ゴールデンウィークに部屋探しをするポイントとは?ゴールデンウィーク中に引っ越しはできる?

公開日:2022年05月12日   最終編集日:2022年06月28日

ゴールデンウィークに部屋探しをするポイントとは?ゴールデンウィーク中に引っ越しはできる?
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目次

不動産業界の繁忙期と閑散期はわかりにくいものです。ただ、この繁忙期と閑散期を把握していると、思わぬ優良物件に巡り合うこともできます。ゴールデンウィークはまさにその狙い目の期間と言えます。


今回は賃貸市場を例にとって、不動産会社の繁忙期と閑散期、それらが借り手に及ぼす影響についてご紹介していきます。ゴールデンウィークのまとまった休みを利用して部屋探しや引っ越しを検討している方はぜひ最後までお読みいただき部屋選びの参考にしてください。
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1. 不動産会社の繁忙期とは?

一般的に年末から年度末にかけてはどの業界も忙しいと言われています。不動産会社はいつ頃が繁忙期でいつ頃が閑散期か外部からはなかなかわかりません。賃貸用マンションを中心に手掛ける不動産会社を例にとって見ていきましょう。

1.1 繁忙期は1〜3月と9〜10月

不動産会社の繁忙期はまず年度末の1月から3月です。転勤や就職、入学など人の移動が多いことが大きな理由です。人の移動が多くなれば物件への入居や退去が増え、物件を扱う不動産会社が繁忙期になります。
そして第二の繁忙期は9月から10月の期間です。9月末に転勤を行なう企業も多いことからこの時期も繁忙期になります。繁忙期は物件の多さを重視する人なら、部屋探しにおすすめの時期と言えます。

1.2 閑散期は6月~8月

反対に閑散期は、不動産会社では6月から8月です。この時期は人の流れが落ち着き、物件への入退去が減少します。また、梅雨の時期や暑い中での物件の内覧や引っ越しの作業を避ける人も少なくありません。繁忙期が終わり、季節的に引っ越しに適していない6月から8月は閑散期となります。
しかし、物件をじっくり選択し、また費用を安くしたい人にとって閑散期は部屋探しに最適な時期と言えます。

1.3 じっくり探したい人は4~5月・9~12月がおすすめ

こうして見てみると、物件をじっくり吟味して探したい人は繁忙期と閑散期以外の時期を狙うのが良いことがわかります。
具体的には4月から5月、9月から12月です。この時期は繁忙期ほど忙しくはなく、閑散期ほど物件が少ないわけではありません。気候も良く、余裕のあるスタッフが丁寧に物件探しのサポートをしてくれます。
じっくり探したい人はこれらの時期がおすすめです。

2. 5月の部屋探しのメリットとは?

5月の部屋探しのメリットとは?

春から初夏の4月から5月は部屋探しにおすすめであることはお話ししました。ここでは特にゴールデンウィークを中心とした5月に部屋探しをすることのメリットについてご紹介します。
気候が良いことに加え、物件の数も豊富で諸費用も安くなることもあります。
5月の部屋探しのメリット3つを確認していきましょう。

2.1 ①3月末〜4月上旬退去の物件を見学可能

3月末から4月上旬にかけて物件からの退去がピークになります。
このため、空室が多く発生するのが5月です。年度末に退去した物件は5月頃になると清掃や手続きも終わり、見学することが可能となります。
これらのなかには優良な物件やお値打ちの物件も隠れていることもあります。在庫物件を数多く見学することができるのが5月の時期です。

2.2 ②家賃や初期費用の交渉がしやすい

5月まで空室となるとオーナー側は少々あせってきます。先ほどお話ししたように人の動きは年度末がピークです。5月の段階でも空室だと、そのあとしばらく空室が続くリスクが高まってきます。
こうなると、オーナーとしては少々家賃を安くしてでも入居してほしい可能性があります。
家賃だけでなく敷金を減らす、といったことも考えられます。このように5月は比較的に借りる側にとっては交渉がしやすい時期になります。


