賃貸物件の気になる臭い。知っておきたい臭いの原因と対策とは?

公開日:2022年03月24日   最終編集日:2022年06月27日

賃貸物件の気になる臭い。知っておきたい臭いの原因と対策とは?
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目次

新たに賃貸物件を探していると、内見時に部屋の臭いが気になる経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか? 嫌な臭いではないとしても、生活臭は毎日の生活に影響を及ぼします。


今回は、賃貸物件の気になる臭いの原因や対策について紹介します。

1.どうして臭うの?嫌な臭いの原因とは

どうして臭うの?嫌な臭いの原因とは

嫌な臭いの原因は、人の生活臭などさまざまな要因が重なることにより発生します。 臭いによっては、体調不良になる人もいるため、嫌なニオイの原因を突き止めて対策しなければなりません。


具体的に嫌な臭いの原因になるものを見ていきましょう。 それぞれの原因に対する対策も紹介します。

1.1 湿気が多くカビが発生している

湿気やカビが発生しやすい環境は、嫌な臭いの原因になります。湿度が60%から70%になるとカビが発生しやすくなります。特にベッドの下やタンスの裏側、本棚、エアコンなどは湿気がこもりやすいため、注意してください。


湿気が多くカビが発生しやすい賃貸物件には下記のような特徴があります。

  1. 低層物件
  2. 日当たりの悪さ
  3. 立地条件

湿気が多く、カビが発生しやすい賃貸物件の特徴の一つ目は、低層物件であることです。 地面に近いほど、湿気を吸収しやすいため、1階はカビが発生しやすくなります。実際にガビ取りを行う業者の情報では、1階から3階にお住まいの方の依頼が80%を占めているようです。カビの発生が少ない物件を選択したい場合は、4階以上に住むと良いでしょう。


カビが発生しやすい二つ目の特徴は、日当たりの悪さです。 日光の光は、湿気を乾燥させ、カビを殺菌する効果があります。日当たりの良い賃貸物件の部屋は、南向きの部屋です。内見のときに賃貸物件の近くに高いビルが建っていないか、日光を遮るものがないかを確認しましょう。


湿気が多くなる三つ目の特徴は、立地条件です。 賃貸物件の周辺に、川や海などの水気があると、湿気が多く、部屋にカビが発生しやすいです。外壁にコケが発生している物件にも注意する必要があります。コケが生える条件が、日当たりや風通りの悪さによるものだからです。賃貸物件の建物だけでなく、周辺の立地条件も確認しましょう。


カビは、嫌な臭いを発生するだけでなく、カビの胞子によって、アレルギー性鼻炎や呼吸器疾患を発症してしまう可能性もあります。 カビが発生するということは、湿気が溜まりやすいため、害虫が寄ってきやすくなります。


快適な生活をするためにも、内見時には上記の内容を確認するようにしてください。

1.2 排水口から悪臭が発生している

部屋は綺麗だけれど、下水の臭いがするという経験をした人もいらっしゃるのではないでしょうか?


下水の臭いがする原因は、排水口や排水管などの水回りによるものです。


排水口には、生ごみや残飯が流れていかないようにするフィルター機能があります。排水管は、家の外に排水する機能や下水から発生する悪臭を防ぐ役割があります。


排水口の場所によっては、臭いの原因が異なるため、「キッチン」「洗面所」「お風呂場」とそれぞれの部屋から悪臭を放つ原因を見ていきましょう。


「キッチン」が悪臭を発生する原因は、食べ物の残りカスです。キッチンの排水口には、異物の流れ込みを防ぐフィルターが設置されていますが、細かい汚れが付着します。時間が経過すればするほど悪臭を放つため、掃除しなくてはなりません。洗剤や漂白剤を使用して、フィルターのぬめりや汚れを取り除くと臭いもなくなるでしょう。


「洗面所」が嫌な臭いを放つ原因として、洗濯機のフィルターを掃除したときに発生するゴミや、髪の毛などが排水管につまることによることが多いです。洗面台の排水口にもフィルターが設置されていますが、掃除せずに長時間放置すると悪臭が発生する可能性があります。排水口掃除専用のパイプクリーナーを使用して、こまめに掃除すると解消されます。


