賃貸マンションでもガーデニングを楽しみたい!ルールを守ってベランダガーデニングを始めよう!

公開日:2022年06月27日   最終編集日:2022年06月28日

賃貸マンションでもガーデニングを楽しみたい!ルールを守ってベランダガーデニングを始めよう!
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目次

賃貸マンションに住んでいるけれど、ガーデニングを楽しみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
賃貸マンションは他にも住んでいる方がいるため、周りの方への迷惑にならないようにしなければなりません。
今回は、ベランダガーデニングの注意点やおすすめの植物などおしゃれに楽しむ方法を解説します。
隣人トラブルを防ぐためにもルールを守ってベランダガーデニングを楽しみましょう。

1. ベランダガーデニングを始める前に注意点をチェックしよう!

ベランダガーデニングを始める前に注意点をチェックしよう!

「ベランダガーデニング」は、その名の通り、ベランダにプランターを置いて植物や花を育てることができます。
緑は癒し効果に期待できることから、植物が好きな方に人気がありますが、賃貸マンションでベランダガーデニングを始める場合、ベランダは共用部分という意識を持たなければなりません。
ベランダガーデニングを始める前に注意しなければならない点を見ていきましょう。

1.1 ベランダは共用部!まずは管理規約を確認しよう!

賃貸マンションのベランダは共用スペースであり、自分の専用スペースではありません。
そのため、ベランダでガーデニングを楽しみたい場合は賃貸マンションの規約を確認する必要があります。
また、管理会社に確認することで確実な回答を得られるでしょう。
許可なくベランダにプランターを置き、ガーデニングを始めてしまうと規約違反になる可能性があります。
ガーデニングを始めたけれど、トラブルになってストレスを感じたということにならないよう事前に確認しておくことが重要です。

1.2 鉢植えやプランターで避難通路をふさがない

ベランダは避難経路の役割を持っています。
そのため、ベランダの通路に避難の妨げとなるような鉢植えやプランターを置くことは避けるようにしてください。
ベランダの隣の仕切りパネルは、避難がしやすいよう容易に破ったり、外したりすることが可能なつくりとなっています。
鉢植えやプランターを固定したりデッキパネルを敷き詰めたりすると避難時の妨げになるため、やめるようにしてください。
避難はしごの上や間仕切りの壁の前は開けておくことをおすすめします。


大きな植物をベランダに置いてしまうと通路を防いでしまう可能性がある点にも注意しなくてはなりません。
植えた当初は小さな植物だったけれど、予想以上に成長して大きくなることがあるため、どのような植物を植えるかはあらかじめ考えておきましょう。

1.3 落ち葉や土で排水溝が詰まらないように定期的な掃除と点検が必要

ベランダガーデニングで植物を育てると落ち葉や土が落ちてしまう可能性があります。
後述でも詳しく解説しますが、「落ち葉や土を放置」してしまうと排水口が詰まり、大雨のときに下の階に水が落ちることや隣のベランダに水が侵入してしまうケースが考えられます。
水が溢れて水浸しになると最悪の場合、賠償責任を問われることも覚えておかなくてはなりません。
水が溜まった状態が続くと、コバエなどの虫が発生する恐れもあります。
近隣トラブルにならないよう定期的に落ち葉や土などベランダの掃除をすることが重要です。


ベランダガーデニングをしていると古い土の処分方法に困る方もいらっしゃるのではないでしょうか?
土が少量の場合でも排水口に流すようなことはしてはいけません。
また、公園やマンションの植え込みに捨てると不法投棄になってしまいます。
自治体によって土をゴミとして処分するところやホームセンターで土を回収しているところもあるため、土の処分方法を確認しておきましょう。

1.4 鉢植えやプランター、園芸用品の落下に注意

鉢植えやプランターなどの園芸用品が落下すると大変危険です。
ベランダの外壁にプランターを吊り下げたり、隙間に鉢植えを置く物件を見かけることがありますが、落下する可能性がゼロとは限りません。
特に賃貸マンションの高層階は風が強い傾向にあります。
強風で植物が飛ばされたり、プランターや鉢植えが飛ばされたりしないように対策を施す必要があるでしょう。


