転勤が決まったらマイホームはどうする?マンションを売却するか維持するかを判断する基準

公開日:2023年03月08日   最終編集日:2023年03月07日

転勤が決まったらマイホームはどうする?マンションを売却するか維持するかを判断する基準
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目次

転勤が決まったら、マイホームをどうするかを検討する必要があります。急に転勤が決まったという経験をした方もいるでしょう。
現在住んでいるところから遠い場所へ転勤が決まった場合、これから自分が住むところを探さなくてはなりません。
最短で自分の理想の物件を探したい方は、「急な転勤が決まったら何をする?最短で良い物件に出会うためのコツとやることリスト」を参考にしてみてください。
今回は、転勤が決まったらマイホームのマンションを売却するか維持するかを判断する基準をお伝えします。

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1. 転勤が決まったら自宅マンションはどうする?

転勤が決まったら自宅マンションはどうする?

転勤が決まり、自宅マンションをどうするかは、世帯人数や収入など家庭状況によって異なります。自宅マンションを維持していくには、コストがかかります。
後悔しないためにも、自宅マンションをどうするのが最善の選択かを考えましょう。

1.1 単身赴任か家族で引っ越すか

転勤が決まったら、単身赴任か家族で引っ越すかを決めなければなりません。
単身赴任の場合、家族の生活環境が変わらない点が魅力的です。しかし、二重での生活になるので、経済的な負担が重くなってしまう可能性があります。
家族が離れて暮らすため、子供やパートナーとしっかりとコミュニケーションを取るのが大切です。


家族で引っ越す場合は、家族が離れることなく、一緒に暮らせる点が魅力的です。しかし、慣れ親しんだ土地を離れ、パートナーが仕事を辞めなければならないケースや子供が学校を転校しなければならないケースが考えられます。

1.2 マンションを売却する

転勤が長期間になる場合や転勤先から戻る可能性が低い場合は、マンションを所有し続けるよりもマンションを売却することが視野に入るでしょう。
住宅ローンが残っているかどうかで負担が変わりますが、マンションを売却すると維持していく費用がかかりません。また、まとまった資金が手に入る可能性があり、新しい生活へ資金を充てることができます。
マンションを売却するにあたって、手数料などの諸費用が必要になる点は忘れないようにしましょう。

1.3 マンションを賃貸に出す

転勤の期間が決まっており、将来的にマイホームに戻る場合は、マンションを賃貸に出すことを検討してみてください。
マンションを賃貸に出すときは、入居期間が決まっている定期借家契約がおすすめです。
自動更新がないので、契約期間が満了したら、借主は退去することになります。貸主が転勤から戻ってきたときにスムーズに住むことができます。


借主が見つかると、家賃を得られ、住宅ローンの支払いに充てたり、収入を得たりできます。しかし、住宅ローンを借りている金融機関によっては、マンションを貸し出すことを禁止しているケースもあります。
住宅ローンや住宅ローン控除は、ローンを借りている本人が居住していることを条件としている可能性があるため、事前に相談するようにしましょう。

1.4 マンションを空き家のまま維持する

短期間の転勤の場合は、マンションを空き家のまま維持するのも良いでしょう。いつでもマイホームに戻れる点が魅力的です。
しかし、マイホームを維持管理するためには、管理費や修繕積立金など費用がかかります。また、転勤先の住まいとマイホームの両方を維持管理する必要があります。


人が住んでいない家は劣化しやすくなり、防犯面でも心配です。マンションを空き家のまま維持するかどうかは慎重に決めましょう。

2. マンションを売却するメリット・デメリット

マンションを売却するメリット・デメリット

転勤が決まり、いざマンションを売却しようとすると後悔しないか不安な方も多いです。
マンションを売却するメリットやデメリットを知り、判断するようにしてください。

2.1 マンションを売却するメリット

マンションを売却するメリットは、4つあります。


1. 新しいマンションに買換えが可能
2. 資金的な余裕ができる
3. 税金などの維持費が不要
4. 賃貸の手間がかからない


マンションを売却するメリットの一つ目は、「新しいマンションに買換えが可能」な点です。
マイホームの住宅ローンに加え、新しい住宅ローンを組むには、二重ローンになるので難しいでしょう。
二つ目は、「資金的な余裕ができる」点です。
マイホームを売却した資金で転勤先で新しいマンションを購入したり、家賃の予算を上げることができます。


三つ目は、「税金などの維持費が不要」な点です。
マイホームを維持していくためには、固定資産税や都市計画税、火災保険料などさまざまな費用がかかりますが、売却をした場合は維持費の必要はありません。
四つ目は、「賃貸の手間がかからない」点です。
マイホームを賃貸に出す場合、不動産会社に管理を委託したり、家賃収入の確定申告をしたりする手間がかかります。
マンションによっては、購入した時よりも売却するときの方が、資産価値が上がっている可能性もあり、高く売却できるかもしれません。

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2.2 マンションを売却するデメリット

マンションを売却するデメリットは、2つあります。


1. 思い出のある大切なマイホームを手放す
2. 引っ越し手続きに加え、売却手続きで忙しくなる


マンションを売却するデメリットの一つ目は、「思い出のある大切なマイホームを手放す」点です。
マンションを売却するときは、マイホームを手放すことに抵抗がある方も多いでしょう。
しかし、理想の住まいはライフスタイルに応じて変化していくものであるため、今のマイホームよりも良い物件に出会える可能性があります。


二つ目は、「引っ越し手続きに加え、売却手続きで忙しくなる」点です。
転勤をして引っ越しをするとなると、住む場所を探したり、引っ越し業者に依頼したり忙しくなりがちです。それと同時に売却手続きをしなければなりません。

