アパートとマンションの違いって何?メリットとデメリットを理解して自分にぴったりな物件を選ぼう!

公開日:2022年04月26日   最終編集日:2022年06月27日

アパートとマンションの違いって何?メリットとデメリットを理解して自分にぴったりな物件を選ぼう!
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目次

「アパートとマンションの違い」が明確に分からない人も多いと思います。


先に結論をお伝えすると、アパートとマンションには法的に定義された明確な違いはありません。ただし不動産業界では、ある基準を持ってその二つを区別しています。


本記事では、部屋探しのときに知っていると役立つ不動産業界におけるアパートとマンションの違いについて解説します。
その他にも、それぞれのメリットとデメリットなども紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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1. アパートとマンションの違いって何?

## 1. アパートとマンションの違いって何?

では最初に本題である「アパートとマンションの違い」についてお伝えします。
ハイツやコーポに関しても後述していますので、あわせて確認してみてください。

1.1. アパートとマンションの違い

冒頭でお伝えしたように、アパートとマンションには法的に定義された明確な違いはありません。
つまり、アパートやマンションと名付けるために、具体的にクリアしなければならない法律上の要件がないことを意味します。
実際に、建築基準法や宅地建物取引業法でも、アパートとマンションはどちらも「共同住宅」として扱われ、区別されていません。


ただし不動産業界では、建物の規模や構造によってアパートとマンションを区別しています。
ではその区別の基準となる不動産業界におけるアパートとマンションの定義について確認していきましょう。

1.2. アパートの定義とは?

不動産業界ではアパートの定義を「木造もしくは軽量鉄骨造の2階建ての共同住宅」と考えることが一般的です。
軽量鉄骨造の建物とは

例えば、木造でも3階建ての共同住宅はアパートには分類されずマンションと呼ばれます。
ただし、既にお伝えしたように法律上の明確な定義がないため、必ずしもこの定義に当てはまるとは限りませんので注意しましょう。

1.3. マンションの定義とは?

一方、マンションは「木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造(軽量・重量)の3階建て以上の共同住宅」と定義されることが一般的です。

鉄筋コンクリート造の建物とは?鉄骨鉄筋コンクリート造の建物とは?

先ほどのアパートの定義も考慮すると、「3階建て以上」の共同住宅はマンションということになります。


ただし、このマンションの定義に関しても、あくまで不動産業界の一般的な認識や建物分類上の目安で、例外もありますので注意しましょう。

ポイント
3階建て以上の共同住宅はマンション。木造もしくは軽量鉄骨造の2階建て共同住宅はアパート。ただし法律で定められていないため例外もある。


1.4. ハイツやコーポとは?

賃貸物件では、アパートとマンションの他にもハイツやコーポと名付けられた物件も目にしますが、これらの定義はもっと曖昧です。
あえて分類するならば、ハイツやコーポはアパートの一種であり、物件の雰囲気やオーナーの意向を反映して名付けられていると言えるでしょう。
従って、ハイツやコーポはあくまで「物件、建物の名称」の一つであるということです。
ちなみに、ハイツやコーポだけでなく、メゾンやハイムも同様になります。

2. アパートとマンションの構造以外の違いを紹介

アパートとマンションの構造以外の違いを紹介

アパートとマンションには、その規模や構造に違いがあることをお伝えしましたが、それ以外の以下の要素における違いについても確認していきましょう。

  • 共用設備
  • 室内設備
  • 防音性
  • 家賃

上記に関しても例外はありますが、アパートとマンションでよく「違い」が見られる部分です。これらを把握しておくと部屋を探すときに参考になりますので、ぜひ確認してみてください。

2.1. 共用設備の違い

アパートとマンションの違いが大きく表れるのが、共用設備の充実度や管理方法の違いです。
マンションはアパートと比較して規模も大きく入居者の数も多いため、共用設備も充実している傾向にあります。

マンションでよく見られる共用設備

一方、規模の小さいアパートの場合は上記のような設備が備えられている物件は限られています。
物件の管理方法に関しても、アパートとマンションでは違いが見られます。


アパートの場合は、オーナーや不動産管理会社の担当者が清掃をしたり、設備のメンテナンスを業者に依頼したりすることも多いですが、規模の大きいマンションの場合は常勤もしくは常駐の管理人や清掃員などが対応することがほとんどです。


