【2023年】マンション価格が高い理由とは?今後の動向と買い時を解説!

公開日:2023年03月10日   最終編集日:2023年03月07日

【2023年】マンション価格が高い理由とは?今後の動向と買い時を解説!
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目次

マンションの購入を検討しているものの、価格が高いためにどのタイミングで購入すればいいのか迷っている人は多いのではないでしょうか。
この記事では、マンション価格が高い理由と今後の価格の予測、さらにはマンションを購入するタイミングなどについて解説します。

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1 マンション価格が高騰しているのかなぜか

マンション価格が高騰しているのかなぜか

近年マンション価格はさまざまな理由から高騰しています。ここでは具体的な理由を紹介します。理由を把握することで、マンションを購入するべきタイミングも見えてくるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.1建設資材・人件費の高騰

マンション価格が高騰している理由の1つが、建設資材や人件費の高騰です。
インフレや円安など様々な要因が重なり建設資材は高騰しています。また、人手不足により人件費の上昇もマンション価格を押し上げる要因の一つです。
ちなみに、新築の段階で価格が高いマンションは、中古で売り出されても簡単に価格は下がりにくい傾向にあります。

1.2 円安の影響

ニュースでもよく見かけるようになりましたが、昨今では円安の状態にあり、その影響でマンション価格も高くなっています。
アメリカではインフレ抑制を目的として金融引き締めが行われていますが、日本では、金融緩和の状態が続いています。そのため、ドル買い円売りの動きがどんどん加速し、円安の状態が続いています。


では、なぜ円安の状態がマンション価格に影響するのでしょうか。これは、円安が海外投資家による日本の不動産への投資を加速させるためです。
日本の不動産は以前より割安でありながら利回りが高いとされていたこともあり、人気の投資先でした。そのような中で円安が進んだことで投資家にとってはさらに不動産に投資しやすい状況になっています。
新築マンションが投資家によって購入されてしまうと、需要が供給を上回ってしまい、結果的にマンション価格の高騰につながります。

1.3 国の金融緩和政策

政府による金利政策もマンション価格を変動させる理由の1つです。
例えば、住宅ローン金利が上がると不動産の購入を控える人が多くなるため価格が下がりますが、逆に金利が下がると購入希望者が増えるため価格が高騰します。
近年であれば、2022年12月に日銀が長期金利の変動許容幅の引き上げを発表していますが、住宅ローンは今後も低金利の状態が続くと予想され、マンション価格も高い状態が継続されそうです。

1.4 新築マンションの供給減

従来は質よりも量で、新築マンションの供給量が多い状態でしたが、リーマンショックをきっかけに量より質に転換する業者が増え、現在では新築マンションの供給量が以前よりも少なくなっています。
また、近年ではコロナの影響もあって自宅で過ごす時間が増えたことから、需要が供給を上回っており、価格が高くなっています。


また、現在新築マンションを販売している企業は商社系や財閥系が多く、そういった企業が多角経営を行う大手企業であるケースが多くなっています。
多角経営企業の場合、たとえマンションの売れ行きが悪いとしても、他の事業でカバーできるため、価格を落としてまで販売しようとしないケースが少なくありません。こういった点もマンション価格が高い理由となっています。

1.5 ライフスタイルの変化

近年では共働き世帯が増えており、このようなライフスタイルの変化もマンション価格に影響しています。
なぜ、共働き世帯の増加がマンション価格に影響するのかというと、仕事をするために交通の便がいい都市部のマンションを求める人が増えるためです。好立地のマンションは築年数が経過している物件でも人気があるため、売れやすくなっています。


さらに、共働き夫婦は世帯収入が多いため、都市部で好立地の新築マンションであっても、購入できないわけではありません。
こういった層の人々がマンションを購入していることも、マンション価格の高騰に影響します。

2 マンション価格は今後どうなるのか

マンション価格は今後どうなるのか

現在は、マンション価格が高騰している状況ですが、今後価格はどのように変化していくのでしょうか。ここではマンション価格の今後について予想を交えながら解説します。

2.1 新築マンション価格の大きな下落の可能性が低い

新築マンションに関しては、今後すぐに価格が下がる可能性は低いと考えられます。
これは、新築マンションは建設に伴いかかった費用をベースに販売価格が設定されているためです。つまり、数年前の建設時にかかった費用が販売価格に影響しており、企業としては利益をあげなければならないため、すぐに価格を下げることができないということです。

