豪華な共用施設は無駄?それとも必要?マンションの共用施設は管理費と資産価値のバランスで見る!

公開日:2022年08月22日   最終編集日:2023年01月31日

豪華な共用施設は無駄?それとも必要?マンションの共用施設は管理費と資産価値のバランスで見る!
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目次

マンションによっては、住居部分だけでなく共用施設が充実しているケースもあります。この記事では、マンションの共用施設について解説します。どのような施設があるのか、共用施設が充実していることの魅力はなんなのか、逆にどういったデメリットがあるのかといった点を取り上げているため、マンションを探している方はぜひ参考にしてください。

1. 豪華で充実した共用施設にはどんなものがある?

マンションに設置されている共用施設の種類はさまざまです。ここでは主な共用施設の種類について解説します。

豪華で充実した共用施設にはどんなものがある?

1.1 ラウンジ

ラウンジとはゆっくり会話をしたり休憩したりするスペースのことです。ホテルに設置されているイメージを持っている人もいるかもしれませんが、マンションにも設置されています。
マンションのラウンジには、スカイラウンジやビューラウンジ、ワークラウンジ、プライベートラウンジなどさまざまなものがあります。スカイラウンジは一般的なマンションには見られない、タワーマンションならではのラウンジだといえます。

1.2 ゲストルーム

ゲストルームは、来客者用に使用する部屋のことです。タワーマンションでよく見かける施設であり、マンションによって和室や洋室などさまざまな部屋があります。1部屋だけでなく複数の部屋を備えたゲストルームも少なくありません。

1.3 キッズルーム、保育施設

キッズルームは子どもが遊ぶことのできる場所です。また、専任のスタッフがいて一時的に子どもを預かってくれる保育施設を備えているマンションもあります。
雨の日など屋外で遊べないときでもキッズルームがあれば目一杯遊ぶことができるでしょう。また、保育施設は子育て中の保護者にとっては重宝します。

1.4 スタディールーム

スタディールームは、その名の通り勉強をするための部屋です。勉強以外にも作業をする際にも活用できるため、リモートワークをする方にもおすすめの施設です。自宅だと集中できないといったときにあると便利でしょう。

1.5 ライブラリールーム

ライブラリールームは、雑誌や本、新聞などが設置されている読書スペースです。自分で本を持ち込んで読むこともできます。大きなリビングのようなイメージで使用できる施設です。

1.6 パーティールーム

パーティールームは、読んで字のごとくパーティーを行う部屋のことです。友人を呼んでちょっとしたパーティーを開きたいときなどに活用できます。一般的なパーティールームはキッチンもついているため、料理を振る舞いたいときなどにもおすすめです。

1.7 シアタールーム

シアタールームは、大きな画面で映画などを視聴できる部屋です。リラックスして視聴できるように、リクライニングチェアを設置しているマンションもあります。
ただし、マンションによっては自分でDVDやブルーレイを持参する必要があるケースも見られます。

1.8 スパ・リラクゼーションルーム

スパ・リラクゼーションルームは、温泉やスパなどを備えた部屋のことです。マンション内に設置されているため、わざわざ外出しなくても気軽にリフレッシュすることができます。

1.9 フィットネスジム

フィットネスジムやランニングマシーンやトレーニングマシーンダンベルなどがおいてあり、体を動かすことができる施設です。タワーマンションなどではよく見られる施設です。
スパ・リラクゼーションルーム同様、わざわざ外のスポーツジムに行かなくても体を鍛えたり、運動したりできるため、住民にとって非常に重宝する施設だといえます。

1.10 プール

マンションによってはプールを設置しているケースもあります。しかし、プールは他の共用施設と比べると、維持費がかかるため、あまり多くはありません。プールがあることで高級感が感じられ、タワーマンションらしさを感じることができるでしょう。