高級物件になると管理人に加え、入居者に対してきめ細かいサービスを提供するためにコンシェルジュがいることも珍しくありません。
共用設備に関してはハード面とソフト面ともに、アパートよりもマンションの方が充実し管理が行き届いていることが多いと言えます。

2.2. 室内設備の違い

アパートとマンションの違いは、室内設備の差にも表れることが多いです。
マンションの場合は以下のような室内設備が備えられていることもあり、アパートと比較すると充実している傾向にあります。

マンションでよく見られる室内設備

もちろんアパートにも充実した室内設備を備えた物件もありますが、マンションと比較するとその割合は少ないと言えるでしょう。
特に築年数の経過したアパートの場合は、室内設備は最低限でエアコンもない物件も少なくありません。
充実した室内設備を求める方はマンションもしくは、築浅のアパートを中心に部屋探しを行うと効率的でしょう。

2.3. 防音性の違い

防音性に注目すると、マンションの方がアパートよりも優れていると言えます。
これは建物の構造が大きく関係しており、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションは、木造や軽量鉄骨造のアパートよりも壁が音を通しづらいため防音性は高いです。
壁だけではなく、マンションの場合は遮音性が高い窓サッシや防音機能のある窓ガラスを採用していることも多く、音に関しての不安はアパートよりも少ないと言えるでしょう。


その他にも、近年のマンションは遮音フローリングが採用されていることも多く、階下と階上からの音も気になりづらい傾向にあります。
ただし、アパートでも2階の角部屋を選ぶことで、隣人が少なくなり音に関する心配を減らすことが可能です。

2.3. 家賃の違い

賃貸物件の部屋選びで気になるのが家賃ですが、アパートとマンションとでは家賃にも違いが見られます。
同じような立地、築年数、間取りであれば、特別な事情がない限りはマンションの方がアパートよりも家賃が高いことが一般的です。
これはマンションの方が建物の構造や設備に費用が掛かっていることが主な理由で、それが家賃に反映されているからになります。

3. メリットとデメリットをわかりやすく解説!

メリットとデメリットをわかりやすく解説!

ここまでは、さまざまな側面からアパートとマンションの違いをお伝えしましたが、ここではそれぞれのメリットとデメリットについて解説します。
メリットとデメリットをしっかり把握しておくと、あとで後悔しない部屋選びにつながりますのでチェックしていきましょう。

3.1 アパートのメリット

アパートを選ぶメリットは以下のようなことが挙げられます。

  • 家賃が安い
  • 外出しやすい
  • 収納しやすい間取りが多い
  • 物件数が多い
  • 木造の場合は通気性がよい

ではそれぞれを詳しく確認していきます。

3.1.1 家賃が安い

前述しましたが、同条件であればアパートはマンションよりも家賃が低いため、経済的メリットがあります。
同じ予算で部屋探しを行ったときも、マンションでは希望条件に合う物件が見つからなくても、アパートだと条件を満たす物件が見つかるかもしれません。
家賃の安さはアパートの最大の魅力と言えるでしょう。

3.1.2 外出しやすい

アパートは外出しやすい、つまり出入りしやすいこともメリットの一つです。
エントランスやエレベーターなどがないため、外出するのにマンションほど時間はかかりません。
これは毎日のことですので、長期的な視点から見ると大きな労力と時間の節約ができると言えるでしょう。

3.1.3 収納しやすい間取りが多い

収納しやすい間取りが多いのもアパートに住むメリットです。
アパートの場合は部屋の押し入れが備えられていることが多く、そのサイズも大きいため収納力も高いと言えます。
押し入れはマンションのクローゼットと比較すると奥行きもあるため、大きな物を保管するのにも便利です。

3.1.4 物件数が多い

昔はマンションよりもアパートが主流だったため、物件数が多いということもアパートのメリットです。
物件数が多いということはそれに比例して優良物件も多くなり、丁寧に部屋探しをすることで良い物件に巡り合える可能性も高くなります。