悪臭の原因が「お風呂場」の場合は、洗髪したときに出る石鹸カスや垢、皮脂、髪の毛がフィルターに詰まることが挙げられます。 「お風呂場」は、湿気が多く、カビが発生しやすいため、換気や掃除が重要です。


掃除をしても悪臭が解消されない場合は、配管の破損が原因の場合があるため、メンテナンス会社に相談しましょう。

1.3 前に住んでいた人がペットを飼っていた

前に住んでいた人がペットを飼っていた場合、賃貸物件の部屋にペットの臭いが残っていることがあります。


ペットの臭いが残っていたとしても取り除くことができるため、その方法を紹介します。

  1. 換気
  2. カーテンなどの布類の洗濯
  3. 消臭スプレーを活用

ペットの臭い対策の一つ目は、換気をすることです。 定期的に換気をすることで部屋の空気が入れ替わるため、前に住んでいた人がペットを飼っていたとしても臭いを抑えることができます。


二つ目は、カーテンやカーペットの布類を洗濯することです。 賃貸物件によっては、カーテンやカーペットが入居時に備え付けられている場合があります。ペットの臭いは布製品にもついてしまうことから、洗濯をすることをおすすめします。 また、壁やフローリングの拭き掃除をすると染みついた臭いを取り除くことができるでしょう。


三つ目は、消臭スプレーを活用することです。 消臭スプレーにはさまざまな種類があり、除菌効果がある商品も販売されています。空間を消臭してくれる商品を選択すると、ペットの臭いだけでなく、生活臭も取り除いてくれます。


部屋の間取りが小さいほど臭いがこもりやすくなるため、ペットを飼育している方はこまめな換気や掃除を心がけてみてください。

1.4 前に住んでいた人がたばこを吸っていた

前に住んでいた人がたばこを吸っていた場合は、たばこの臭いが残っている可能性があります。 たばこは臭いだけでなく、ヤニによってクロスやエアコンを変色させてしまいます。


前に住んでいた人がたばこを吸っていた物件だった場合の臭い対策は、「たばこ専用の消臭剤」「壁を拭く」ことです。


「たばこ専用の消臭剤」は、その名のとおりたばこの臭いを取り除くことに特化した商品です。ほかの消臭剤でも代用できますが、たばこの臭いはなかなか取り除くことが困難なため、たばこの臭い対策に特化した商品を使用してみてください。


「壁を拭く」方法としては、硬く絞った雑巾と消毒用のエタノールを活用します。たばこの臭いだけでなく、ヤニをある程度取り除くことも可能です。


たばこの臭いは、時間が経てば経つほど取りにくくなるため、クリーニング業者に依頼するか不動産会社に相談することも検討してみてください。

1.5 前に住んでいた人の生活臭

香りが長持ちする柔軟剤や洗剤、アロマなどによって、前に住んでいた人の生活臭が残っている賃貸物件があります。


化学物質過敏症など、香りは人によって不快に思うこともあるため、柔軟剤や洗剤は必ずしも良い香りという訳ではありません。「香害」と呼ばれ、香水や化粧品などに含まれる合成香料が原因でアレルギーなどを引き起こすものもあります。


前に住んでいた人の生活臭を消すためには、「布製品」の洗濯をすることがポイントです。 無香料の洗剤を使用し、外で長時間太陽の光に当てると臭いを軽減することができます。 部屋の中に臭いが染みついている場合は、換気して空気を入れ替えるようにしましょう。

2.内見時にお部屋が臭う。後悔しないためにチェックしたいポイントを紹介

内見時にお部屋が臭う。後悔しないためにチェックしたいポイントを紹介

せっかくお気に入りの賃貸物件を見つけたのに、内見時にお部屋が嫌な臭いだと、ほかの物件に変更したくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか? そのような賃貸物件で契約してしまうと嫌なニオイの部屋で生活することになります。