1.11 スカイデッキ

スカイデッキとは、タワーマンションや高層ビルなどの屋上に設置されている展望台のことです。マンションによっては、スカイデッキにフィットネスジムやスパ・リラクゼーションルームを設置しているケースもあります。屋上からの眺望を楽しみつつ、リラックスできる施設です。

1.12 コンシェルジュ

マンションによっては、コンシェルジュが駐在しているケースもあります。コンシェルジュが提供するサービスはマンションによって異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

  • 来客対応
  • 共用施設の予約受付
  • クリーニングの受付
  • 郵便物の発送手配
  • タクシーの手配 など

日常生活のちょっとした場面でもコンシェルジュを活用できるため、住民にとっては大きな助けとなるでしょう。

1.13 バレーサービス

バレーサービスとは、主にホテルなどで行われている駐車サービスのことです。自分の車をスタッフに預けて駐車してもらえ、外出する際は玄関まで車を出してもらえます。
マンションの地下に駐車する場合、地下まで行くのが手間になるケースもありますが、バレーサービスがあれば、そのような手間を省くことができます。

2. 豪華な共用施設は使わないからいらない?資産性の観点で見る共用施設の魅力とは

豪華な共用施設は使わないからいらない?資産性の観点で見る共用施設の魅力とは

「共用施設はあまり使わないからいらない」と考える人もいるかもしれませんが、共用施設はさまざまな魅力を備えており、使わなくても住民にとってはさまざまなメリットをもたらしてくれます。ここでは豪華な共用施設を備えたマンションの魅力について解説します。

2.1 充実した共用施設はマンションの大きな魅力のひとつ!

共用施設が充実しているとさまざまな面で活用することができます。例えばフィットネスジムやキッズルーム、スタディルームなどは日常的にも使用する頻度が高くなると考えられます。
共用施設を備えたマンションは価格が高くなりますが、その分日常生活の質が向上する可能性があるでしょう。実際に、施設の充実具合を1つの基準にしてマンションを選ぶ人も少なくありません。

2.2 豊富な共用施設は資産価値が上がる要因になる!

共用施設が充実しているマンションは、資産価値も高くする要素となります。例えば、同じ価格の似たようなマンションがあった場合、共用施設が揃っているマンションを選ぶ人が多いでしょう。
立地や広さに加えて、共用施設もマンション選びをする際の重要な基準となり、資産価値にも影響するものです。将来マンションを売却する可能性がある場合は、共用施設の充実具合を含めてマンション選びをすることが大切です。

2.3 誰もが憧れる豪華な共用施設のマンションは賃貸需要も高い!

共用施設が充実しているマンションに憧れている人は少なくありません。そのため、マンションの購入はできないものの、賃貸で住みたいと考えている人もいます。この点から共用施設が充実しているマンションは賃貸需要も高いといえます。特に駅近の物件で施設が充実していれば、家賃が多少高くても入居希望者が見つかる可能性は高いでしょう。


自分にとっては魅力的に見えない共用施設でも、他人には魅力的に映るケースは十分に考えられます。賃貸としての利用を検討している場合は、共用施設が充実しているマンションも視野に入れておくべきです。

3. 豪華な共用施設のデメリット

豪華な共用施設のデメリット

共用施設が充実しているマンションにはデメリットも存在します。今まさにマンションを探している人は、デメリットも踏まえたうえで適切な物件を選ぶようにしましょう。

3.1 共用施設が豊富なマンションほど管理費は高くなる

共用施設が多いということは、その分各施設の管理費が高くなるということでもあります。自分にとっては必要ない施設でも管理費は発生します。また、将来施設の修繕や設備の更新が発生する場合は、これらの費用を修繕積立金として支払うこととなります。管理費用と利用頻度を考慮するとコストパフォーマンスが低い施設も少なくありません。