3.1.5 木造の場合は通気性がよい

木造アパートの場合は、通気性が良いこともメリットです。
木は鉄よりも通気性に優れており、外部との温度差を小さくし結露の発生を抑えてくれます。
結露はカビやダニが発生する原因にもなりますので、その心配が少ない木造アパートはアレルギーを持つ人などにとっては魅力的と言えるでしょう。

3.2 アパートのデメリット

多くのメリットのあるアパートですが、以下のようなデメリットもあります。

  • 遮音性や防音性が低い
  • 気密性や耐火性が低い
  • セキュリティ面に不安がある

ではこれらのデメリットについても確認していきましょう。

3.2.1 遮音性や防音性が低い

アパートは木造や軽量鉄骨造のため、音に関する機能は鉄筋コンクリート造などと比較すると優れていません。

従って、隣や階上の部屋からの生活音や振動が聞こえやすいというのがデメリットです。

隣人が出す生活音だけでなく、自分が発する生活音にも配慮する必要があるため、音に関する暮らしやすさは低いと言えます。

3.2.2 気密性や耐火性が低い

気密性が低いこともアパートのデメリットです。

低気密の部屋は夏は暑く冬は寒いことにつながり、エアコンの効き目にも悪影響を与えます。

耐火性が低いのもデメリットで、特に古い木造の場合は万が一の火事のときに燃え広がりやすいです。

ただし、燃えにくい材料と組み合わせて耐火性を強化したアパートもあります。

3.2.3 セキュリティ面に不安がある

アパートのデメリットはセキュリティ面にもあります。

エントランスのオートロックや防犯カメラがないアパートは多く、また常駐の管理人などもいないため、防犯性は決して高いとは言えないでしょう。

特に女性で一人暮らしする方や小さな子どもと一緒に住む方は、2階の部屋を選んだり、玄関の鍵を防犯性の高いものに取り換えるなどの対策が求められます。

3.3 マンションのメリット

では次にマンションのメリットについて解説します。

物件によって違いはありますが、マンションのメリットには主に以下の4つが挙げられるでしょう。

  • 遮音性と防音性が高い
  • 耐震性や耐火性などの構造の強度が高い
  • 設備が充実している
  • 防犯性が高い

ではそれぞれについて説明していきます。

3.3.1 遮音性と防音性が高い

鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションは、その構造上「音」に対して高い性能を持っています。

また窓のサッシやガラスもアパートと比較すると予算をかけていることが多いため、隣人の生活音に悩まされることも少ないです。

これは高級マンションになればなるほど優れている傾向にあり、音に敏感な方はよい素材や建材が使われているマンションを選ぶと快適に暮らせます。

3.3.2 耐震性や耐火性などの構造の強度が高い

マンションはその構造上、強度が高いこともメリットです。

鉄筋やコンクリートで造られているため、地震に対する耐震性、火事に対する耐火性が高く安心して暮らせます。
特に近隣が木造建物で密集していたり、自然災害の多いエリアに引っ越す場合には、アパートよりもマンションの方が不安なく生活できるでしょう。