賃貸物件の部屋を選ぶときに後悔しないためのチェックポイントを紹介します。

2.1 窓を開けて風通しを確認してみる

風が通らないと十分な換気が期待できないため、内見時にすべての窓を開け、風通しを確認することで臭いの原因を軽減できるかを事前にチェックすることが大切です。


長期間空室の部屋だと下水の臭いやカビなどが発生している可能性があることから、換気は必須です。


窓を開けても風が通らない場合は、入居後も臭いに悩まされることになると予想されます。


風通しの良い部屋の特徴は、部屋に窓が2つ以上あることです。対角線上に窓がある間取りだとより風が通りやすいでしょう。 自分が希望する賃貸物件の部屋が、風通りが良い状態かを内見時に窓を開けさせてもらい確認することをおすすめします。

2.2 臭いの元をたどってみる

内見時にお部屋の臭いが気になるけれど、臭いの発生源がわからない場合は、臭いの元をたどってみてください。


例えば、排水口が臭っているのであれば、空室期間が長く排水トラップの封水が蒸発しており臭いが発生している可能性があります。その場合は、封水することで臭いを防ぐことができるでしょう。 そのほかにも、ゴムパッキンの異常であれば修繕、壁紙であればクロスの張替えなど、原因によって対策を講じることができる可能性があります。


臭いの元をたどることができたら、それぞれに応じた対策を行いましょう。

2.3 不動産会社に相談する

臭いの感じ方は人によって異なるため、内見時に部屋の臭いがする場合は不動産会社に相談してください。 これからクリーニングが入る予定や、もしくは壁紙の張替え、水回り部分を新しく入れ替えることが予定されているかもしれません。


また、そうでない場合も何か対策を講じてもらえるかどうかを相談すると、適切な処置もしくはアドバイスがもらえるでしょう。

2.4 オンライン内見で臭いをチェック出来ないときはどうすれば良いの?

希望する賃貸物件に直接内見に行きたくても、遠方で難しい場合はオンラインで内見を行うことになります。 しかし、オンラインの内見の場合、臭いまで確認することができません。 そのような際は、オンライン内見で臭いがないかを知りたい場合は、不動産会社のスタッフに質問してみてください。 臭いの感じ方には個人差がありますが、、窓の位置など間取りによって風通しが良いかどうかは知ることが可能です。


臭いに関して不安に思われている方は、賃貸物件の周辺に川など水気がないか、日当たりは良好かなど臭いの発生源となる環境ではないかなどを確認してみましょう。

3.入居してからではもう遅い?染み付いたお部屋の臭いを取り除く方法と防臭対策

入居してからではもう遅い?染み付いたお部屋の臭いを取り除く方法と防臭対策

入居してからだと自分の生活臭も加わり、臭いを消すことは難しいのではないかとお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?


また、入居時から臭いがあったとしても自分の生活臭もあるため、退去時の費用に影響する可能性があります。


しみついたお部屋の臭いを軽減させることも可能ですので、試してみてください。 これから具体的に活用する商品や掃除方法について解説します。

3.1 消臭剤や消臭スプレー、臭いを取り除くグッズを活用する

嫌な臭いを取り除く商品として、「消臭剤」や「消臭スプレー」があります。


「消臭剤」は置き型タイプの商品があり、部屋の中でも置く場所によって効果に差が出てきます。 「置き型の消臭剤」を使用する場合は、部屋の風の通り道を把握する必要があります。風通しの良い場所だと効果が発揮されにくい可能性があるため、臭いの元となる場所且つ空気が停滞しているところに置くことがポイントです。


「消臭スプレー」は、主に服やカーペットなどの布製品に使用します。布製品に湿るぐらいの消臭スプレーを吹き付けて乾燥させることが一般的な消臭スプレーの使い方です。消臭スプレーを活用するときは、人や動物に消臭スプレーがかからないように注意してください。また、小さい子どもやペットがいる方は、消臭スプレーに触れないよう布類の干す場所を工夫してください。


「消臭剤」や「消臭スプレー」には、さまざまな種類の香りがありますが、無香料をおすすめします。香り付きのものは、臭いが混ざる可能性があるためできるだけ避けたほうが良いでしょう。


