マンションの照明選びでリビングダイニングをおしゃれで快適な空間に!照明選びのコツとおすすめの組み合わせを紹介!

公開日:2022年07月22日   最終編集日:2023年01月17日

マンションの照明選びでリビングダイニングをおしゃれで快適な空間に!照明選びのコツとおすすめの組み合わせを紹介!
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目次

ひと昔前の一般家庭における照明の役割は「光で室内を照らす」だけだったと言われています。部屋にあるのは飾り気のない一灯の天井照明で、それによって照らされた室内の明かりは遊び心もなく短調でした。
しかし時代の変化と共に照明に求められる役割は広がり、現在では「おしゃれな空間を演出するツール」としても用いられています。室内の雰囲気は照明の使い方次第で大きく変えることが可能です。
今回はそんな照明に注目し、マンションのリビングダイニングを「照明の明かり」によっておしゃれで快適な空間にする方法をお伝えします。
照明選びのコツやおすすめの組み合わせなども紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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1. おしゃれで快適な空間を演出する照明選びのコツとは

おしゃれで快適な空間を演出する照明選びのコツとは

レストランやカフェ、またラグジュアリーホテルなど、人々に心地良い時間を過ごしてもらう場所にするためには照明による空間演出は欠かせません。
時には空間演出のプロフェッショナルが照明を自在に操って空間づくりをしますが、専門家ではなくても少しコツを掴めばおしゃれで快適な空間づくりは可能です。
ここでは一般の人でも実践できるコツをいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.1 一部屋に複数の照明(多灯)

冒頭でお伝えしたとおり、ひと昔前の日本の住居では「一室一灯」がほとんどでした。部屋全体を効率的に明るくすることができるというメリットがある反面、おしゃれな空間を作り出すことが難しいのがデメリットです。
実際におしゃれなレストランやカフェなどを見ると、ほとんどのケースで複数の照明が使われています。


そんな身近な事例からも分かるように、照明による空間演出で欠かせないのは部屋に複数の照明を配置する「一室多灯」です。一つひとつの照明を計算して配置することで、一灯だけでは出せない光環境を創り出すことができます。
単調な光でリビングダイニングを照らすのではなく、複数の照明による複雑さや光のコンビネーションを創り出すことが照明を使った空間演出のコツの一つです。

1.2 主照明と補足照明で光りと影のメリハリをつける

もう一つのコツは「光と影」を意識しながら主照明と補足照明を配置することです。
明るい部分と暗い部分をあえて作り出すことで、空間に奥行や立体感を与えることができます。
主照明は部屋の隅が暗くなる程度に調整し、必要に応じて補足照明で暗い部分を照らすなどの工夫を行えば、光と影のコントラストによって空間にメリハリが生まれます。


また主照明と補足照明を上手く使えば特定のインテリアを引き立たせることも可能です。
例えば少し薄暗い壁にかけてある絵画などを補足照明でピンポイントで照らすと、周りとの対比で強い存在感を演出できます。
主照明と補足照明を上手に組み合わせることも照明を使った空間演出には大切です。

1.3 利用シーンに合わせた照明の配光と色

快適な空間作りのコツにはリビングダイニングでの過ごし方を考慮した照明の配光、またその色を選ぶことも挙げられます。リビングダイニングでの過ごし方を踏まえた上で、どんな角度でどの方向に光を当てるか、またその強さや色を計算するようにしましょう。
例えばテレビを見てくつろいだりするリビングスペースでは黄色やオレンジがかった色で優しく照らす、食事を楽しむダイニングスペースは自然光のような柔らかい明るめの色で照らすなどです。


特に照明の色には注意しましょう。例えば趣味の裁縫や読書をリビングルームで行う場合、オレンジの電球色では手元の明るさが不十分で快適に趣味を楽しめません。この場合は強めの青白い色を発する昼光色や白色を調節して配光する方が適しています。利用シーンに合わない照明はストレスの原因にもなりかねません。おしゃれさだけでなく「快適さ」もしっかり考慮するようにしましょう。
ちなみに電球や蛍光灯などの照明の色は、電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色などがあります。

