住宅ローンの本審査での必要書類を紹介!住宅ローンでよくあるQ&A

公開日:2023年07月24日   最終編集日:2023年07月20日

住宅ローンの本審査での必要書類を紹介!住宅ローンでよくあるQ&A
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目次

住宅ローンは、事前審査、本審査、契約締結という流れで進みます。そして各段階でそれぞれ書類を提出しなければなりません。この記事では、住宅ローンの事前審査、本審査、契約締結の際の必要書類について解説しています。
各段階で必要な書類は若干異なるため、注意が必要です。これから住宅を購入して、住宅ローンを利用しようとしている方はぜひ参考にしてください。

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1. 住宅ローンの流れ

 住宅ローンの流れ

住宅ローンの審査は、売買契約を結んだ後に行われます。そのため、審査で落ちてしまうと物件の購入ができなくなる恐れがあります。
このような事態を回避するために行われるのが、事前審査です。住宅ローンではまず事前審査を行い、その後本審査を行う流れとなっています。
事前審査では住宅ローンの申込者の返済能力の有無などをチェックするとされています。住宅購入と住宅ローンの事前審査、本審査の流れは以下の通りです。

  • 住宅・土地の購入
  • 住宅ローンの事前審査に申し込む
  • 正式に住宅ローンに申し込む
  • 本審査が行われる
  • 本審査を通過すると契約を結ぶことができ、借り入れができる

2. 住宅ローンの本審査に必要な書類とは?

住宅ローンの本審査に必要な書類とは?

住宅ローンの本審査を受けるにあたっては、さまざまな書類が必要となります。ここでは具体的にどういった書類が必要なのか解説します。事前審査で必要な書類や契約時に必要な書類なども取り上げているためぜひ参考にしてください。

2.1 事前審査に必要となる書類

事前審査の際に必要とされる書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 健康保険証(勤続年数を確認するために必要)
  • 収入を確認できる書類(前年分の源泉徴収票など)
  • ローンの返済予定表または残高証明書(他に返済中のローンがある場合)
  • 住宅ローンの借入申込書

なお、具体的には金融機関によって書類が異なる可能性があるため注意してください。また、収入を確認できる書類は、勤務形態によって異なります。
例えばサラリーマンや公務員の場合、前年分の源泉徴収票を勤務先から取得することとなります。また、会社役員などの場合、源泉徴収票のほか会社の決済報告書などで証明してください。個人事業主の場合は確定申告書を税務署から取得しなければなりません。

2.2 本審査に必要となる書類

本審査の際に必要とされる書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 住民票
  • 実印
  • 実印に対応した印鑑証明書
  • 収入を確認できる書類(前年分の源泉徴収票など)
  • 健康保険証(勤続年数を確認するために必要)
  • 売買契約書など購入した物件に関する書類

一部の書類は事前審査と同じですが、印鑑証明や実印、売買契約書などが追加で必要となるため注意してください。特に印鑑証明や住民票は、マイナンバーカードがない場合はコンビニで取得できないため、取得するために市区町村役場に行く必要があり手間がかかります。役場の窓口は、土日の対応はしていないため、時間に余裕を持って早めに取得することをおすすめします。

2.3 契約に必要となる書類

本審査を通過すると、契約締結となります。契約を結ぶ際には以下のような書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 住民票
  • 実印
  • 実印に対応した印鑑証明書
  • 収入印紙
  • キャッシュカード

本審査の際にはなかった収入印紙とキャッシュカードが必要となります。収入印紙はローン契約の契約書に使用するために用意しなければなりません。こちらはコンビニや郵便局などで購入可能です。
また、キャッシュカードに関しては、返済用の口座に対応しているものを提出してください。返済用口座はローン契約を結ぶ金融機関で開設するため、当該金融機関の口座を所有していない場合は合わせて口座開設の手続きをする必要があります。

3. 住宅ローンの借り換え時に必要な書類

住宅ローンの借り換え時に必要な書類

ここでは住宅ローンの借り換えを行う際に必要な書類について解説します。借り換えの場合も事前審査、本審査が行われ契約締結という流れです。

3.1 事前審査に必要となる書類

事前審査で必要とされる書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 健康保険証(勤続年数を確認するために必要)
  • 収入を確認できる書類(前年分の源泉徴収票など)
  • ローンの返済予定表または残高証明書(他に返済中のローンがある場合)
  • 現在返済中の住宅ローンに関する返済予定表
  • 現在返済中の住宅ローンの返済用口座の通帳
  • 建物の間取図・配置図
  • 建物の登記事項証明書

