マンションを購入するタイミングはいつ?購入前に知っておくべきポイント【2023年版】

公開日:2023年02月21日   最終編集日:2023年02月20日

マンションを購入するタイミングはいつ?購入前に知っておくべきポイント【2023年版】
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目次

マンションの購入を検討している人の中には、どのタイミングで購入すればいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、マンションを購入する具体的なタイミングや、購入する前に抑えておきたいポイントについて解説しています。今まさにマンションを購入しようとしている人はぜひ参考にしてください。

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1 マンション購入のタイミング【統計から考える】

マンション購入のタイミング【統計から考える】

マンションを購入するタイミングは人によって異なります。ここでは、年齢や収入など、統計データから購入のタイミングを検討してみたいと思います。いつ購入するべきか悩んでいる人はぜひ参考にして下さい。

1.1 『年齢』から考える家を購入するタイミング

1.1 『年齢』から考える家を購入するタイミング

引用:イエウール

家を購入するタイミングを年齢から考えた場合、平均は30代後半から40代前半にかけてとなります。ただし、家の種類によって多少前後しており、分譲戸建て住宅は30歳未満で購入するケースも少なくありません。
住宅ローンの最長期間は35年となっているため、返済計画を考慮すると30代後半から40代前半にかけての購入はタイミング的にもぴったりだといえるでしょう。もちろんそれ以降でもローンを使って家を購入することはできますが、定年後も返済することとなる可能性があるため、その点には注意しなければなりません。

1.2 『世帯年収』から考える家を購入するタイミング

1.2 『世帯年収』から考える家を購入するタイミング

引用:イエウール

世帯年収から家を購入するタイミングを見てみると、平均年収700万円前後の人が多いことがわかります。ただし、700万円ほどの年収がなければ家が購入できないというわけではありません。費用負担を抑えられる中古マンションなどは、年収400万円未満で購入している人が比較的多くなっています。
住宅ローンを活用して家を購入するケースが多いかと思われますが、計画的に返済していくためにも、年収は的確に把握しておくことが大切です。

以下の記事では、年収から見る適切なマンションの購入価格について解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

1.3 『居住人数』から考える家を購入するタイミング

1.3 『居住人数』から考える家を購入するタイミング

引用:イエウール

続いては居住人数から家を購入するタイミングを検討します。
居住人数から考えた場合、戸建て住宅よりもマンションの方が人数が少ない傾向にあります。マンションや戸建てなどどの家の形態を選ぶかは居住人数によってある程度決まると考えることもできます。

1.4 『貯金額』から考える家を購入するタイミング

1.4 『貯金額』から考える家を購入するタイミング

引用:イエウール

戸建てやマンションを購入する場合、自己資金と借入金を組み合わせるケースが一般的です。
貯金額の目安としてはだいたい1,500万円程度は必要と考えている人が多くなっていますが、必ずしも1,500万円がなければ購入できないわけではありません。
また、購入時に負担する自己資金に関しては、建物の種類によって違いがあります。分譲戸建て住宅や中古マンションなど比較的費用を抑えられる形態の場合、700〜800万円が貯金額の目安となりますが、分譲マンションのように費用負担が大きい形態だと1,000万円以上の貯金をしている人が多くなります。

2 マンション購入のタイミング【ライフイベントから考える】

マンション購入のタイミング【ライフイベントから考える】

続いては、マンションを購入するタイミングを、ライフイベントの面から検討してみます。どのような時にマンションを購入することになるのでしょうか。参考にしてみてください。

2.1 『結婚』のタイミングで家を購入

マンションを購入するタイミングとしてよくあるのが、結婚するときです。
結婚は、これからの人生計画を考えるきっかけとなるため、マンションを購入するタイミングとしてもぴったりだといえるでしょう。

