住みたい間取りは見つかった?憧れる人も多い高級マンションの間取りとは?その魅力と特徴を知って物件探しに活かそう!

公開日:2022年10月26日   最終編集日:2022年10月27日

住みたい間取りは見つかった?憧れる人も多い高級マンションの間取りとは?その魅力と特徴を知って物件探しに活かそう!
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目次

お部屋探しで頭を悩ませるのが「間取り」です。自分にとって理想的な「住みたい間取り」がすぐに見つかれば良いですが、なかなか望むような間取りになっている物件が見つからないということは少なくありません。
しかし高級マンションと呼ばれるハイグレード物件であれば、理想の間取りを見つけられる可能性は高まります。
そこで今回は「高級マンション」と「住みたい間取り」というテーマで、その特徴や魅力を紹介していきます。ぜひ最後まで読んでいただき、物件探しの役に立ててください。

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1. 憧れる人も多い高級マンションの間取りとは?

憧れる人も多い高級マンションの間取りとは?

まずはじめに高級マンションの間取りの特徴を一般的なマンションと比較しながらお伝えします。

1.1 高級マンションの間取りの特徴

一般的なマンションの場合、限られたスペースに生活に必要なものから流行りのニーズを工夫して詰め込みますので窮屈な印象を受けることもあります。
しかし高級マンションの場合は床面積が広いため、狭く感じるといったネガティブな印象を受けることはほとんどありません。
例えば同じ3LDKのマンションでも、床面積が70㎡と100㎡では間取りを考える段階でプランの自由度や選択肢に大きな差が出ます。
これによって一般的なマンションよりも高い居住性や採光性、また間取りに「ゆとり」が生まれます。

1.2 居住性の高さ

高級マンションは、そこに住む人がその住み心地に高い満足感を感じてもらえることを非常に重要視しています。
単に高級な素材や建材を使ってそれを達成しようとしているわけではなく、生活のワンシーンごとに「この物件を選んで良かった」と思えるような計算を取り入れて設計されていることが特徴です。


例えば高級車の後部座席に乗ったときのことをイメージすると分かりやすいでしょう。高級車の場合、乗車した瞬間に一般的な車とは違った乗り心地を体全体で感じられますが、高級マンションに住むと同じような高い居住性を自然に感じることができます。
視界に入るものから普段は目につかない細部に至るまで、満足感を得られる居住性にこだわって建てられているのが高級マンションです。

1.3 採光面の多さ

高級マンションは室内が明るくなるような間取りに工夫されていることが多いのも特徴です。これは窓の数が多かったり大きいことを意味しますが、特にリビングにはひと際大きな一面ガラスなどが取り入れられていることも少なくありません。
そんなリビングの大きな窓から取り入れた自然光はリビングを明るくするのはもちろんですが、間取りの工夫によってキッチンや玄関ホールにまでその光が届くようになっていることもあります。リビングの大きな窓は夜になれば夜景を眺めることができますので、実用的なだけでなく高級マンションならではのラグジュアリーさの演出も担います。

1.4 ゆとりある広さ

高級マンションの間取りは非常にゆったりとしており、「ゆとり」を感じることができます。これは高級マンションならではの広い床面積だからこそ実現できることですが、一般的なマンションで感じることもある窮屈さとは無縁の生活ができるでしょう。
各部屋が広いのはもちろん、玄関やバスルーム、またキッチンやウォークインクローゼットなども広く作られています。
どこかのスペースを狭くして犠牲にしなければいけないということがありませんので、室内のどこにいても「ゆとり」を感じることができます。

2. 高級マンションの間取り10選!

高級マンションの間取り10選!

高級マンションには、その素晴しい間取りを実現するための工夫や設備が散りばめられています。その他にも「あると便利」な設備も多いですので、この項目ではそんな中から特に注目したい設備や設備を10選紹介します。

2.1 ワイドスパン

ワイドスパン

高級マンションで多く見られる間取りが「ワイドスパン」です。ワイドスパンとはバルコニー側に広い間口が設けられており、そのバルコニーに沿ってリビングや部屋などが1部屋もしくは2部屋程度ある間取りのことを指します。
ワイドスパンを採用すると横長の住戸になるため、一般的なマンションでは全体の住戸数が少なくなってしまうことが理由であまり採用されることはありません。
従ってワイドスパンは高級マンションならではの間取りと言えるでしょう。この間取りは採光性や通気性を高めてくれるのに役立つだけでなく、バルコニーそのものの面積も広いことから、ガーデニングをしたりするなど「そのスペースの利用方法の選択肢」も増えます。

