マンションの玄関マットの選び方とは?おすすめの玄関マットを紹介!

公開日:2022年07月21日   最終編集日:2022年07月20日

マンションの玄関マットの選び方とは?おすすめの玄関マットを紹介!
Facebook Twitter Hatena Blog LINE Pinterest

目次

玄関マットは必ず敷かなければならない必須のものではありません。
従ってマンションの玄関マットを敷いている家もあればそうでない家もあります。
どちらが良いかは人それぞれ考え方が異なりますので正解はありませんが、玄関マットを置くことでいくつかのメリットが得られるのは確かです。
今回はマンションにお住まいの方向けに玄関マットの役割やメリット、また実際に購入するときに役立つ選び方などをお伝えします。
後半にはマンションで玄関マットを使うときに知っておくべき注意点もあわせて解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

1. 玄関マットの役割と置く場所

玄関マットの役割と置く場所

日本は靴を脱いで家に上がる習慣があるため、そもそも玄関マットの必要性があまり分からないという人もいるでしょう。
もともと玄関マットは玄関で靴を脱がないアメリカやヨーロッパなどで使われてきました。
欧米のさまざまな生活様式や習慣が他の地域に広まってきたことに伴い、日本でもその影響を受けて玄関マットを使用するようになったと言われています。
では靴を脱ぐ習慣を持つ日本での玄関マットの役割とは何か、これについてまず解説していきます。

1.1 玄関マットは何のために置くの?

昔からアメリカなどでは玄関マットは主に靴の汚れを落とすために使われてきました。土足でそのまま家に入ると玄関だけでなく室内も汚れてしまうからです。
ただ日本は靴を脱いで家に上がる習慣があるため、玄関マットの役目を意識している人はあまり多くないでしょう。
日本において玄関マットの役割は「インテリアとしての役割を果たすため」ということが挙げられます。
ただし玄関マットは置き場所や使い方によっては「汚れ」に対してもしっかり機能しますので、実際には「インテリア + 汚れ対策」が現在の日本における役割です。

1.2 玄関マットはどこに置くの?

一般的なマンションの場合、玄関マットを置く位置は主に以下の三カ所あります。

  • 玄関で靴を脱いでから上がる廊下のところ(取次ぎ)
  • 玄関で靴を脱いだり履いたりするところ(土間)
  • 玄関ドアの外

後述しますが、玄関マットを置く位置によってその役割やメリットは変わります。
ちなみにマンションの場合、「玄関の外」の位置に玄関マットを置いてよい場合とそうでない場合がありますので注意しましょう。
それに関しては後半の「5. マンションで玄関マットを置く時の注意点」の項目内で解説していますのでチェックしてみてください。

2. 玄関マットのメリット

玄関マットのメリット

では冒頭でお伝えした玄関マットを置くことで得られるメリットについて解説します。
主なメリットは以下の3つです。

  • 玄関の掃除が楽になる
  • 玄関をおしゃれにできる
  • 靴をきれいに保つことができる

ではそれぞれを確認していきましょう。

2.1 玄関の掃除が楽になる

一つめのメリットは玄関の掃除が楽になることです。
玄関マットが汚れたときは、それを持って手軽に外でホコリを落としたり洗濯機などで洗ったりすることができます。
特に土間や玄関の外に玄関マットを置いている場合は、靴の汚れなどを玄関マット部分にだけ収めることができ、頻繁に玄関の隅々まで掃除しなくてもよくなります。


ちなみに玄関マットは汚れ対策だけでなく傷防止対策としても利用可能です。
特に靴を履いたり脱いだりする土間の床は、年月が経つと細かな摩擦傷が増えて目立ち始めます。
土間だけでなく手荷物を置く頻度の多い取次ぎ部分の床も同様です。
玄関マットを置くことでそれらの床を傷から守ることができるのもメリットと言えます。

2.2 玄関をおしゃれにできる

二つめのメリットは玄関をおしゃれにできることです。
既にお伝えしたように玄関マットはインテリアの役割も果たしてくれます。
色合いやデザインによって玄関の印象を大きく変えることが可能で、自分好みの空間を簡単に作ることが可能です。玄関の床の色などを変えたりするリフォームはある程度の費用と時間がかかりますが、玄関マットであれば手間もかからず安く玄関のイメージチェンジをすることができます。