2.2 『出産』のタイミングで家を購入

結婚同様、マンションを購入するタイミングが多いのは子どもが生まれるタイミングです。子どもが生まれると、これまで夫婦2人で住んでいた部屋が狭くなるため、広いマンションを購入しようとする人は少なくないでしょう。
また、このタイミングでの購入は、子育て環境を意識して物件を選べる点が特徴です。例えば家の近所に幼稚園や保育園、小学校、公園などがあるかどうかといった点を考慮しながらマンションを選ぶこともできます。

2.3 『子供の進学』のタイミングで家を購入

子どもの進学に伴いマンションを購入するケースもあります。
子どもを通わせたい学校がある場合、その学校区に引っ越すという人もいるでしょう。進学のタイミングでマンションを購入する場合、通学のしやすさや安全性などをチェックすることが大切です。

2.4 『子供の独立』のタイミングで家を購入

子どもが成長して独立したタイミングで、マンションを購入するケースはよくあります。
これまでは、広めの部屋に住んでいたものの、子どもの独立によってコンパクトな部屋に引っ越す人もいます。

3 住宅を購入する決め手は?

住宅を購入する決め手は?

住宅を購入する際には、どのような点が決め手になるのでしょうか。具体的な決め手について解説します。

3.1 家賃と住宅ローンの支払いを比べたとき

それまで賃貸物件に住んでいた人が、家賃と住宅ローンの支払いを比較し、家賃を支払うのが勿体無いと感じると、住宅を購入しようと考えはじめます。
賃貸の場合、自分の資産にはなりません。住宅ローンを組んで住宅を購入した方がいいと考える人もいるでしょう。実際に計算してみると、家を購入したとしても賃貸物件と比較して意外に費用負担が大きくないというケースは珍しくありません。

3.2 老後のことを考えたとき

老後のことを考慮して住宅の購入を検討する人もいます。
これは、健康面でのリスクが高まる老後よりも若いうちの方が家を購入しやすいためです。昨今では、老後資金として2,000万円が必要と言われるなど、定年後の資金を準備しておかなければなりません。
一方で、今後年金需給年齢の引き上げや年金受給額の減額が実際に起こる可能性は十分に考えられます。このような状況を考えると、老後に毎月家賃を支払うことは大きな負担となります。

3.3 ライフイベントの変化があったとき

結婚や出産、子どもの進学・独立などライフイベントに変化が起こるタイミングは、家を購入する決め手となります。
子どもが生まれて、これまでの家だと狭いため新しい家を購入する、子どもの学校の近くに家を購入するといった形です。また、会社での昇給や昇格も家を購入するきっかけとなるライフイベントの1つだといえます。

4 【2023年】住宅を買うタイミングはいつ?

【2023年】住宅を買うタイミングはいつ?

ここでは2023年現在、どのタイミングで住宅を購入するべきなのか解説します。
市場は日々変化しているため、最新の動向を踏まえたうえで、タイミングを見極めることが大切です。

4.1 住宅市場の状況を見極める

住宅市場の動向を把握したうえで、どのタイミングで購入するか検討しましょう。
住宅の不動産価格は国土交通省が発表する不動産価格指標で把握することができます。基本的に不動産が売り時とされているときは買い時のタイミングではありません。そういった情報も踏まえつつ、市場の動きを把握し、タイミングを検討しましょう。

4.2 物価の上昇と円安

物価や円の状況なども住宅購入のタイミングに大きく影響します。
例えば、昨今ではインフレや円安の影響により建築費が高騰しており、新築物件価格も上昇しています。そのため、価格がさらに上昇する前に購入するか、いまは一旦購入を控えておくなど、どのように動くか早めに決断することが大切です。

4.3 住宅ローンの金利上昇

住宅の購入にあたっては、住宅ローンを利用するケースが一般的ですが、ローン金利の動向はチェックしておくべきポイントです。
近年では、低い金利で住宅ローンを利用できます。一方で、長期金利が上昇していることもあり、今後ローン金利が上昇する可能性は十分に考えられます。ローン金利が低いうちに住宅を購入するのも1つの選択肢となります。

