シニア向け分譲マンションとは?メリット・デメリットと他施設との違いを解説!

公開日:2023年12月04日   最終編集日:2023年12月04日

シニア向け分譲マンションとは?メリット・デメリットと他施設との違いを解説!
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目次

超高齢化社会と呼ばれる現代は、シニア向け分譲マンションが注目を集めています。将来、自分がシニアになってから、住みたいとお考えの方もいるかもしれません。
今回は、シニア向け分譲マンションの特徴やメリット、デメリットを詳しく解説します。他の施設との違いもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

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1. シニア向け分譲マンションとは?

シニア向け分譲マンションとは?

若者ではなく、シニアにおすすめのマンションです。高齢者になると、今まで住んでいたマンションが住みにくいと感じる方も多いでしょう。例えば、階段や段差などが挙げられます。住まいの中の段差は、転倒する危険性があり、注意しなければなりません。
子供が自立して別のところに住むようになり、ライフスタイルが変わったため、マンションを購入したいと検討する人もいるでしょう。シニアに向いているマンションだと住みやすく、安心して暮らせます。シニア向け分譲マンションの特徴や施設、費用を詳しく解説します。

1.1 シニア向け分譲マンションの特徴

シニア向け分譲マンションの特徴は、バリアフリー化されたマンションであり、高齢者が住みやすい環境が整っています。階段や段差が少ないお部屋が多く、転倒する危険が少ないです。
高齢者になると筋力が低下しがちで、少しの段差や部屋に落ちているもので転倒して入院する事態に陥ってしまうケースもあります。バリアフリーな環境が整っており、快適な老後生活を送りたい方におすすめです。


マンションを購入するため、自分の所有財産になります。購入した後は、売却したり、賃貸したりするのが自由です。将来的に自分の子供に相続させるのも可能です。

1.2 シニア向け分譲マンションの入居条件

シニア向け分譲マンションの入居条件は、「一人で生活が送れる人」や「資産を所有している人」です。
一般的に介護サービスは提供されません。自分一人で生活ができる人でないと難しいです。しかし、要介護認定を受けた人でも、自分で外部の介護サービスと契約して生活する人もい
ます。


シニア向け分譲マンションによって入居者の年齢制限を設定していたり、自立した生活ができる人しか受け入れていなかったり、条件が異なるので、確認してください。
マンションは、「資産を所有している人」しか住めません。なぜなら、マンションを購入して住宅ローンを支払う必要があるからです。その他にも、高額な初期費用や管理費、修繕積立金、水道光熱費、設備費などが挙げられます。高額な費用を支払える財力のある高齢者でないと、住むのが難しいでしょう。

1.3 シニア向け分譲マンションの設備やサービス

高齢者にとって住みやすいだけでなく、設備やサービスも充実しています。例えば、生活をする上での相談やタクシーの手配、来客の対応などが挙げられます。高齢者になると食事の準備するのも苦労しがちです。
立地条件によっては、スーパーまで距離が遠いケースも考えられます。食事の提供を行っているところだと安心です。プールや温泉、カラオケルームが併設されているところだと老後も楽しみながら過ごせます。


シニア向け分譲マンションは、一般的な分譲マンションと似ており、介護サービスは行っておらず、外部業者に委託しています。マンション次第ですが、介護サービス業者と提携している場合は、自分で業者を探さなくても済むでしょう。
高齢者になっても介護サービスを利用しなくても大丈夫と思われている方もいるかもしれませんが、いつ介護が必要な状態になるかわかりません。介護スタッフや看護師が常駐しているマンションもあります。居室やトイレ、浴室で体調不良になった場合、24時間管理人に通報できる設備が整っているマンションもあるでしょう。
設備やサービスは、シニア向け分譲マンションによって異なり、自分の希望する設備やサービスが整っているところを探してください。

1.4 シニア向け分譲マンションにかかる費用

費用は、数千万円から数億円です。月額料金が10万円から30万円かかり、毎月のローンに加えて、支払っていく必要があります。介護サービスを検討している方は、別途料金が必要になります。シニア向け分譲マンションによって、金額には大きな差があり、自分の資産状況に合わせて選択してください。


分譲マンションの購入を検討している方は、不動産会社に相談するといいでしょう。シニア向け分譲マンションの物件数自体は、まだ少ないかもしれませんが、今後は少子高齢化に伴い物件数が増加していくと予想されます。

2. シニア向け分譲マンションに入居するメリット

シニア向け分譲マンションに入居するメリット

入居するメリットは、「老後を楽しめる点」や「資産を残せる点」です。子育てや仕事をしていたときは、自分の時間を確保できなかった人も多いでしょう。子供が成長して、仕事を退職すると、自分の時間ができます。「老後を楽しめる点」が魅力的です。
新たな人との出会いの場でもあるでしょう。娯楽施設があると、有意義な時間を過ごせます。高齢者になってから、新たな趣味を発見するかもしれません。イベントを開催しているマンションだとさらに楽しめるでしょう。