3.2 居住者同士のトラブルが発生する可能性がある

施設の利用方法などを巡って居住者間でトラブルが発生することもあります。例えば、フィットネスジムで1人の住民がランニングマシンを占有してしまう、スタディールームで大きな声で会話するといったことが発生するかもしれません。気持ち良く利用するためにも、ルールに沿った利用が求められます。

3.3 使わない共用施設の維持管理費が負担に感じる

自分では使用しない施設でも共用施設の管理費の支払いは発生するため、支払いを負担に感じる可能性があります。例えば、子どもがいない人は基本的にキッズルームを使用しませんが、共用施設である以上管理費が発生するため支払わなければなりません。
使用していない施設でも、その施設はマンションの資産価値を構成する要素であるということを認識しておく必要があります。

4. マンションの共用施設はランニングコストと資産価値のバランスでみるのがポイント!

マンションの共用施設はランニングコストと資産価値のバランスでみるのがポイント!

マンションを選ぶ際は、共用施設の充実具合だけでなく、施設の管理にかかる費用と資産価値のバランスを考慮することが大切です。ここでは、共用施設をチェックする際のポイントについて解説します。

4.1 シアタールームは利用者が少ないうえに導入費用が高額

シアタールームは魅力的に見える施設の1つですが、意外と使う機会が少ない施設でもあります。また、居住者の中にはシアタールームの存在自体を知らなかったというケースも珍しくありません。
一方で、スクリーンやスピーカーなど、設備には費用がかかっているため、管理費は高額になりがちです。映画を見るのが好き、スポーツを大画面で視聴したいといった人にとっては重宝する施設ですが、そうでない人にとっては支払いが負担になる可能性があります。

4.2 キッズルームなどの保育施設は利用する世帯が限られるが人気の施設!

子育て世代にとって、キッズルームのような保育施設は非常に重宝する施設です。施設によっては大型の遊具や絵本、おもちゃなどが揃っているケースもあります。雨の日はもちろん、真夏の暑い日や冬の寒い日など、天気に関係なく遊べる点は大きな魅力です。また、子育てをしている親同士のつながりにも貢献してくれます。
一方で、子どものいない世帯はほとんど使用しない施設となるため、マンションを選ぶ際は、保育施設の有無や施設の管理費などをチェックしておきましょう。

5. 豪華すぎる共用施設のタワーマンションを紹介!

豪華すぎる共用施設のタワーマンションを紹介!

タワーマンションの中には非常に豪華な共用施設を備えているケースもあります。例えば、りんかい線東雲駅から徒歩7分の位置にある「パワータワー東雲」は施設の数が圧倒的に多い点が特徴です。
主な共用施設だけでも以下のようなものが挙げられます。

  • スカイラウンジ
  • ソラプラザビュー
  • ソラプラザプレイ
  • ソラプラザヒーリング
  • ゲストルーム
  • スカイドッグラン
  • ソラプラザギャラリー
  • ソラプラザヘルス
  • ソラプラザアトリエ
  • キッチンスタジオ
  • コミュニティセンター
  • ライブラリーラウンジ など

また、中央区晴海にある「パワータワー晴海」は、オリエンタルランドとタッグを組んで独創的なデザインの共用施設を実現しました。敷地内はイマジネーションランドと呼ばれる5つのゾーンから構成されています。バスケットやフットサル、テニスができるスポーツ施設のほか、バーベキューができたり、テントを張ったりできるなどマンションの枠を超えた充実具合です。

パワータワー晴海の空室を確認する

6. まとめ

今回は、マンションの共用施設について解説しました。保育施設やスタディルーム、ラウンジ、ゲストルーム、ジムなど共用施設の種類はさまざまです。共用施設が充実していると、マンションの資産価値が高くなるだけでなく、賃貸需要も高まります。そのため、将来の売却や賃貸としての利用を想定している人にとっても共用施設は重要なものです。
一方で、施設が多いとその分管理費が高いため、マンション選びをする際は、施設の利用頻度や費用などのバランスを考慮しましょう。

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