2. 照明の種類と特徴

照明の種類と特徴

照明には以下のようなさまざまな種類があります。

  • シーリングライト
  • シャンデリア
  • シーリングスポットライト
  • ペンダントライト
  • スタンドライト
  • ダクトレール

それぞれ特徴が異なりますので、それを把握し適切なものを選んで使うようにしましょう。

2.1 シーリングライト

シーリングライトは天井に直接設置する照明です。
部屋の一番高い位置から光を照らすため、室内の広い範囲を照らせることが特徴になります。シンプルな見た目ですが高機能な製品も多く、昼白色・昼光色に調色できたり、ブースト機能と呼ばれる一時的に明るさアップできる製品など性能もさまざまです。
省エネかつ長寿命のLEDタイプがほとんどでリビングダイニングの主照明として重宝するでしょう。回転ブレード付きのシーリングファンと呼ばれるシーリングライトもあります。

2.2 シャンデリア

シャンデリアは天井から吊るすタイプの装飾の付いた照明のことです。
デザインのバリエーションは豊富で、上品さのある煌びやかな空間を作り出してくれます。最近はシンプルなデザインもありますが、一般的には豪華なデザインが多く、存在感のあるシャンデリアにしか出すことのできない雰囲気を醸し出してくれるのが魅力です。
趣のあるアンティークタイプのシャンデリアなどさまざまなタイプもありますが、低い天井に設置すると圧迫感を感じたり、視界の邪魔をしたりすることがありますので注意しましょう。

2.3 シーリングスポットライト

シーリングスポットライトは、ダクトレールやライティングレールと呼ばれる照明器具を取り付けられるバー状の部品にスポットライトを付けた照明のことです。通常はダクトレールに単体ではなく複数のスポットライトを設置します。
スタイリッシュでおしゃれな見た目と天井から狙った場所に光を届けてくれるのがシーリングスポットライトの最大の魅力です。自分で取り付けられる手軽なものや、色調調節、オフタイマーなどの機能が付いたリモコン操作可能な製品などもあります。
リビングダイニングの補足照明として検討する価値があると言えるでしょう。

2.4 スポットライト

先ほどダクトレールにスポットライトを複数取り付けたシーリングスポットライトを紹介しましたが、スポットライトは単体でも使用できます。ダクトレールを使わずに直接天井電源(シーリング)に単体で取り付けたり、クリップタイプであれば好きな場所に挟んで簡単に固定することも可能です。
スポットライトはそれが向いている方向だけに光を届けてくれるので、観葉植物を下から照らして演出したり、読書する場所だけを明るく照らすということもできます。
工夫やアイデア次第でさまざまな目的を達成できる利便性がスポットライトの特徴です。

2.5 ペンダントライト

ペンダントライトとは天井からコードや金属棒、またはチェーンなどで吊るして使用する照明のことを指します。
吊るす長さの分だけ「シーリングライトよりも低い場所」に位置し、視覚にも入りやすいためペンダントライトそのものもおしゃれな見た目の製品が多いです。
単体のペンダントライトをおしゃれなインテリアの一つとして使用することはもちろん、ダクトレールから複数のペンダントライトを吊るしたりする使用方法もおすすめです。

2.6 スタンドライト

スタンドライトは置き型の照明器具です。
テーブルなどの上に直接置く小さめのテーブルスタンドライトや、床に置くタイプのフロアスタンドライトなどがあります。
最大の特徴は、持ち運びが簡単で好きな場所に設置できることです。リビングダイニングのコーナーに置いてアクセントにしたり、サイドボードやキャビネットの上に置いて常夜灯として使用することもできます。
その他にもデスクやテーブルの上に置いて読書灯にすることも可能で、さまざまな用途に活用できるのがスタンドライトの魅力です。

2.7 ダクトレール

既にお伝えしましたが、ダクトレールはスポットライトやペンダントライトなどを取り付けられる細長いバー状の照明器具用の部品です。
レール内は電気配線されており、好きな場所に照明を複数取り付けることができます。製品によって耐荷重は異なりますので取り付ける照明の重さには注意する必要がありますが、ダクトレールを使うことによって照明設置のアレンジ性が高まることが特徴です。
豪華な光の演出も可能ですが、基本的にはスタイリッシュでおしゃれな照明環境を作るのに役立ちます。