3. マンションを賃貸に出すメリット・デメリット

マンションを賃貸に出すメリット・デメリット

マンションを売却したり、空き家にしたりせず、賃貸に出したいとお考えの方も多いでしょう。
しかし、必ず家賃収入が得られるとは限らず、マンションを維持していくためにも費用がかかります。
マンションを賃貸に出すメリットやデメリットを学んだ上で、マンションを賃貸に出すかどうか検討しましょう。

3.1 マンションを賃貸に出すメリット

マンションを賃貸に出すメリットを3つご紹介します。


1. 家賃収入に期待できる
2. 管理費を経費計上可能
3. 将来、自分が住める


マンションを賃貸に出すメリットの一つ目は、「家賃収入に期待できる」点です。
入居者がいる場合は、家賃収入を得ることができます。特に人気のあるマンションは、入居者が絶えない状態になるケースも多いです。
入居希望者が増える工夫をするなど、不動産会社からアドバイスをもらいながら賃貸経営を行っていきましょう。


二つ目は、「管理費を経費計上可能」な点です。
マンションの管理費や修繕積立金は経費計上可能のため、税制上の観点からすると空き家にしてしまうよりも有利に所有権を維持できるでしょう。


三つ目は、「将来、自分が住める」点です。
賃貸としてマンションを貸し出す場合、所有権は自分にあります。転勤から戻って、自分が住みたいときに暮らせるでしょう。

3.2 マンションを賃貸に出すデメリット

マンションを賃貸に出すデメリットを2つ見ていきましょう。


1. 家賃収入が必ず得られる訳ではない
2. 設備の管理をしなければならない


マンションを賃貸に出すデメリットの一つ目は、「家賃収入が必ず得られる訳ではない」点です。
家賃収入を得るには、入居者がいなければなりません。先述の通り、マンションへの入居者を増やすためには、どうするべきかを考え、工夫する必要があります。不動産会社に相談し、計画的に広告を掲載するようにしましょう。


二つ目は、「設備の管理をしなければならない」点です。
マンションを賃貸に出し、運営していくには、設備や内装の管理が必須です。また、マンションの管理を自分で行うか、管理会社に委託するかを決める必要があります。
マンションを賃貸に出すときは、家賃収入と設備の管理の費用のバランスも考慮しないと損をしてしまう可能性がある点を覚えておきましょう。

4. マンションを空き家にするメリット・デメリット

マンションを空き家にするメリット・デメリット

マンションを空き家にするかどうかの判断をするときは、メリットやデメリットについて学ぶことが重要です。
マンションを空き家にするときの良い点や悪い点をご紹介します。

4.1 マンションを空き家にするメリット

マンションを空き家にするケースが向いている人は、「マンションを運用したい人」や「活動拠点として利用したい人」です。
マンションを空き家として維持しておくと、自分の好きなタイミングで運用可能です。マンションを作業スペースとして利用したり。友人が集まる場所として使用することができます。
マンションが空き家だと、有効活用できるので便利です。いつでも住める部屋があるというのは、安心感があります。

4.2 マンションを空き家にするデメリット

マンションを空き家にするデメリットは、「費用や手間がかかる」点や「防犯面が不安」な点です。
先述の通り、マンションを維持していくには、管理費や固定資産税など毎月ランニングコストがかかります。また、マンションは人が住んでいないと劣化していくので、資産価値を下げないためにも管理会社に依頼するケースが考えられます。


マンションが空き家だと知られると空き巣などの被害に遭う可能性があります。防犯面が不安なため、セキュリティ対策を強化する必要があるでしょう。
マンションを維持しておいたときの価値と維持にかかるコストを考えて判断することをおすすめします。

5. 転勤時に持ち家を売却か維持かを判断するポイント

転勤時に持ち家を売却か維持かを判断するポイント

マンションの「売却」や「賃貸経営」、「空き家」のメリットやデメリットについて解説してきましたが、それ以外にもあらゆる面から判断する必要があります。
転勤時に持ち家を売却か維持かを判断するポイントは、所有者の生活環境によって異なります。
判断するポイントを見ていきましょう。

5.1 転勤の期間で判断する

転勤の期間が1年以上と長期になる場合は、空き家としての管理が難しいでしょう。そのため、売却や賃貸運営がおすすめです。
転勤の期間が短い場合は、売却や賃貸運営を無理に行わなくてもよいでしょう。空き家にしたくない場合は、定期借家契約を検討してみてください。

5.2 住宅ローンが残っている場合

住宅ローンが残っている場合は、一般的にマンションの貸し出しができません。
マンションを貸し出しするときは住宅ローンから事業用ローンに借り換える必要があるので、金融機関に相談してみてください。
住宅ローンが残っている場合は、マンションの売却が良いでしょう。

5.3 転勤族はマイホームをどうしたらいい?

転勤族はマイホームを購入するときは、「好立地な条件」や「中古マンション」がおすすめです。
「好立地な条件」のマンションだとアクセスが良く、賃貸運営するときも空室リスクを減らせます。また、「中古マンション」だと売却するときに物件価格の大幅な下落は避けられるでしょう。

6. まとめ

転勤が決まったらマイホームのマンションを売却するか維持するかを判断する基準をお伝えしました。
マンションを売却するか、賃貸として運用するか、空き家にするかは、それぞれのメリットやデメリットを考慮した上で判断する必要があります。また、将来的にマンションをどうしたいかについても併せて考えることをおすすめします。

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