4.4 コロナ特需が一巡

新型コロナウイルスが流行し始めた当初は、在宅勤務が広がったこともあって、住宅を購入する人が多く見られました。この時期は、マンションを買いたいのになかなか希望通りの物件が見つからないというケースが少なくありませんでした。
しかし、コロナ禍による特需が落ち着いてきたことで、住宅を探しやすい状況に変化してきています。そのため、この特需が落ち着いたこのタイミングが購入のきっかけになる人もいるでしょう。

5 住宅を購入する決断の前に考えるポイント

住宅を購入する決断の前に考えるポイント

ここでは、これから住宅を購入しようとしている人に向けて、最終的な決断をする前に検討すべきポイントについて解説します。購入はしたいものの、なかなか決断ができずにいるという人はぜひ参考にしてください。

5.1 将来のライフプランを考える

マンションや戸建てを購入すると賃貸住宅とは異なり、一度購入するとそこに住み続けることとなります。そのため、購入前に一度今後のライフプランを考えてみましょう。
結婚や出産の予定、仕事での転勤の可能性などを踏まえたうえで、住宅を購入するべきなのか、賃貸に住むべきなのか考えてみてください。今後のライフプランがまだはっきりとしていない場合、賃貸の方がさまざまな動きに対応しやすいといえます。

5.2 資金計画を立てる

購入にあたって必要不可欠となるのが、資金計画の立案です。
住宅の購入は人生の中でも一番といっていいほどの大きな買い物となります。また、住宅ローンを組んで購入する場合、その後数十年間返済していくこととなるため、ちゃんと支払うことができるのか検討しなければなりません。


具体的にどのくらいの金額を支払うことになるのか、自分の年収や今後の昇給はどのくらいで、無理なく支払うことができるのか、子どもの誕生や進学などがあっても支払い続けることはできそうか、などあらゆるケースを想定しておくことが大切です。
また、近年の住宅ローンでは、頭金を一定額以上用意することで金利が優遇されるケースもあるため、頭金をどのくらい用意するのか検討することも必要となるでしょう。

5.3 新築マンションか中古マンションか

購入するマンションが新築か中古かによって費用負担は大きく異なります。
新築か中古かを選ぶにあたっては、それぞれのメリット・デメリットを整理しておくことが大切です。


新築の場合、設備が最新のものである点が特徴です。耐震性や省エネ性能も高いレベルにあるため、安心して暮らすことができるでしょう。
また、購入後しばらくは建物の修繕が発生しないため、修繕費用の負担が抑えられる可能性もあります。一方で、新築マンションは当然ながら価格が高くなります。


中古マンションは、新築に比べると費用負担を抑えることができます。また、新築マンションよりも中古マンションの方が物件の数が多いため、自分の希望する条件のマンションを見つけやすい点も特徴です。
設備の古さが気になる人もいるかもしれませんが、リフォーム可能なマンションであれば、購入後に自分の希望するデザインに変更することも可能です。ただし、リフォームに伴い費用負担が発生し、結果的に新築マンションを購入するのと大差がないという事態になる可能性もあります。また、築年数が経過していると建物の劣化が進み、修繕費が高くなる可能性もあるでしょう。


以下の記事では、マンション購入に伴いどのような費用が発生するのか解説しています。新築と中古の費用の内訳の違いも取り上げているため、ぜひご覧ください。

6 まとめ

今回は、マンションを購入するタイミングについて解説しました。
マンションを購入するタイミングは人によって異なりますが、30代後半〜40代前半にかけて購入する人が比較的多くなっています。また、結婚や出産などのライフイベントに伴い購入する人も少なくありません。
購入にあたっては、市場や金利、物価の動向をチェックすることが大切です。また、将来のライフプランを考え、詳細な資金計画を作ることも重要なポイントだといえます。

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