2.2 中古マンションの需要が高まる

新築マンションは供給量が減少しており、さらに価格も高くなっています。さらに、好条件の物件は高価格でも人気が高い状態です。
そのため、新築マンションの購入を避け、価格的にも購入しやすい中古マンションを狙う人が増えると考えられます。

2.3 金融緩和の見直しの注意

先ほども説明しているように、マンション価格に影響を与える要素の1つに住宅ローン金利が挙げられます。
金利が低いとマンションを購入したいと考える人が増え、金利が上がると逆に少なくなります。景気の悪化や物価高など、金融緩和を見直すタイミングはとても難しい状況です。そのため、マンションの購入を検討している場合、金融緩和の情報を把握しておくことが大切です。

3 マンション購入はいつが買い時?

マンション購入はいつが買い時?

マンション価格が高騰していることもあり、いつ購入すればいいのか迷っている人は多いのではないでしょうか。ここでは具体的な買い時について解説します。

3.1 マンションは健康なうちに購入する

マンションを購入する際に覚えておきたいのが「マンションは健康なうちに購入する」というものです。これは、健康を損なうとマンションの購入ハードルが高くなるためです。
マンションを購入する場合、住宅ローンを組んで資金を用意するケースが一般的です。住宅ローンを組む際には団体信用保険への加入が条件になっており、保険は健康である方が加入しやすいため、健康なうちに購入する方がいいというわけです。

3.2 住宅ローンの金利が低い

住宅ローンの金利が低いときもマンションを購入するタイミングだといえます。
金利が低いと利子も少なくなるため、最終的に支払う金額を抑えることができます。逆に金利が高いと同じ金額のマンションでも最終的に支払う額に大きな差が生まれるでしょう。
昨今は低金利の状態が続いているため、マンションの買い時であるといえます。

3.3 欲しい物件に出会ったら購入がおすすめ

価格面から購入するタイミングを検討することも大切ですが、自分が欲しいと思った物件と出会ったら購入を決断することも大切です。
自分が魅力的だと感じている物件は、ほかの人にとっても同じである可能性があり、売れてしまう可能性があります。そのため、時には思い切った決断を下すことも大切です。

3.4 2025年問題

2025年問題とは、2025年以降にいわゆる団塊の世代が75歳を迎えることで様々な問題が発生する可能性があることです。
具体的には、社会保障費の増加により公共サービスに大きな負担がかかることなどが予想されます。
なぜ、2025年問題が不動産の購入に影響するのかというと、以下のような点が関係します。

  • 高齢者の増加に伴い空き家も増加する
  • 相続に伴う売却が増加する
  • 立地適正化計画の進行

高齢になると自宅での生活が難しくなるため、介護施設や病院に入る人が増えます。そうなると、誰も住まない家が増え、高齢者が亡くなると空き家になるケースも増えるでしょう。
また、高齢者が増えるということは、近い将来家の相続が増える可能性があるということでもあります。相続した物件をそのまま売却し現金化する人は少なくないと考えられるため、結果的に不動産市場での供給が増え、購入価格にも影響する可能性があります。


そのほかにも、立地適正化計画が進むことで、地域社会の人口が変化することも予想されます。
立地適正化計画とは、自治体が居住エリアを定め、人口を特定のエリアに集中させることで公共サービスの効率的な運営を実現しようとする計画のことです。立地適正化計画が進むと、自治体が推奨する居住エリア以外は人口が減少し、不動産価格に影響を及ぼす可能性があります。


このように、2025年問題によって不動産価格の変動が予想されるため、場合によっては今すぐにマンションを購入するのではなく、2025年まで待ったほうがいいケースもあるでしょう。

4 まとめ

今回は、マンション価格が高い理由や今後の価格の見通し、マンションを購入するタイミングなどについて解説しました。
マンション価格が高騰している理由としては、人件費や資材価格の高騰、円安、金融緩和政策などが挙げられます。新築マンションに関しては急に価格が下がることは考えにくいため、中古マンションの需要が高まると予想されます。


また、金融緩和政策の動向にも注意しなければなりません。一方で、欲しいと思った物件はすぐに購入する、健康でローンが組みやすいうちに購入することも大切です。今回の内容を参考に、購入のタイミングを検討してみてください。

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