ベランダには重量制限があるため、大きくて重たい鉢植えやプランターを多く置くことは避けるようにしてください。
鉢植えやプランター以外にも強風によって植物の葉っぱや土が飛ばされる可能性もあります。
葉が落ちにくい植物を選択することや土が飛ばされないように植物を植えるなど工夫することが重要です。

1.5 近隣へ迷惑にならないよう配慮が必要

ベランダガーデニングを行うときは、近隣への迷惑にならないよう配慮する必要があります。
例えば、水やりの仕方によって、水滴が隣のベランダに飛んでしまうなど迷惑をかけてしまう恐れがあります。
水やりのジョーロは、口が細いものを使用し、土に水をゆっくりと与えることが水やりを上手に行うコツです。
葉に直接水をかけてしまうと植物に悪影響を及ぼすため注意してください。


植物に害虫が発生すると近隣へ虫が移動するケースもあるため、虫の対策もしなければなりません。
ベランダで薬剤のスプレーをすると風で薬剤が近隣へ飛んでしまうこともあります。
薬剤を使用するときはビニール袋の中に鉢植えを入れてスプレーするように工夫してください。
また、香りの強い植物は近隣へ迷惑をかけてしまうことから避けるようにしましょう。
落ち葉が風に飛ばされないようにこまめに掃除をして、綺麗な環境を保つように心がけてください。

2. ベランダガーデニングにおすすめの植物を紹介!

ベランダガーデニングにおすすめの植物を紹介!

ベランダガーデニング初心者の方は、育てやすい植物から始めることがおすすめです。
今まで植物を育てた経験がない方は、植物を育てることができるか不安な方もいらっしゃるでしょう。
植物の種類によって、育てやすさも異なるため、自分が育てたいと思う花や野菜などを決めておくことをおすすめします。
ベランダガーデニングにおすすめの「土や肥料」、「花や植物」についてご紹介します。

2.1 土・肥料

植物を育てるときに重要なことは土や肥料選びです。
一般的に土を自分でブレンドすることによって、植物に最適な土を作ることができますが、専門的な知識を求められることになります。
ベランダガーデニング初心者の方におすすめの土は、「草花用培養土」です。
「花草用培養土」は、あらかじめ数種類の土がブレンドされており、自分で土を選ぶ必要がなく、手間がかかりません。
その他にも、野菜に適した「トマト用の土」や「ジャガイモ用の土」、「サンセベリア専用の土」など特定の植物に適した配合がされている土が販売されています。
自分が育てようとしている植物に合わせて土を選ぶことがおすすめです。


ガーデニングで使用される肥料には、「元肥」と「追肥」の2種類があります。
「元肥」は、種や苗を植えるときに使用する肥料です。
種や苗などの植物が長持ちするように与える肥料であり、窒素やリン酸、カリウムなどが含まれています。
「追肥」とは、植物の生長に応じて追加で肥料を与えることです。
肥料は、与えれば与えるほど良いものではなく、植物によって量や与える期間は異なります。
培養土に肥料が入っている商品もあるため、植物に応じて適量を与えるようにしてください。

2.2 花・植物

ベランダガーデニングにおすすめの植物には、「花」や「野菜」、「ハーブ」などが挙げられます。
戸建てや1階の庭と賃貸マンションでは環境が異なります。
高層階は、風が強い傾向にあり、乾燥しやすく、夏場は直射日光が照りつける環境になるため、その環境下に耐えられる植物を選択しなければなりません。