もちろん物件によって値下げ交渉がそもそもできないものがありますので、担当の不動産営業に都度相談してみましょう。

2.3 ③引越し費用が安い

5月になると、引越しに必要な費用も安くなります。
多くの人が移動する年末から年度末にかけては引越し業界も繁忙期です。これがゴールデンウィークを過ぎると一気に閑散期となります。
こうした事情もあり、5月のゴールデンウィーク明けの引越し費用はそれまでの時期に比べて格安になります。5月は引越しの狙い目の時期でもあります。

3. ゴールデンウィークの部屋探し

ゴールデンウィークの長い休みを部屋探しに使おうと思っている人も毎年多くいます。
気候もちょうど良く、部屋を見て回るには最適な季節です。
そんなゴールデンウィークでの部屋探しは他の休日とは異なる点もいくつかあります。ゴールデンウィーク特有の注意点についてのご紹介です。

3.1 ゴールデンウィークに不動産会社は営業している?

ゴールデンウィークは不動産会社にとって業績を上げることができる時期と位置付けています。このため、不動産会社はゴールデンウィークに休まず営業しているところもあります。

3.2 管理会社や審査会社が休業している可能があるので注意

ただし、不動産会社の窓口は営業していても管理会社や審査会社は休業している場合があります。ゴールデンウィーク期間中に気に入った部屋が見つかったとしても、管理会社や審査会社がが休業しているために通常よりも時間がかかる可能性があります。

3.3 ゴールデンウィークに部屋探しをする場合の注意点

管理会社や審査会社が休業している場合があることの他にもゴールデンウィークは注意点があります。それは物件のオーナーとも連絡が取りにくくなることです。その賃貸物件のオーナーが法人の場合、休業している可能性もあります。オーナーが個人でも外出や旅行などで連絡が取れにくい場合もあります。入居の許可や家賃交渉などが遅れる可能性がゴールデンウィークにはあります。

3.4 ゴールデンウィークG中の部屋探しだと入居はいつになる?

部屋探しから入居までは急ぐと1カ月、余裕を持つと2カ月は必要です。
仮にゴールデンウィーク中に部屋探しや内覧をすると、入居は早くて6月上旬、余裕を見ると6月末頃になります。物件が空室であっても、申し込みや審査などで時間がかかります。ゆとりを持って早めに動くことを心がけましょう。

4. ゴールデンウィーク中に引っ越すには?

ゴールデンウィーク中に引っ越すには?

次はゴールデンウィーク中に引っ越すことを考えてみましょう。ゴールデンウィーク中に引っ越す場合、当然ながらそれ以前に部屋を確保しておくことが必須条件です。
いつ頃から部屋を探し始めたら良いか、ゴールデンウィーク中に引っ越しをする場合の注意点は何かについてまとめました。

4.1 部屋探しのタイミング

ゴールデンウィーク中に引っ越しを行おうとすると、余裕を持って3月中には部屋探しを始めたいところです。審査や手続きを経て4月下旬には引き渡しを受けるのが理想的です。3月というと、不動産業界以外でも年度末で何かと忙しい時期なので、なるべく余裕を持って動くことが重要となります。

4.2 ゴールデンウィーク中に引っ越しをする場合の注意点

まず引っ越し業者についてです。ゴールデンウィーク中は繁忙期と同様に引越し費用が高くなります。引越し件数も多いため、早めに業者を確保することが必要です。
次に交通渋滞も考慮する必要があります。ゴールデンウィーク中は大規模な交通渋滞が発生します。渋滞に引っ越しのトラックが巻き込まれてしまうと、予定通りに引っ越しが進まない場合もあります。

5. まとめ

ゴールデンウィークはまとまった休みが取れる貴重な休みです。この間に部屋を探したり、引越しをしたりといろいろ考える方もいることでしょう。
ここで大事なのはやはり事前の準備です。ゴールデンウィーク中に思い立っても部屋探しや引っ越しは簡単には済みません。
それ以前の準備が大変重要になりますので、なるべく早い段階から引っ越しの予定を考えていきましょう。

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