3.3.3 設備が充実している

アパートとマンションの構造以外の違いを紹介」の項目でもお伝えしましたが、共用設備や室内設備が充実している点もマンションのメリットです。

設備面が優れているだけでなくそれを維持する管理も行き届いていることが多く、気持ちの良い生活が期待できます。

3.3.4 防犯性が高い

オートロックや防犯カメラが多く、セキュリティ性が高いこともマンションのメリットです。

オートロックや防犯カメラは、犯罪の抑止力にもなります。犯罪のターゲットになりにくいという点でも安心して暮らすことができるでしょう。

また最近のマンションは、玄関ドアが2ロックになっているのが主流です。

防犯の基本と言われる1ドア2ロックが最初から備えられているのは魅力と言えるでしょう。

3.4 マンションのデメリット

マンションのメリットについてお伝えしましたが、ここでは以下のようなデメリットについても解説します。

  • 家賃、管理費、駐車場料金が高い
  • 気密性が高い
  • 原状回復費が高い

3.4.1 家賃、管理費、駐車場料金が高い

マンションは設備が充実しているため、同じような条件のアパートと比べて家賃や管理費が高いです。

その他にも駐車場を契約する場合は、その駐車場料金も近隣の月極駐車場と同じか、それより若干高いこともあります。

マンションを契約する場合は、メリットだけに捉われず収入とのバランスを考慮し、無理なく支払える家賃の物件を選ぶようにしましょう。

3.4.3 気密性が高い

マンションの優れた気密性も、見方を変えると結露を発生させやすいというデメリットになります。

こまめに換気したり、結露が発生したら拭き取るなど、快適な室内環境を維持するためには手入れが必要です。

3.4.1 原状回復費が高い

原状回復費が高い傾向にあるのもマンションのデメリットです。

使われている素材や建材の質がアパートよりも良いため、退去に伴って行われる交換や修繕費用も必然的に高くなります。

特に高級マンションの場合は、内装が特にハイグレード仕様であるため、原状回復にかかる費用も高額です。

4. アパートとマンションどっちが向いている?

アパートとマンションどっちが向いている?

アパートとマンションについて知識を得たあとは、自分がどっちに向いているかを考えることが大切です。
ここではアパートに向いている人とマンションに向いている人について解説します。

4.1 アパートが向いている人とは?

結論を言うと、アパートに向いている人は「家賃をできるだけ抑えたい人」です。
共有部や室内の設備にあまりこだわりがなく、毎月の支出を抑えて節約したい方などはマンションよりもアパートの方が向いているでしょう。
デメリットや気になる点を自分で工夫をしながら解消していくような人にもアパートは向いていると言えます。


また他の入居者がどんな人であるかをある程度把握したい人にもアパートはおすすめです。
アパートは規模も小さいため、住んでいる人がどんな人であるかも自然と把握しやすい傾向にあります。

4.2 マンションが向いている人とは?

一方、以下に該当する人はマンションに向いていると言えます。

  • 部屋探しで条件が多い人
  • 快適な暮らしを重視する人
  • 充実した設備や高い防犯性を求める人

家賃はアパートと比べて高くなりますが、はじめから快適で安心できる環境が整っているのがマンションの魅力です。

理想のマンションに出会うことができれば、目指すライフスタイルの実現も大いに期待できるでしょう。

5. 自分にあった物件をみつけるには?

自分にあった物件をみつけるには?
では最後に、自分に合った物件を見つけるのに役立つ以下の2つのポイントについて解説します。

  1. 物件選びの条件を明確にする
  2. 内見に行く

5.1 物件選びの条件を明確にする

物件選びでは条件を明確にすることが大切です。
漠然とした条件で部屋探しを行うよりも、譲れない条件と妥協できる条件などを整理することで、余計な手間や無駄な時間を費やさなくて済み、部屋探しの効率性が高まります。


また条件の明確さは、不動産会社の担当者から紹介される物件と実際に希望している物件との乖離を防ぎ、結果的に条件に合う物件の選択肢を多く得られることにもつながりますので重要です。
アパートとマンションの違い、またそれぞれのメリットとデメリットをよく考慮した上で、自分が本当に必要としている条件をできるだけ明確にするようにしましょう。

5.2 内見に行く

自分に合った物件を見つけるためには、手間を惜しまず積極的に内見に行くことも大切です。
実際に内見に行くと、例え希望の条件を満たしていない物件でも心を動かされるような出会いがあることも少なくありません。
頭で考えることも大切ですが、実際に足を運ぶことも部屋探しでは非常に重要です。


最近はオンライン内見も普及し手軽に内見できる機会も増えていますので、必要に応じてそれも活用しながら、積極的に内見することをおすすめします。

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6. まとめ

今回はアパートとマンションの違いを中心に、メリットやデメリットなどについても解説しました。
アパートとマンションには法律で定められた明確な定義はありませんが、不動産業界の共通認識のような枠組みは存在します。


今回の記事をぜひ参考にしていただき、アパートやマンションでの理想の部屋探しに役立ててください。


シンシアではマンションを中心にお客様に物件を紹介し、お部屋探しのサポートを行っております。
知識と経験の豊富なスタッフが全力でお客様の理想のお部屋探しをお手伝いしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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