防犯性の高い賃貸物件とは?一人暮らしの女性にチェックしてほしいポイントを紹介!

公開日:2022年03月18日   最終編集日:2022年06月29日

防犯性の高い賃貸物件とは?一人暮らしの女性にチェックしてほしいポイントを紹介!
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目次

女性の一人暮らしは危険と隣り合わせのため、防犯性の高い賃貸物件を探す必要があります。ストーカー被害対策や空き巣対策も、用心しておくに越したことはありません。


今回は、一人暮らしを始める女性の方に向けて防犯面でチェックすべきポイントについてお伝えします。すでに一人暮らしを始められている方でもいまからできる対策を紹介しますので、参考にしてみてください。

1.防犯性の高い賃貸物件とは?

防犯性の高い賃貸物件とは?
防犯性の高い賃貸物件を探すポイントは、建物全体の設計を見ることです。
一人暮らしでは、通勤のしやすさや利便性の高さを優先しがちですが、女性が一人暮らしをするときは防犯性の高い賃貸物件を選択する必要があります。
建物全体の設計を見るときに、どのような点に着目すべきかについてお伝えします。

1.1 建物の構造

建物の構造を知ることで、防犯対策に繋がります。


賃貸物件の、「外廊下」と「内廊下」について見ていきましょう。


「外廊下」とは、一般的な賃貸物件で多く見られる外部と接している廊下のことです。外から部屋の場所が分かってしまうため、居場所が特定されてしまうことがあります。また、何時ごろに外出して何時ごろに帰宅するかを知られてしまう恐れがあります。
外からの侵入がしやすいことから空き巣の被害に遭ったり、ストーカーのターゲットになる可能性がある点に注意してください。


「内廊下」とは、ホテルなどで見られる共用廊下が屋内にある廊下のことです。外部と接していないことから部屋の特定がされにくいです。しかし、外部から見えない分犯罪の死角となる点に注意しなくてはなりません。


建物の構造は、2階以上かつ侵入する足場が周りにないところを選択することがおすすめです。また、1階の部屋は玄関、窓、裏口など外部から侵入しやすいため、2階以上の物件を防犯上おすすめします。最上階の部屋は、屋上から侵入される可能性もあるため窓を開けっ放しにすることは避けましょう。

1.2 周辺環境

賃貸物件の建物だけでなく、周辺の環境も確認しておく必要があります。公園や学校、駐車場など夜になると人気がなくなる場所は要注意です。


「照明が多い」「大通りに面している」かどうかがポイントです。


建物の周辺が暗いと夜は状況が把握しにくくなるため、後ろをついて来られても気づきにくいです。建物の周辺が明るいと、不審者も通報されるリスクが高まるため行動が制限されます。
大通りに面している物件だと、何か起きた時も助けを求めやすく、通行人が多いと不審者も通報されるリスクを避けるため、防犯対策になります。


会社や学校、スーパーなど自分がよく利用するところから、賃貸物件までの道のりを確認しておきましょう。

1.3 賃料から見る防犯性

家賃が低いほうが貯蓄することができるため、生活が楽になるイメージがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、女性の一人暮らしの場合、安すぎる家賃の物件はおすすめできません。


安すぎる物件では、オートロックなどの防犯機能が満足に無い場合が多いです。


さまざまな賃貸物件があるため、一概には言えませんがトラブルを避けるためにもある程度そのエリアの家賃相場に近い物件を探すようにしてください。
もし、現在住んでいる賃貸物件でトラブルに巻き込まれるようでしたら大家さんや不動産会社に相談してみましょう。

2.マンションの防犯対策にはどんな種類があるの?