「資産を残せる点」もメリットです。住宅ローンを組んで購入する人もいて、マンションの所有権を得られます。家族に資産を残したり、賃貸物件として活用したりできます。あらかじめ家族に資産を残す前提でシニア向け分譲マンションの購入を検討している方は、相続の問題も関係してくるので、不動産会社に相談してください。

3. シニア向け分譲マンションに入居するデメリット

シニア向け分譲マンションに入居するデメリット

シニア向け分譲マンションに入居するデメリットは、「費用が高い点」や「住み続けられない可能性がある点」、「希望する物件が見つからない可能性がある点」です。
先述の通り、シニア向け分譲マンションに入居するには、高額な費用がかかります。1度支払ったらずっと住み続けられる訳ではなく、毎月支払う費用や毎年固定資産税を支払わなければなりません。住み続けるのに費用が高い点がデメリットと言えます。


購入すると資産になるシニア向け分譲マンションですが、認知症など要介護度が重症化すると「住み続けられなくなる可能性」があります。介護サービスを利用したい場合は、外部に依頼できますが、要介護となると外部の介護サービスだけでは困難になるでしょう。介護に特化した介護付き有料老人ホームへの移動を考えなければなりません。


シニア向け分譲マンションは、まだ物件数が少なく、選択の幅が狭いので、「希望する物件が見つからない可能性」があります。売却や賃貸として貸し出すときの費用相場がわかりにくい点もデメリットと言えます。

4. シニア向け分譲マンションに住むまでの流れ

シニア向け分譲マンションに住むまでの流れ

シニア向け分譲マンションに住みたいけれど、どのような流れで手続きをしたら良いか分からない人も多いでしょう。住むまでの流れをご紹介します。


1. 希望する物件を探すにあたって情報収集を行う
2. 物件の内覧を依頼する
3. シニア向け分譲マンションの購入申し込み
4. シニア向け分譲マンションの契約後に入居


シニア向け分譲マンションに住むまでの流れの一つ目は、「希望する物件を探すにあたって情報収集」を行います。インターネットを活用し、気になる物件があれば、資料請求してください。


二つ目は、「物件の内覧を依頼」します。希望する物件を複数見つけたら、見学の依頼をしてください。見学をすると、資料だけでは得られない情報を入手できます。例えば、食事内容や入居者の雰囲気などが挙げられます。比較しながら検討するのがおすすめです。


三つ目は、「シニア向け分譲マンションの申し込み」です。物件が決まったら、入居申込書を記入し、提出してください。物件によっては、申込証拠金が請求されるケースもあり、必要なものを事前に確認しておきましょう。その後、入居審査や住宅ローンの審査に進みます。


四つ目は、「シニア向け分譲マンションの契約後に入居」です。審査が通ったら、重要事項説明が行われ、手付金を支払って売買契約をします。住宅ローンを組む人は、住宅ローンの契約も行います。残りの金額を支払い、必要書類を提出して完了です。

5. シニア向け分譲マンションと他の施設との違い

シニア向け分譲マンションと他の施設との違い

高齢者にとって住みやすい環境が整っている施設は、シニア向け分譲マンション以外にもサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなどがあります。それぞれどのような違いがあるのかを具体的に見ていきましょう。

5.1 シニア向け分譲マンションとサービス付き高齢者向け住宅との違い

シニア向け分譲マンションとサービス付き高齢者向け住宅との大きな違いは、費用や契約方式が挙げられます。
費用が数千万円から数億円かかるシニア向け分譲マンションに対し、サービス付き高齢者向け住宅は、0円から数十万円必要です。月額料金に大差はないでしょう。
契約方式は、シニア向け分譲マンションだと、購入後、自分の資産となり、所有権がありますが、サービス付き高齢者向け住宅は賃貸物件となります。

5.2 シニア向け分譲マンションと有料老人ホームとの違い

シニア向け分譲マンションと有料老人ホームの違いは、サービス内容や契約方式です。手厚い介護サービスを受けたい方は、有料老人ホームがおすすめです。有料老人ホームの契約方式は、利用券方式のため、売却や賃貸物件として活用できません。

6. まとめ

シニア向け分譲マンションの特徴やメリット、デメリットを詳しく解説しました。資産を残したい方や一人で生活ができる方におすすめです。介護サービスを依頼しないと生活できない方は、住むのが難しいケースもあり、注意する必要があります。
カラオケルームやプールなど設備も整っており、老後も楽しい生活を送りたい方はシニア向け分譲マンションをご検討ください。

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