臭いを取り除くグッズとしておすすめの商品は「備長炭」です。 「備長炭」とは、木炭の一種であり、臭いを取り除くことに長けています。炭の持つ吸着作用により、臭いや化学物質を分解します。 「備長炭」を置く量は、一坪あたり4㎏が目安です。少量でも効果を発揮し、インテリアとしても活躍します。半年に一回程度、煮沸消毒や水ぶきをすると効果が持続します。 「備長炭」は化学物質を用いている消臭剤とは異なり、自然に優しいため、人工的な香りが苦手な人にはおすすめの商品です。

3.2 臭いの発生源?壁紙や天井を拭き掃除する

臭いの発生源が壁紙や天井の場合は、拭き掃除をすることで嫌なニオイを軽減させることができます。


40度ぐらいのぬるま湯を200㏄程度準備し、そこに小さじ1杯の重曹を入れてよく混ぜます。重曹の液体が完成したら、雑巾に漬けて絞ります。


壁を拭くときにクロスとクロスの境目に水分が入らないように気を付けてください。 水分が入ってしまうとそこからクロスが剥がれてしまう可能性があります。 高い天井に届かないときは、柄がついている雑巾ワイパーなどを活用すると便利です。


生活臭などの臭いは、壁紙や天井にも染みついてしまうため、定期的に拭き掃除をして臭いを取り除くことが重要です。

3.3 水回りをキレイに掃除する

普段の生活において、食事の際にキッチンを使い、入浴するときにはお風呂に入るなど、水回りは必ず使用する場所です。


水回りを利用すればするほど、当然のようにゴミや垢が溜まってしまうため、定期的な掃除が必須です。 先述のとおり、キッチンでは食べ物の残りカスを除去し、お風呂場では髪の毛や石鹸カスの除去をしなくてはなりません。


また、下水の臭いが強い場合は、下水が蒸発していることが原因として考えられます。本来、下水の臭いが上がってこないように水が臭いを封じる役割を担っていますが、長期間外出していると水の使用がなく、下水が蒸発してしまい、悪臭の原因となります。 このような場合は、水を流すことにより臭いを消すことができます。


水回りをキレイに掃除するためには、クエン酸を活用することもおすすめです。 蛇口や鏡など水垢を除去するのはなかなか難しいものです。 クエン酸を浸み込ませたペーパーで水垢を簡単に取り除くことができます。


水回りは生活臭の原因になりやすいため、こまめな掃除を心がけましょう。

3.4 クリーニング業者に依頼する

自分でできる範囲の掃除を行ったけれど、嫌な臭いが消えない場合は専門の業者に依頼することも検討してみてください。 クリーニング業者の平均相場は、対象の場所にもよりますが1万円から3.5万円前後となっています。 クリーニング業者によって、オプションなど料金設定が異なるため、事前に見積もりを取りましょう。


クリーニング業者に依頼する前に、必ずWebサイトなどで口コミを確認しておくことをおすすめします。

3.5 臭いを溜め込まないために今すぐ実践したい防臭対策とは?

臭いを溜め込まないためにいますぐできる防臭対策は、日頃から臭いが付かない暮らし方を意識することです。


例えば、料理をするときに換気扇を使用すると食べ物の臭いが室内に残りにくくなります。料理をすると魚や肉の臭いが部屋につきやすいため、料理を始める前後30分ぐらいは換気扇を使用すると良いでしょう。 食べ終わった食器をそのままキッチンに放置することも臭いの原因となるので、食べ終わったらすぐに片づけるようにしてください。


生活臭はカーペットやカーテンなどの布製品にも臭いがついてしまうため、定期的に洗濯することをおすすめします。 また、室内の風通しを良くしておくことが臭いを溜め込まないためのポイントです。

4. まとめ

賃貸物件の臭いの原因や対策について解説してきました。 臭いの原因によって対策が異なることをご理解いただけたかと思います。 自分で臭い対策ができる方法を知っておくと、せっかく住むことになった賃貸物件の臭いが気になったとしても困らなくて済みます。 どうしても臭いを取り除けないときは、不動産会社に相談することやクリーニング業者に依頼することをご検討ください。

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