マンションの防犯対策にはどんな種類があるの?
マンションの防犯対策として、建物に設置されているものがあります。そのため、わざわざ自分で防犯対策の商品を購入しなくても防犯対策が可能です。


賃貸物件によって防犯対策の設備は異なるため、希望する物件の防犯設備を事前に確認しておくようにしましょう。
マンションの防犯対策には、どのような種類があるのかを紹介します。

2.1 鍵の構造

鍵の種類は「ディスクシリンダーキー」「電気錠」「ディンプルキー」が主な3種類です。具体的にどのような違いがあるのかをお伝えします。


「ディスクシリンダーキー」は、築年数の古い賃貸物件に多く見られ、一昔前に主流だったこともあり、防犯性は低いです。ピッキングされる可能性が高いため、女性の一人暮らしの場合は避けることをおすすめします。


「電気錠」は、電気信号で開錠するタイプのため、鍵穴がなくピッキングの心配はありません。「電気錠」の種類は、カードタイプやタッチキー、指紋認証などがあります。防犯面でも安心できるでしょう。


「ディンプルキー」は、構造が複雑で作成するのに時間や労力がかかるため防犯性は高いです。しかし、合鍵となると簡単に作成できてしまうため、紛失には気を付けてください。


賃貸物件によって、どの鍵の種類を使用しているかは不動産会社や大家さんに質問すると教えてくれるでしょう。

2.2 オートロック

オートロックとは、賃貸物件のエントランスでよく見られる自動的に施錠を行うセキュリティです。建物内に入るためには、開錠する必要があります。入居者以外は入ることができないため、不審者やストーカー対策にも有効です。


オートロックの種類を紹介します。


1. 暗証番号
2. 集合キー
3. 電気錠
4. カードキー


「暗証番号」は、設置されているテンキーに暗証番号を入力して開錠します。暗証番号を知られてしまうと侵入される可能性はありますが、鍵を使用しないため複製の心配がありません。また、暗証番号を入力するため鞄から鍵を取り出したり、カードを取り出したりする手間が省けます。


「集合キー」は、鍵を使用して開錠するタイプのものです。暗証番号を覚える必要がなく管理がしやすいでしょう。


「電気錠キー」は、電気信号で開錠するため、鍵穴がなく防犯性が高い特徴があります。


「カードキー」は、磁気カードを使用して開錠するタイプのもので、複製がしにくいため、比較的防犯性が高いです。


オートロックの4種類のタイプを紹介してきました。賃貸物件によっては、ゴミ捨て場や駐輪場にもオートロックが設置されているところもあり、さらに防犯性が高くなります。

2.3 モニター付きインターホン

モニター付きインターホンとは、室内から訪問者を確認することができるものです。


昔のインターホンは来客を知らせてくれるけれど、顔までは見ることができませんでした。誰が来たのかわからないと不安になります。
女性の一人暮らしを狙った犯罪も発生していることから、夜間など訪問予定のないはずの時間帯に来客があった場合は、必ずモニターを確認するようにしてください。
モニター付きインターホンが設置されている賃貸物件も増えてきているため、女性の一人暮らしの方は防犯対策が施された物件を選択するようにしましょう。

2.4 防犯カメラ

マンションには防犯カメラが設置されている物件があります。


防犯カメラの存在によって、犯罪の抑止力に繋がるからです。窃盗や空き巣をする場合、犯罪者は事前に防犯カメラの位置やセキュリティ対策がされているかどうかを確認するという結果があります。
現在の防犯カメラの映像は鮮明なため、事件が起こった際には証拠映像となることでしょう。


防犯カメラが設置されている物件は、モラルが守られる傾向にあります。ゴミ出しの時間が決められていたり、器物破損があったりした時には証拠映像として残るので、抑止効果になります。

2.5 有人管理

有人管理の賃貸物件とは、人が建物の管理をするために滞在していることです。24時間有人管理のところもあるため、防犯対策になります。
女性の一人暮らしだけでなく、共働き夫婦で小さな子どもがいる場合も安心です。


有人管理の賃貸物件は、施設の管理も行うためゴミ置き場や廊下、エントランスなどの共有部分が綺麗に保たれます。
賃貸物件に住んでいると騒音などのトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。有人管理の物件に住むと、何か相談したいことが発生した場合でもすぐに対応してくれるでしょう。