2.8 間接照明

照明を使った快適かつおしゃれな空間づくりをする場合には、間接照明と呼ばれる光の使い方も重要です。間接照明は照明の光源を直接露出させるのではなく、その反射光を利用します。
一戸建てやマンションの場合は設計段階で間接照明を使うことを計算して建築されることが多いです。もしそうでない場合はリフォームなどを行って間接照明が可能な造りに変えることもありますが、工事不要で家具の裏などに貼って設置できるテープタイプの照明器具なども販売されています。
その他にも反射光だけを出すように設計された間接照明用のフロアスタンドライトなどもあり、リビングダイニングの照明環境づくりに役立ちます。

2.9 和室照明

お住まいのマンションによっては、リビングダイニングとひとつなぎになった中和室や床が畳になっている小上がりと呼ばれるスペースが設けられているところもあるでしょう。それらのスペースには和風にデザインされた和室照明を使うのがおすすめです。
和室照明は木材や和紙などの自然由来の素材をメインにして作られているものが多く、和のスペースならではの雰囲気によく合います。和室に豪華なシャンデリアや洋風のペンダントライトがあると不自然です。
和室には和風にデザインされた和室照明を選んで空間づくりを行うようにしましょう。

3. リビングダイニングをおしゃれに彩る照明選びのポイント

リビングダイニングをおしゃれに彩る照明選びのポイント

実際にどのような照明を選べばリビングダイニングをおしゃれに彩ることができるのか、この項目では照明選びのポイントをいくつか紹介します。
ぜひ参考にしていただき、素敵なリビングダイニング空間づくりに役立ててください。

3.1 お部屋の邪魔をしないシンプルな王道ライト

まずはじめに選んでおきたいのは主照明です。既にお気に入りの家具などでリビングダイニングをコーディネートしている人は、シンプルなシーリングライトを選ぶと良いでしょう。
リビングダイニングを全体的に照らしてくれる主照明をシンプルなシーリングライトにすることで、コーディネートされた空間が照明によって邪魔することはありません。
天井に直接取り付けるシーリングライトは厚みも薄く、存在感を主張することはあまりありません。従って主照明としての役割だけを上手く果たしてくれることが期待できるでしょう。

3.2 デザインで選ぶ個性が光るペンダントライト

前述したように、天井から吊るして使用するペンダントライトはインテリアとしての役割も果たしてくれます。
シーリングライトよりも低い位置で視界にも入りやすいため、特に色やデザインに注目して選びましょう。
例えば、白系で統一されたシンプルでスタイリッシュなリビングダイニングに「素敵な赤色の北欧風ペンダントライト」を吊るせばワンポイントになります。もし部屋がアジアンテイストであれば、ペンダントライトは同じようにアジアンテイストにすると統一感が保てて良いでしょう。


アクセントとしてペンダントライトを選ぶか、それとも雰囲気との調和を重視するかは、リビングダイニングのデザインやコーディネート次第です。
ペンダントライトは特にデザインが豊富ですので、その個性を上手く活かせるものを選びましょう。

3.3 華やかな空間にするならシャンデリア

数ある照明の中でも最も強い存在感を放つのがシャンデリアです。
煌びやかなシャンデリアはリビングダイニングを華やかにし、ワンランク上の上質さも与えてくれます。


シャンデリアは部屋全体が不自然な雰囲気にならないようなデザインの製品を選ぶことがポイントです。
豪華で派手なシャンデリアを背伸びして選んでしまうと、逆にリビングダイニングのグレードが低く見えてしまう恐れもあります。
一般的なマンションにお住まいの場合は、少し控えめなデザインのシャンデリアを選ぶと良いでしょう。ちなみにシャンデリアは生活する上で邪魔にならない高さの範囲で、できるだけ低い位置に設置すると存在感が高まります。

3.4 光をコントロールして穏やかな印象を演出

おしゃれな空間づくりには光を意図的にコントロールすることが重要です。
光をコントロールする要素は、照明の種類やその配置、また照らす方向や光の色などさまざまなものが挙げられますが、照明のシェードにも注目しましょう。
シェードとは照明器具の部品の名称で、電球を覆っている笠の部分のことです。照明の大部分を占めるシェードは照明のデザインに大きな影響を与えますが、それ以外にも光の拡散にも関係します。