2.2 センターイン

センターイン
引用:ノムコム マンションデータPlus

センターインと呼ばれる間取りも高級マンションで多く採用されている代表的な間取りです。センターイン型マンションと物件紹介されることもありますが、これは住戸の真ん中付近に玄関が配置されている間取りになっているマンションのことを指します。
住戸の中心に玄関が設けられることで各部屋へアクセスする廊下面積も少なくなり、床面積を最大限広く有効活用することが可能です。
このセンターインは構造的な複雑さを持ち建築費用が割高になることから、先ほどのワイドスパン同様、あまり一般的なマンションでは見られない高級マンションならではの間取りです。

2.3 メゾネット

メゾネット

一部の高級マンションで採用されているのがメゾネットタイプの間取りです。メゾネットタイプとは、2階建ての戸建てのような間取りのことを指します。
最も一般的なのが上下2つの階が1戸で構成され、1階と2階が内階段でつながっている「2階建て」タイプです。モダンな高級旅館のようなオシャレさだけでなく、隣室との騒音の心配が少ない、また1階と2階の上下を使い分けて来客時にプライバシーを守りやすいなどの特徴があります。
ちなみに、マンション最上階とその階下で構成される「ルーフメゾネット」と呼ばれるタイプは1棟のマンションの中で限られた戸数しかなくステイタスも感じることができます。

2.4 ルーフバルコニー

 ルーフバルコニー

高級マンションではルーフバルコニー付きの間取りも多く見られます。ルーフバルコニーとは、階下の屋根部分のスペースを床に利用してバルコニーを設けたもので、一般的なベランダよりも広いのが特徴です。
広さはマンションによってそれぞれですが、高級マンションの場合はリビングなどよりも広い場合もあり、ガーデニングはもちろん、子どもと遊んだりオープンテラス風のカフェスペースにしたりすることもできます。

2.5 アイランドキッチン

アイランドキッチン

アイランドキッチンと呼ばれるオシャレなキッチンが備えられていることが多いのも高級マンションの間取りの特徴です。アイランドキッチンとはキッチンの四方が壁に接しておらず、完全独立型の離島のような配置になっているキッチンのことで、カウンターキッチンの一種になります。
デザイン性の高さと室内を開放的に演出してくれるのが大きな魅力で、リビングダイニングが広くなければ設置できないことから高級マンションならではのキッチンとも言えます。

2.6 採光面の多いリビング

採光面の多いリビング

先ほど採光についてお伝えしましたが、リビングの採光面が多いのも高級マンションの特徴です。広い一面ガラスだけでなく、リビングのコーナーを利用して大きな採光窓が二面設けられていることも珍しくありません。
また高級タワーマンションなどではリビングの一部が緩やかなカーブを描いており、その部分が大きなガラスになっていることもあります。
このような採光性を持つマンションは季節や時間帯にあまり影響されずに光を取り込むことができますので、いつも明るいリビングになります。

2.7 ダブルボウル

ダブルボウル

高級マンションでは、洗面ボウルが2つ設置された洗面台を見かけることがあります。これはダブルボウルと呼ばれますが非常に利便性の高い設備の一つです。二人同時に洗面所を利用できるため特に朝の忙しい時間帯に役立ちます。
効率的に朝の準備ができ時間の節約にもなるため、生活にゆとりが生まれて「暮らしやすさ」が実感しやすい設備と言えるでしょう。

2.8 ウォークインクローゼット・シューズインクローゼット

ウォークインクローゼット



シューズインクローゼット
引用:日建ホーム

収納スペースが充実していることも高級マンションの魅力ですが、代表的なのがウォークインクローゼットやシューズインクローゼットです。どちらも整理整頓がしやすいのはもちろん、生活感を隠して常にモデルルームのようなすっきりとした空間を維持するのにも役立ちます。
高級マンションのウォークインクローゼットやシューズインクローゼットは広さも十分なため、ちょっとしたトランクルームのように普段使わない物を収納しておくことができるのも魅力です。

2.9 フラット玄関

フラット玄関

一般的なマンションと高級マンションでは玄関から違いを感じることも少なくありません。その一番の理由は玄関そのものが広いことが挙げられますが、それ以外にも玄関の仕様が異なることも理由の一つです。
特にフラット玄関と呼ばれる玄関は、玄関と廊下の境目部分にある「上がり框(かまち)」がなく、段差のないスタイリッシュな空間を演出してくれて高級マンションに相応しいデザイン性の高さを見せてくれます。
このフラット玄関に大きな収納や先ほどのシューズインクローゼットがあれば、玄関の生活感を最小限に抑えることができるでしょう。

