマトホームコンビニエンスにて購入したエアコンやテレビ、乾燥機、冷蔵庫、洗濯機を引き取ってくれます。家電は製造より6年以内、家具は購入してから6年以内と決まっています。
家電リサイクル券は自分で準備しなければなりません。回収費用は、運搬料と出張費で5,500円かかります。
ヤマトホームコンビニエンス以外で購入した家電は購入元へ相談すると良いでしょう。
2.5 アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社は、エアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機の回収を有料でしてくれます。
不用品を全て処分したいと考えている人は、家電以外は回収してもらえないため、他の業者を探す必要があるでしょう。
3. 引越し業者と不用品回収業者の違い
引越し業者と不用品回収業者は、サービス内容が似ていて、それぞれの違いが分からないという人もいるでしょう。引越し業者に依頼した場合と不用品回収業者に依頼した場合のメリットやデメリットを解説します。それぞれの特徴を理解した上で依頼するのをおすすめします。
3.1 引越し業者に依頼した場合のメリット・デメリット
引越し業者に依頼した場合、引越しと不用品の処分が同日にできる点が魅力的です。引っ越し業者によっては、買取を行っているところもあるので、不用品の量などを考慮しながら業者を選択しましょう。
引越し業者に依頼した場合のデメリットは、買取や回収をしてくれる引っ越し業者が少ない点です。また、不用品回収のみのサービスは、おこなっておらず、あくまで引っ越し作業の依頼をしてくれた人に向けてのサービスです。
3.2 不用品回収業者に依頼した場合のメリット・デメリット
不用品回収業者に依頼した場合のメリットは、不用品全てを回収してくれる点です。指定した日に不用品を回収してほしいケースもあるでしょう。そのような時も、自宅まで不用品を回収してくれます。
自治体と比較すると回収費用は高いですが、回収作業を専門としているため、利用者は手間がかからずに不用品を処分できます。
不用品であっても状態が良いものは、買取をしてくれる不用品回収業者もあるでしょう。
不用品回収業者に依頼した場合のデメリットは、全ての不用品回収業者が良い業者という訳ではない点です。トラブルにならないよう、不用品回収業者は慎重に選びましょう。
4. 引っ越しで不用品を処分する際の注意点
引っ越しで不用品を処分するときには、ルールに従う必要があります。家電リサイクル法や自治体の回収ルールを確認しなければなりません。
不用品を処分するときには費用がかかるものです。無料で不用品を回収してもらったとしても、後からトラブルになる可能性もゼロではありません。
引っ越しで不用品を処分する際の注意点を見ていきましょう。
4.1 家電リサイクル法に注意する
引っ越しで不用品を処分する際は、家電リサイクル法に注意してください。家電リサイクル法とは、家電製品から有用な部分や材料をリサイクルして廃棄物を減量し、資源の有効利用を推進するための法律です。
家電製品によっては、鉛やヒ素など有害物質が含まれているものもあるので、正しい方法で処分しなければなりません。
4.2 自治体の回収ルールを守る
自治体の回収ルールを守らなければなりません。自治体では、粗大ゴミの回収など不用品回収をおこなっています。粗大ごみは、自転車や棚、布団など多岐に渡ります。家電リサイクル法の対象品やパソコンは対象外となるので、注意してください。
自治体で回収してもらう場合は、粗大ゴミ回収施設まで持ち込むか、指定場所まで回収に来てもらうことになります。
4.3 回収無料をうたう業者には注意する
回収無料をうたう業者には注意してください。見積もり依頼は無料だったにも関わらず、回収後に料金を請求する悪徳業者が後を絶ちません。
不用品回収業者には、さまざまな業者がいます。インターネットで不用品回収業者を探し、口コミを参考にすると良いでしょう。その他にも、一般廃棄物処理業許可を持っているかどうかも重要です。
4.4 引っ越し前に余裕をもって済ませる
不用品回収は、引っ越し前に余裕をもって済ませるようにしましょう。万が一、引っ越しまでに不用品の処分が終わらないと、不用品も荷物として扱われ、引っ越し業者に手伝ってもらうことになり追加料金が発生する可能性があります。
引っ越しをするときは、時間に余裕をもって取り組むようにしましょう。
5. まとめ
不用品処分の方法や注意点を解説しました。不用品を処分するには、さまざまな方法があるので、自分に合った方法で処分するのがおすすめです。
例えば、小物の場合は、フリマアプリを活用し、家電製品は引っ越し業者に依頼するなどが挙げられます。
業者によっては、不用品の回収に加え、買取もおこなっているところがあるため、事前に調べてから選択しましょう。