光を通さない素材でできたシェードもあれば、光を通す素材でできたシェードもあります。
光を通さないシェードは「光と影のコントラスト」を生み出しやすく、照明そのものを際立たせるのが特徴です。一方、光を通す素材のシェードは穏やかな雰囲気を演出してくれ、光源は柔らかな印象になります。
特にペンダントライトやスタンドライトを選ぶときは、デザインだけでなくシェードにも注目すると良いでしょう。

3.5 お部屋のアクセントにフロアライト

フロアスタンドライトは、先述したように直接床に置くタイプのスタンドライトです。
好きな場所に配置することができ、狙ったポイントにアクセントをつけやすいので重宝するでしょう。ライトアップしない日中はインテリアとしても機能しますので、昼間でも部屋の雰囲気にマッチするデザインを選ぶのも大切なポイントの一つです。
部屋にマッチするフロアスタンドライトを上手に設置することができれば、ワンランク上の照明環境を作りだすことができますので、ぜひ検討してみてください。

4. リビングダイニング照明のおすすめの組み合わせを紹介

リビングダイニング照明のおすすめの組み合わせを紹介

では最後にリビングダイニングにおすすめの照明の組み合わせを紹介します。
これまで紹介してきた照明を使ったコーディネートですので、ぜひ参考にしてみてください。

4.1 リビングもダイニングもシーリングライト

リビングダイニングに開放感を出したい方は、両方のスペースの照明をシーリングライトで統一することをおすすめします。
シーリングライトは平たい形状で室内の上部空間を邪魔しないため、視界が開けて開放的な空間の演出に効果的です。
シンプルさが少し味気ないと感じる方は、リビングの方にシーリングファンを設置を検討してみると良いでしょう。開放感を損なわずにデザイン性を高められますのでおすすめです。

4.2 ダイニングはペンダントライト、リビングはシーリングライト

ダイニングにはおしゃれなペンダントライト、リビングにはシンプルなシーリングライトを設置する組み合わせもおすすめです。
ダイニング側はダイニングテーブルの上部にペンダントライトを配置するのがおすすめで、テーブルの上の料理が映えてよりおいしそうに見えるようにもなります。


ペンライトの位置はテーブルの表面から60cm~80cmが一般的ですが、食事や生活の邪魔にならない高さを確認して調整するようにしましょう。
ペンライトは1個ではなく、テーブルの大きさに合わせてダクトレールで複数個取り付けるのもおすすめです。
リビングは開放感を優先してシーリングライトを設置することで、リラックスできる広い空間を得ることができます。

4.3 ダイニングはペンダントライト、リビングはシーリングライト、アクセントにフロアライト

先ほどの「ダイニングにはおしゃれなペンダントライト、リビングにはシンプルなシーリングライト」の組み合わせに、フロアスタンドライトをリビングにプラスするパターンもおすすめです。リビング側に向かう視線は自然とフロアスタンドライトを捉えますので、空間のアクセントになります。
シーリングライトを色調調節可能なタイプにすれば、そのときの気分に応じてフロアスタンドライトを点けたり消したりしてもリビングの明るさを維持することができ、フレキシブルに照明環境を調整することもできます。

4.4 リビングもダイニングもペンダントライト

統一感を出しつつおしゃれにしたい方は、リビング側もダイニング側も同じペンダントライトの設置を検討してみましょう。
シーリングライトでは出せないおしゃれさをリビングダイニング全体に与えることができておすすめです。もっと個性的にしたい人は、それぞれデザインの異なるペンダントライトに挑戦してみるのも良いでしょう。
リビング側とダイニング側で印象が変わり、センスの良い空間が生まれるのが期待できます。

5. まとめ

今回は「リビングダイニングをおしゃれで快適な空間にする」というテーマで照明について解説しました。冒頭でお伝えしたように、時代の変化と共に照明に求められる役割は広がり、現在では「おしゃれな空間を演出するツール」の一つになっています。
照明機器もその種類やデザインが豊富になり選択肢も増えていますが、天井の構造などによっては設置できないものもありますので、しっかり事前確認することを忘れないようにしましょう。
照明次第で空間の印象は変わります。ぜひ今回の記事を参考にしていただき、自分好みの理想の住まいづくりに役立ててください。

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