2.10 クランクイン玄関

フラット玄関の他にもクランクイン玄関というタイプを採用している高級マンションもあります。クランクイン玄関とは玄関の少し先の廊下部分がコーナーになっている玄関のことです。
一般的なマンションの場合、玄関に入ると直線的な廊下の先にリビングダイニングなどが見えるようになっていることが多く、室内の様子が視覚に入ってしまいます。
これはプライバシーの確保や生活感の露出という面ではマイナス要素となってしまいますが、クランクイン玄関は「その先のコーナー」によってそれを防ぐことが可能です。
たった一つのコーナーですが、そんな間取りにするにはスペースが必要であることから、高級マンションでなければなかなか採用できない贅沢な造りになります。

3. その他の人気の間取り

その他の人気の間取り

先ほどの項目で高級マンションに多く見られるさまざまな間取りや設備などを紹介しましたが、ここではその他の人気の間取りを補足として紹介します。ぜひこの項目もぜひ確認していただき、「住みたい間取り」のマンション探しに役立ててください。

3.1 角住戸

最初に紹介するのは角住戸です。角住戸とはマンションの棟の端に位置しており、四方向のうち三方向が建物の外壁に接している住戸のことを指します。
角住戸は窓を多く採用できることから、日当たりや風通しが良く人気です。同じ階の住戸からの生活音も聞こえにくく騒音に悩まされる心配もあまりありません。

3.2 両面バルコニー

両面バルコニーも人気の間取りの一つです。両面バルコニーは一つの住戸内に二つのバルコニーが設けられているタイプのことで、「東側と西側」もしくは「南側と北側」で向かい合っているものを指します。
前述したセンターイン型マンションなどで多く見かけますが、高い採光性や換気性が期待できます。ちなみに住戸の「北側と西側」や「南側と東側」のようにそれぞれのバルコニーが対面で向かい合っていないタイプは「二面バルコニー」と呼ばれます。

3.3 専用ポーチ

高級マンションの場合、各住戸に専用ポーチが設けられていることも少なくありません。専用ポーチは玄関ポーチとも呼ばれますが、玄関の外側に門扉があるスペースのことです。
一般的なファミリータイプのマンションなどでも見かけることはありますが、高級マンションの方が広々としており、門扉もハイグレード仕様になります。
専用ポーチは専用使用権が住人に付与されていることがほとんどですので、マンションの規約の範囲であれば自由にそのスペースを活用することができます。玄関の前に門扉があることによって防犯性が高まることも期待でき、一定の人気がある設備の一つです。

3.4 センターリビング

住戸の中心にリビングが配置された「センターリビング」と呼ばれる間取りも人気です。リビングを中心に生活が展開されますので、家族とのコミュニケーションの機会が増えることが期待できます。
家族全員が忙しく働いたり通学しており、すれ違いの多いファミリーなどにおすすめの間取りと言えるでしょう。

3.5 ワークスペース(書斎)

間取りのバラエティーが多い高級マンションの中にはワークスペース(書斎)が設けられている物件もあります。一般的なマンションではワークスペースを確保するのが難しく、寝室と兼用で使ったり、場合によってはウォークインクローゼットのわずかなスペースを工夫して使うこともありますが、やはり専用の部屋がある方が仕事もはかどります。
高級マンションをお探しの方でリモートワークを行う人は、ワークスペースのある物件を選ぶことで自宅での仕事の生産性向上、またプライベートと分けたメリハリのある生活が期待できるでしょう。

3.6 可動間仕切り

部屋の模様替えや来客対応するときに便利な可動式間仕切りがある高級マンションも一定の人気があります。可動式間仕切りの仕様はさまざまですが、天井や床に固定レールのないマグネットタイプなどは簡単に間仕切りを取り外しできて便利です。
自分好みに自由に室内空間を創ることができますので、気になる方は物件探しのときの条件の一つに含めてみると良いでしょう。

4. 住みたい間取りの見つけ方とは?

 住みたい間取りの見つけ方とは?