さらにデザインの違う玄関マットを複数持っていれば、季節や気分にあわせて置き換えることもできるでしょう。
このように玄関をおしゃれに変えるアイテムとして使える点も玄関マットの大きなメリットの一つです。

2.3 靴をきれいに保つことができる

三つめのメリットは靴をきれいに保ちやすくなることです。
玄関の外や土間に玄関マットを置くことで、その場所で靴の底に付いた汚れや泥を落とすことができます。靴の底に付いた汚れや泥が乾いてしまうと取るのは大変です。それを家に入るタイミングである程度取り除けることは大きなメリットと言えるでしょう。
また靴を保管するシューズボックスなどの汚れ対策にもなります。

3. 玄関マットを選ぶ際のポイント!

玄関マットを選ぶ際のポイント!

この項目では玄関マットを選ぶときのポイントをお伝えします。
さまざまなメリットがある玄関マットですが、そのメリットを最大限に活かすためにも「玄関マット選び」は重要です。購入したあとに後悔しないように、ぜひチェックして参考にしてみてください。

3.1 置く場所に適した材質を選ぶ

まず最初に気をつけるポイントは、置く場所に適した材質の玄関マットを選ぶことです。
玄関マットは大きく分けると、屋内用、屋外用、屋内外兼用の3つの種類があります。
種類によって材質も異なり、屋内用は綿や麻、アクリルなどの素材、屋外用はラバー素材、屋内外兼用は塩化ビニール素材などが一般的です。


屋内用の綿や麻でできた玄関マットを玄関の外に置くと、靴の汚れがあまり取れなかったり、玄関マットそのものが早く傷んだりします。
逆に表面が凸凹やザラザラした屋外用の玄関マットは、素足や靴下を履いた足で踏むことが想定される取次ぎの位置には不向きです。
玄関マットを置く目的をしっかり果たすためにも、置く場所に適した材質の製品を選ぶようにしましょう。

3.2 マンションの玄関のサイズに合ったマットを選ぶ

次に気を付けるポイントは、マンションの玄関のサイズに合った大きさの玄関マットを選ぶことです。
玄関の広さはマンションによって異なりますが、特に左右の幅を意識し「玄関マットを置いたあとに見える左右の床面の割合」に注意して玄関マットを選ぶと良いでしょう。玄関マットを置いたあとに左右の床がほとんど見えない、もしくは見え過ぎると不格好で全体的なバランスの悪さが目立ってしまいます。
玄関マットの横幅が「玄関の幅の60%~70%」になるくらいがバランスよく見える目安です。
ただ玄関の形状や好みなども関係しますので、玄関マットを購入する前に段ボールなどを置いて事前にサイズ感を確認するとイメージしやすくおすすめです。

3.3 汚れが目立ちにくいものを選ぶ

汚れが目立ちにくい玄関マットを選ぶのもポイントの一つです。
例えば白系の色は清潔感があってきれいですが、汚れが付くと目立つことから玄関マットの色に適しているとは言えません。
一方、濃い青系の色やブラウン、またダークグレーなどであれば汚れが目立ちづらく、白系の色よりは玄関マットに適しています。
製品によっては防汚加工が施された玄関マットもありますので、色だけでなく機能面にも注目して選ぶと良いでしょう。

3.4 掃除がしやすいものを選ぶ

玄関マットそのものの掃除のしやすさも選ぶときの重要なポイントです。
例えば「ウォッシャブル」と記載されている玄関マットは洗濯機で丸洗いできるため、汚れても洗うのにあまり手間がかかりません。
手入れに時間と手間をかけたくない人は、掃除機できれいに砂やホコリが取れるか、汚れが染み込まない素材かどうか、また簡単にブラッシングできるかなどを、総合的に判断しながら玄関マットを選びましょう。

4. おすすめの玄関マットを場所別で紹介!

おすすめの玄関マットを場所別で紹介!