2.6 強化ガラス

警視庁のデータによると、窃盗などの犯罪者の侵入経路は6割以上が窓からになります。
ベランダが設置してある窓や、2面採光の窓がある場合は注意する必要があります。


ガラスを割って侵入するガラス破りの対策として有効なのは、「防犯ガラス」です。
「防犯ガラス」とは、防犯が施されたガラスのことです。
専門業者によって、防犯フィルムが施されたものもあります。


「網入りガラス」や「強化ガラス「は防犯性能はあまり期待ができないため、注意しましょう。


網入りガラスは、ガラス製造時に金網を入れたものです。防火用ガラスとして使用され、火災が発生した場合にガラスが割れて飛び散らないようにするものです。


強化ガラスとは、一般的なガラスと比較して強度が高く、割れたとしても鋭利な形になりにくい特徴があります。しかし、一か所に力が加わると全体が粉々に砕けるため防犯には向いていません。


防犯ガラス対策がされている賃貸物件だと安心ですので、使われている窓ガラスは内見時に確認してみましょう。

2.7 宅配ボックス

一般的に商品を購入したら、宅配業者に届けてもらい玄関で受け取ることが多いです。そのような場合は、オートロックを解除する必要があります。防犯面から見ると宅配業者を装った不審者を侵入させてしまうことになりかねません。


宅配ボックスが設置されていることにより、エントランスの中に配達員は入ることができないため、女性の一人暮らしの場合は活用することをおすすめします。
防犯面だけでなく、仕事が忙しいため、荷物を受け取ることができない人にも宅配ボックスは向いています。

3.賃貸物件に防犯グッズは取り付けても良いの?

賃貸物件に防犯グッズは取り付けても良いの?
現在は、防犯グッズの種類も多岐に渡り、さまざまな商品があります。自分で後付けができる防犯グッズもあるため、女性の一人暮らしの方は積極的に活用したいものです。


賃貸物件に防犯グッズを取り付けるときは、原状回復を求められることがあるため、不動産会社や大家さんに確認することをおすすめします。
賃貸物件に取り付けたい防犯グッズが具体的に決まっている場合は、相談するときに商品を見せることによって取り付けても良いか教えてくれるでしょう。
大家さんや不動産会社に防犯対策について相談すると、アドバイスがもらえる可能性があります。

3.1 賃貸物件に防犯グッズを取り付けるときの注意点

先程もお伝えしたとおり、賃貸物件には原状回復義務という経年劣化を除き、入居した状態に戻す義務が発生します。
賃貸物件に防犯グッズを取り付けるときは、跡が残らないように注意しなくてはなりません。
例えば、粘着力の強い商品や釘など跡が残るものは取り付けをしないようにする必要があります。


通販やホームセンターでは、簡単に取り付けたり、使用したりすることができる防犯グッズが販売されているため、跡が残らない商品を選択しましょう。

3.2 自分でできる!おすすめの防犯グッズを紹介

自分でできるおすすめの防犯グッズを紹介します。


1. 防犯ブザー
2. ステッカー
3. ドアスコープを塞ぐ
4. 窓ガラスに防犯フィルムを貼る
5. 防犯カメラを室内に設置


「防犯ブザー」は、幼少期の頃に持っていた人もいらっしゃるのではないでしょうか?
外出するときに防犯ブザーを持ち歩くと、万が一、不審者に遭遇したときに大きな音で周りに非常事態を知らせてくれます。
防犯ブザーの形や色の種類も数多くあるため、自分のファッションに合わせて選ぶのもおすすめです。


「ステッカー」は、防犯対策がされていることを示すために外部に貼るものです。「防犯カメラ作動中」「猛犬注意」などがあり、不審者対策として有効です。


「ドアスコープ」が付いている賃貸物件は、室内が覗かれる危険性があります。本来、ドアスコープは室内から誰が来たのかを確認するためのものですが、外側からも室内の様子が分かってしまう可能性があります。「ドアスコープ」のカバーを取り付けることで盗撮などの被害を防ぐことができるでしょう。


「窓ガラス防犯フィルム」とは、窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで窓破りなどの侵入を防ぐ商品です。粘着力が強いため、取り付けるときは必ず大家さんや不動産会社に相談しましょう。


「室内防犯カメラ」は、室内に置くタイプの防犯カメラで、ペットを飼っている人は見守りカメラの役割も果たしてくれます。


これらの防犯グッズを使用することで、女性の一人暮らしでも防犯性が高まり、不審者から狙われにくくなります。

4. 一人暮らしの女性にチェックしてほしいポイントとは?