では最後に「住みたい間取り」の見つけ方をお伝えします。漠然と物件探しをするよりも、ある程度条件を絞った方が効率的で希望の物件に出会える可能性も高まりますのでぜひチェックしてみてください。

4.1 自分(家族)に合った間取りを選ぶ

間取りを考える上で「住む人」、つまり自分に合っているかどうかは大切です。
同居する家族がいる場合は家族全員のライフスタイルも同じように考慮することが求められます。もちろん予算が無制限ということはありませんので、世帯収入に応じて無理のない範囲の物件を選ぶことも重要です。
人によって希望の間取りの条件はさまざまですが、全ての条件を満たす物件は経済的負担が高くなる、もしくは探せないことも多いですので、優先順位をつけて物件探しを行うとスムーズに満足できる物件を見つけることができるでしょう。

4.2 家族構成

各世帯に適した間取りを探す場合、まずは家族構成をもとにして考えることがおすすめです。
例えば夫婦と子ども2人の4人家族の場合で2LDKのマンションを選ぶと、夫婦の寝室に1部屋を使用すると、子ども部屋が1つしか残らず年齢によってはプライバシーが確保できずに困るということも考えられます。この家族構成の場合は3LDKもしくはそれ以上の部屋がある間取りが理想と言えるでしょう。


一方、夫婦やカップルの二人暮らしであれば2LDK、場合によっては1LDKでも十分な場合もあります。部屋は多くあればあるほど良いというものではありませんが、足りない場合は毎日の生活にストレスを感じることもありますので注意しましょう。

4.3 生活導線

部屋の数だけでなく生活動線もよく確認することをおすすめします。掃除や料理などの家事がしやすいかどうか、内見時には実際にそのマンションに住むことを具体的にイメージしながらチェックすると良いでしょう。


その他にも生活動線では気を付けるポイントはいくつかあります。
例えば、先ほど紹介したセンターリビングは家族間のコミュニケーションに役立ちますが、バスルームやトイレまでの動線にリビングがあることが多く、年頃の子どもがいる家族には向かないこともあります。
生活のしやすさや室内の移動の効率性だけでなく、住む人の年齢や性格、また関係性などもしっかり考慮するようにしましょう。

4.4 来客導線

来客があったときの動線もチェックすることをおすすめします。先ほど紹介したアイランドキッチンはデザイン性が高くて人気ですが、キッチンからの匂いがリビングダイニングなどに充満しやすかったり、どこからでもキッチンまわりが見えるため、来客が多い人におすすめとは言えません。
一方、メゾネットのマンションは、1階の一部を来客スペースにし、2階をプライベートな空間にするなど使い分けができて便利です。


また、可動式間仕切りが備えられているマンションであれば、必要に応じて間仕切りを設置することで都度来客対応ができるスペースが確保できたりしますので検討する価値はあるでしょう。
ただし来客動線を過度に気にするとなかなか希望の物件が見つからなかったり、自分や家族の生活動線や快適性を犠牲にしなければならないケースも出てきますので注意が必要です。

4.5 収納スペース

収納スペースの有無や広さも注目すべき点の一つです。特に所有物が多い人は収納スペースが充実しているマンションを選ばなければ、せっかくの新居が物で溢れてしまうおそれもあります。
一般的には専有面積の10%程度の収納スペースが理想の目安の一つと言われていますが、所有物の多さや住む人の人数、また年齢などによっても異なりますので、個々の事情をよく考慮することが大切です。
ウォークインクローゼットやシューズインクローゼットがある間取りのマンションは、収納で困ることも少なくなりますので、希望条件に含めて物件探しをしてみるのもおすすめです。

4.6 ライフスタイル

先ほど、住む人のライフスタイルは間取りを考える上で重要であるとお伝えしました。ライフスタイルは人それぞれですが、例えば朝型の人と夜型の人ではチェックすべきポイントも変わります。
朝型の人は日中の活動がメインになりますので日当たりの良い間取りが理想的ですが、夜型の人にとっては朝日が寝室に入ってくるような間取りは不向きです。
また、仕事の帰りが遅く小さな子どもがいる場合には、寝ている子どもへの「音」を気にする程度が少なくなりますので寝室とリビングやバスルームが離れていた方が生活しやすくなります。
その他にもいろいろなケースが考えられますので、今の住まい環境の良い点と改善したい点をピックアップし整理してから物件探しをすると良いでしょう。

5. まとめ

今回は「住みたい間取り」というテーマで高級マンションの間取りを中心に解説しました。
高級マンションは一般的なマンションよりも住み心地は高く、満足できる物件を見つけられる可能性が高まりますので、予算と相談し可能であれば物件候補の一つに含めてみてください。
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