前述したように、玄関マットはそれを置く場所に適した製品を選ぶことが大切です。
ここではより具体的に以下の2つの場所に置くおすすめの玄関マットを紹介します。

  • 玄関ドアの内側(土間)と外側
  • 玄関からあがったところ(取次ぎ)

4.1 玄関ドアの内側と外側

玄関ドアの内側(土間)と外側に置く玄関マットは、固く頑丈な素材でできた製品がおすすめです。
固く頑丈な素材であれば靴の底に付いた汚れを落とす動作の負荷に耐えられる耐久性があり、さらに長く使えて経済的でもあります。
具体的には高品質のEVA(エチレン酢酸ビニル)とポリアミド繊維素材でできた耐圧効果や変形に強い玄関マットなどです。水切れも良いため土がついても簡単に洗い落とすことができ、掃除にもあまり手間がかかりません。


その他には前述したラバー素材、またココヤシ素材の玄関マットも頑丈でおすすめです。
玄関ドアの内側(土間)と外側に置く玄関マットは直接靴で踏み汚れやすいため、汚れが目立ちにくい色を選ぶと良いでしょう。
ちなみに日本の玄関のドアは外に開くタイプがほとんどです。従って玄関の外に玄関マットを置くときにはその「厚み(高さ)」に注意し、ドアを開けたときに玄関マットに干渉しない厚みのものを選びましょう。

4.2 玄関からあがったところ

玄関からあがったところ(取次ぎ)用の玄関マットは、以下の点を考慮して選ぶのがおすすめです。

  • ウォッシャブル加工されているもの
  • 裏面が床を傷めない素材のもの
  • 裏面が滑り止め加工されているもの
  • ある程度厚みがありフカフカしたタッチ感のあるもの

掃除のしやすさ、安全性、素足や靴下を履いた足で踏むことを想定したクッション性が、特に取次ぎ用玄関マットを選ぶときのポイントです。
具体的には前述した綿や麻などの天然素材でできた玄関マットや、アクリル、ポリエステルなどの化学繊維系の玄関マットなどが挙げられます。
もちろんインテリアの一部になりますのでデザインも重視しましょう。


その他には、抗菌や防臭、また消臭などの機能がある製品を選べば細菌や臭いに対する心配も軽減できておすすめです。
取次ぎ用の玄関マットは汚れ対策というよりもインテリアとしての要素が強いですので、まずはデザインと安全性で選び、次に機能面を確認するといった方法で探すと理想の玄関マットを探しやすいかもしれません。

5. マンションで玄関マットを置く時の注意点

マンションで玄関マットを置く時の注意点

では最後にマンションで玄関マットを置くときの注意点を2つお伝えします。

5.1 玄関の外にはマットを置かない

マンションの各戸の玄関の外側は共用部分として区画分類されます。
アルコーブと呼ばれるマンションの各住戸玄関前にある約1㎡~2㎡程のスペースも共用部分です。ほとんどのマンションで共用部分に私物を置くことは管理規約で禁止されていますので、玄関マットを置かないように注意しましょう。
ただし玄関ポーチがある場合は、入居者に専用使用権という権利が認められていることが多く、玄関の外に玄関マットを置いても問題ないことがほとんどです。
マンションにお住まいの方で玄関の外に玄関マットを置きたい方は、玄関ドアの前に玄関ポーチが設けられているかどうかを確認しましょう。


玄関ポーチについては関連記事「アルコーブと玄関ポーチのあるマンションに住むメリットとは?意外と知らない使用時に気を付けること」で詳しく解説していますので確認してみてください。

5.2 玄関マットを定期的にキレイにする

玄関マットを定期的にきれいにすることも忘れないようにしましょう。
玄関は「家の顔」と言われることもあるほど家の印象に大きく影響します。どんなに素敵な玄関でも、玄関マットがひどく汚れていると家全体の清潔感などに悪影響を及ぼしてしまいます。汚れが目についてから洗うのではなく、一週間に1回など定期的に手入れして清潔さを保つように心掛けましょう。

6. まとめ

今回はマンションに玄関マットを置くことのメリットや、その選び方などを中心にお伝えしました。玄関マットを上手く活用すれば、玄関まわりの汚れ対策やデザイン性の向上につながります。
今回の記事を参考にしていただき、目的にあった玄関マット選びにぜひ役立ててください。

玄関もハイグレードな高級賃貸物件をお探しの方はコチラ

関連キーワード

RENT

高級賃貸物件を借りる

BUY

高級中古マンションを買う