一人暮らしの女性にチェックしてほしいポイントとは?

防犯対策万全の賃貸物件に住むことも、もちろん女性の一人暮らしの方は大切ですが、それ以外にもチェックすべきポイントがあります。
自分の身を守れるのは自分だけですので、女性の一人暮らしの方は、いまからでも取り組める行動を紹介するので、参考にしてみてください。

4.1 何よりも大切なのは日々の防犯意識

マンションの防犯設備に頼り切るのではなく、日々の行動から防犯対策に務める必要があります。


「ゴミ出しにいくだけだから」「温かくなってきたから」という理由で玄関や窓を開けっ放しにしている方はいませんか?
不審者は、そのような短い時間を狙っている可能性があるため、大変危険です。
女性の一人暮らしの方は、一人で暮らしているということが悟られないように注意してください。「下着や洋服を外に干す」「公共料金を毎回同じコンビニで支払う」など気を付ける必要があります。
部屋に入る前に後ろに不審者がついてきていないかなど、自分でできる防犯対策をすることでトラブルに巻き込まれる事態を避けられます。

4.2 防犯グッズだけじゃない!実践したい防犯対策

防犯グッズ以外にも実践できる防犯対策があります。


暗い時間帯になると、電気が消えている部屋は人がいない状態と判断されがちです。大通に面しているところでは、部屋の電気を付けたままにして不在が悟られないようにすることが防犯対策になります。タイマー付きの照明を活用すると、電気代の節約になります。


また、カーテンで室内が見えないようにすると女性の一人暮らしかどうかがわかりにくくなります。カーテンも花柄やかわいい色は避けて、シンプルなものを使用することをおすすめします。


ゴミ出しをするときに忘れがちなのは個人情報の管理です。通販などで購入した商品など個人情報が記載されている用紙はシュレッダーなどでわからないように処分しましょう。ゴミ出しをする時間帯は、収集日の当日の朝に捨てるようにしてください。

5. 高級賃貸物件は防犯性も高い?

高級賃貸物件は防犯性も高い?

高級賃貸物件は、住戸数が多いことから人の出入りも多くなりがちです。
そのため、高級賃貸物件は防犯対策にも力を入れています。
どのような対策を取り入れているのかを紹介していきます。

5.1 24時間有人管理

「24時間有人管理」は、昼間は管理人、夜は警備員など24時間常に人がいる状態です。
女性の一人暮らしだと、建物内に見回りをする人がいてくれるのは心強いものです。高級賃貸物件は、24時間有人管理を取り入れている物件も多く、安全な暮らしをサポートしてくれます。

5.2 多重のオートロックシステム

高級賃貸物件には、多重のオートロックを採用しているところがあります。
入り口でオートロックを解除し、エレベーターにもオートロックが付いているため該当する階以外は押すことができない仕組みです。
オートロックの数が多いほど、防犯性は高まるため、自分が希望する賃貸物件が多重オートロックかを事前に確認するようにしてください。

5.3 各階ごみ置き場付き

各階にごみ置き場が設置されている物件もあります。
わざわざゴミ置き場まで外出する必要がないため、エレベーターに乗り降りしなくて済みます。

6.まとめ

女性の一人暮らしのときに注意すべきポイントについて解説しました。
日頃から防犯対策を取り入れることで、不審者に狙われにくくなります。
防犯対策が強化されている物件を探すだけでなく、防犯グッズを活用することで安心して過ごせるようにしましょう。

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