「花」の中でもおすすめの種類は、「マリーゴールド」です。
オレンジ色や黄色の鮮やかな色が特徴的で、発芽率が高いため、種蒔きから楽しむことができます。
根には、害虫を撃退する働きがあり、他の花と寄せ植えをすると良いでしょう。
日常生活が忙しくて水やりをやる時間がないという方に向いている花は、「アリッサム」です。
小さな花が集まって一つの花に見える特徴があり、白色や紫色などの種類があります。
寒さに強い花をお探しの方は、「キンギョソウ」や「アジュガ」はいかがでしょうか?
「花」は、季節ごとに咲く種類が異なるため、四季を楽しむことができるでしょう。


ベランダガーデニングで「野菜」を栽培する場合は、プランターで育てることができる大きさの野菜がおすすめです。
例えば、トマトや青じそは夏に収穫できる野菜で、小さな場所で栽培が可能なことからガーデニング初心者の方に向いています。
冬は、小松菜やほうれん草など寒さに強い野菜を植えると収穫をすることができます。
野菜は、気温が低い冬よりも気温が高い夏の方が生長しやすく、育てることができる野菜の種類も多くなります。


「ハーブ」は、虫よけ効果あり、育てやすいことから人気があります。
部屋に飾るだけでなく、料理にも使用することができるなど使い方のバリエーションが豊富です。
ハーブティーが好きな方は、ラベンダーやカモミールがおすすめです。
どちらのハーブも花を咲かせ、ハーブティーとして飲用することが可能なだけでなく、鑑賞用として活用することができます。
「ハーブ」を栽培しすぎて余った場合は、ポプリなどの香りを楽しむものを作ることやお風呂に入れてアロマバスとして利用し、リラックス効果を得ることも可能です。

3. おしゃれに楽しみたい!ベランダガーデニングをおしゃれにするポイントを紹介!

おしゃれに楽しみたい!ベランダガーデニングをおしゃれにするポイントを紹介!

ベランダガーデニングに取り組むにあたって、おしゃれにしたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ベランダという限られたスペースでガーデニングを楽しむためには、場所を有効活用する必要があります。
床材」や「室外機のカバー」、「椅子やテーブル」を設置するだけでも大きく印象は変わります。
ベランダガーデニングを楽しむためにも、どの部分を工夫するとよりおしゃれになるのかポイントをご紹介します。

3.1 床材

賃貸マンションのベランダの床は、一般的に防水塗装やコンクリートになっているところが多いです。
その上にプランターを置いても物足りない雰囲気のベランダになってしまう可能性があります。
そこでおすすめしたい床材は、設置が簡単なパネル式のものです。
床を傷つけないような加工が施されており、排水性や耐久性が高いため、初心者の方に向いています。


ガーデニングでよく見かけるレンガやタイルは重さがあり、割れる可能性があることから全面で使用することは避けてください。
使用する場合は、一部だけにしましょう。

3.2 エアコンの室外機はカバーで雰囲気良く!

賃貸マンションのエアコンの室外機は、ベランダに置かれていることが多く、生活感がでがちです。
エアコンの室外機はカバーをつけることでおしゃれになります。
エアコンの室外機は風が出入りするためDIYするのではなく、風を妨げないような市販の専用カバーをお店で購入すると安心です。
エアコンを稼働させるときは、熱を逃がすためにもカバーを外しておくと無難でしょう。

3.3 椅子やテーブルを置いてアウトドアリビングでカフェ気分

ベランダに椅子やテーブルを設置するとアウトドアリビングでカフェ気分を味わうことができます。
リビングと似たような色のウッドデッキをベランダに敷くと、まるでリビングがベランダまで繋がっているかのように見え、解放感のある空間にすることが可能です。
植物を眺めながら、椅子に座ってお茶を楽しむこともできます。
自分のお気に入りの空間にすることでリラックスできる場所になるでしょう。

4. ベランダガーデニングでは台風・暴風雨対策が欠かせない

ベランダガーデニングでは台風・暴風雨対策が欠かせない

先述の通り、賃貸マンションは「高層階になるほど風が強くなる」傾向にあります。
ベランダガーデニングをしている方は、台風や暴風の季節になると、プランターやテーブルなどベランダに出しているものが飛ばされないよう対策しなければなりません。
台風の進路や勢いによっても変わりますが、引っ越してきたばかりだと、どれくらいの強さの風が吹くのか、どれくらい前から対策すべきなのかがわからないものです。


台風や暴風雨のときに対策をしなかったときの危険性や対策方法についてご紹介します。
台風や暴風雨以外の日でも天気が荒れる予報が出ているときは、ぜひ参考にしてみてください。

4.1 対策をしないとどんな危険がある?