住宅ローンの借り換えの場合、返済中の住宅ローンに関する書類や住宅に関する図面などが必要になる点が新規申し込みとの大きな違いです。建物の登記事項証明書は法務局で手続きをすれば取得できますが、オンライン申請も可能です。

3.2 本審査に必要となる書類

本審査の際に必要とされる書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 住民票
  • 実印
  • 実印に対応した印鑑証明書
  • 収入を確認できる書類(前年分の源泉徴収票など)
  • 健康保険証(勤続年数を確認するために必要)
  • 現在返済中の住宅ローンに関する返済予定表
  • 建物の間取図・配置図
  • 登記事項証明書(土地、建物)
  • 土地の公図

事前審査の違いとしては、土地の公図が必要になる点が挙げられます。こちらは、土地を含めて住宅ローンを利用している場合に必要となるもので、法務局で取得可能です。また、土地の登記事項証明書についても、土地にも住宅ローンを利用している場合に必要となります。

3.3 契約に必要となる書類

本審査を通過し、契約を締結する際に必要とされる書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 住民票
  • 実印
  • 実印に対応した印鑑証明書
  • 収入印紙
  • 登記済証
  • キャッシュカード

新規で住宅ローンを利用する場合との違いは、登記済証があることです。登記済書とは、登記が完了していることを示す書類であり、登記事項証明書とは異なる書類であるため間違えないように注意してください。

4. 住宅ローンでよくあるQ&A

住宅ローンでよくあるQ&A

ここでは住宅ローンに関してよくある質問を紹介します。基本的な質問ですが、意外と知らない人も多いと思われるため参考にしてください。

4.1 住宅ローンの申込はどのタイミングで行う?

住宅ローンの申し込みは、購入する物件が決まった後に行うのが一般的です。なお、事前審査、本審査という流れで審査が進みますが、注文住宅など、一部の物件は事前審査と本審査の間に建築会社との工事契約を締結することもあります。その場合は、建築の申請が降りたタイミングで本審査を申し込みます。

4.2 住宅ローンの申込には費用がかかるの?

住宅ローンの申し込みの際にはさまざまな費用がかかります。例えば、契約締結時に契約書に貼り付ける収入印紙(印紙税)のほか、登記に伴う登録免許税も発生します。登記を代行してもらう場合は、代行手数料も考慮しなければなりません。
そのほかにも、金融機関に支払う手数料や保証会社に支払うローン保証料といった費用も発生します。決して安い金額ではないため、どのくらいの費用になるのか確認しておくことが大切です。

4.3 住宅ローンの借り換え時は、いくら借りられるの?

住宅ローンを借り換えるケースもありますが、借り換える場合、既存の借入額に保証料や登記費用、印紙税といった諸費用を加えた範囲内で借り入れることができます。ただし、金融機関によっては借入可能額が定められているケースもあるため注意してください。また、物件の担保評価によって借入額が制限される可能性もあります。

4.4 住宅ローンを契約したら、確定申告は必要?

住宅ローンを利用しているからといって確定申告が必要なわけではありません。ただし、住宅ローン控除を利用したい場合は、初回のみ確定申告が必要です。
住宅ローン控除とは、年末時点の住宅ローン残高の1%が所得税から控除されるというものです。所得税だけで控除しきれない場合、住民税から控除されます。
控除を受ける最初の年のみ必要な書類を用意して確定申告書を提出しなければなりません。2年目以降は、給与所得者であれば年末調整で住宅ローン控除の適用が受けられるため、確定申告は不要です。

5. まとめ

今回は住宅ローンを申し込む際の必要書類について解説しました。住宅ローンには事前審査、本審査、契約締結と書類を提出する場面が3回あります。それぞれ必要書類が異なるため、今回の内容を参考に早めに書類を準備しておきましょう。また、借り換えの際にも書類提出が必要となるため注意してください。

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