台風や暴風雨のときに対策しないとプランターや鉢植えなどが飛ばされてしまう可能性があります。
鉢植えが転がって割れてしまい、その破片が風で飛ばされてしまうと大変危険です。
鉢植えやプランターが窓ガラスを破って室内に入ってくることや隣のベランダに転がってしまい隣人に迷惑をかけるケースも挙げられます。
住まいを守るためにも、ベランダガーデニングの台風や暴風雨のときの対策を見ていきましょう。

4.2 植物を室内に取り込む

風が強くなってきたら、植物を室内に取り込みましょう。
室内の置き場所は、和室やカーペットの部屋だと汚れた時にシミになり簡単に拭き取ることができないため、避けるようにしてください。
フローリングやクッションフロアの上に敷くことをおすすめします。


泥が付着した時に流すことが簡単だからと浴室に植物を持ち込むことはやめましょう。
排水口が詰まる可能性があり、断水したときに水を貯めていたとしても鉢植えが邪魔になってしまう可能性があります。
また、玄関に鉢植えを置くと、いざという時に避難が困難になってしまうため、避難経路は確保するようにしてください。


植物を室内に取り込むための事前準備として、ビニール製のレジャーシートと段ボール、タオルを揃えます。
室内に段ボールを敷き、その上にレジャーシートを被せます。タオルは、植物から水がこぼれた時に使用します。
植物を室内に入れるときの注意点ですが、植物を取り込む前に水を与えすぎると重くなり、動かすことが大変です。
鉢植えやプランターに付着している泥をあらかじめ拭き取ってから室内に持ち込むと、汚さずに済みます。
台風時はいきなり風が強くなる恐れがあるため、早めに植物を室内に取り込むことをおすすめします。

4.3 大型の植物は固定する

室内に取り込むことが難しい大型の植物は固定する必要があります。
避難経路となる隣の仕切りパネルの前を避け、風の影響を受けにくい隅の一ヶ所に植物を集めます。
飛ばされないようにロープで固定し、鉢植えが重たくなるよう水を多めに与えるようにしましょう。
特に強風時は植物が乾燥しやすい状態になるため、乾燥防止にもなります。

4.4 園芸用具も忘れずに片付ける

鉢植えやプランターの対策ばかり重要視しがちですが、園芸用品も片づける必要があります。
スコップやハサミは風で飛ばされると凶器になり、事故に繋がる危険性もあります。
人工芝マットなどの床材も飛ばされてしまう可能性があるため、注意してください。
ベランダガーデニングの台風対策は、何も置かないことです。
台風前は、今一度、対策が施されていないものがベランダに置かれていないかを確認しましょう。

4.5 排水溝を掃除する

先述の通り、「排水口が詰まっていると水が漏れる可能性」があります。
台風は大雨になり、排水口が流れないと部屋の中が水浸しになることや隣のスペースに水が侵入することもあります。
台風前は、ベランダを掃除し、排水口がしっかりと流れるかどうかの確認をしておきましょう。

5. まとめ

ベランダガーデニングの注意点やおすすめの植物などおしゃれに楽しむ方法を解説しました。
ベランダガーデニングは、隣人への配慮をした上で行うことが重要です。
ベランダに椅子やテーブルを設置するとベランダの印象が大きく変わるため、よりベランダガーデンを楽しむことができます。
植物には人を癒す効果があると言われており、野菜を栽培すると料理に使用することも可能なため、自分が好きな植物を育ててみてください。

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