独身のマンション購入が増えている!?メリットやマンション選びのポイントを解説!

公開日:2022年11月15日   最終編集日:2022年11月15日

独身のマンション購入が増えている!?メリットやマンション選びのポイントを解説!
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目次

独身のマンション購入者が増えています。現在、独身の方でマンションの購入を検討している方もいるかもしれません。
独身でマンションを購入するメリットやマンション選びのポイントを解説します。マンションを購入しようか迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 20代30代の独身者のマンション購入の実態とは

20代30代の独身者のマンション購入の実態とは

マンションの購入と聞くと、既婚者や家族が増えたなどライフスタイルの変化によるものというイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?現在は、生涯未婚率が上昇しており、50歳で1度も結婚したことがない人が増えているため、独身の方がマンションを購入するケースも珍しくありません。そのような時代背景から20代や30代の独身者のマンション購入が増えています。

2. 独身でマンション購入が増えている理由

 独身でマンション購入が増えている理由

女性の社会進出に伴い、独身の女性の方もマンションを購入するケースが増えています。昔と比較しても、結婚する人が減り、離婚をする人が増えている背景も関係しています。
独身でマンション購入が増えている理由を詳しく見ていきましょう。

2.1 未婚率の上昇により単身世帯が増えた

独身でマンション購入が増えている理由は、未婚率の上昇により単身世帯が増えたからです。厚生労働省の「50歳時の未婚割合の推移」によると、1985年は未婚率が女性は4.3%、男性は3.9%でしたが、2010年は女性が10.6%、男性は20.1%と2倍以上に増えています。2010年以降も増え続け、日本の世帯数の将来推計によると、2040年には女性の未婚率が18.7%、男性は29.5%との予想です。


未婚率の上昇と共に単身の持ち家率も上昇傾向にあります。男性も女性も未婚率が上昇していることから、将来に一人で生きていくための人生設計を20代や30代で始めている方が多い背景が影響しています。

2.2 老後は賃貸物件を借りにくい

老後は賃貸物件が借りにくいという現実問題があります。誰にでも起こりうることですが、高齢者は特に孤独死するリスクがあるので、賃貸物件の貸主からは敬遠されがちです。
賃貸物件のお部屋で人が亡くなると、次に住む人が見つからなくなる可能性があり、資産価値が低下する可能性が高いです。それに加え、独身の人が賃貸物件で亡くなると、発見が遅れ、特殊清掃業者に依頼する事態になるかもしれません。


老後になると主な収入が年金になるので、賃貸物件の入居審査に通りにくい傾向があります。家賃保証は連帯保証人が受け持つものでしたが、現在は、保証会社が行うケースが増えています。
保証会社も利益を得なければ会社を存続させることができません。保証会社は、家賃滞納が発生したときに入居者から得た保証料で立て替える仕組みとなっているので、現役世代より低い年収の高齢者は審査が難しいです。
高齢の入居希望者も年金生活で家賃を支払い続けることは負担となるため、マンションを購入する人が増えています。

2.3 賃貸の家賃を払い続けるのがもったいない

賃貸の家賃を払い続けるのがもったいないと感じたときにマンションの購入を検討する人が増えます。マンションを購入する方が費用がかかるイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
マンションの購入の費用と家賃を支払い続けていく費用を計算するとマンションの購入の方が安く済むケースもあります。マンションを購入するときに毎月支払うローンの費用と賃貸物件に毎月支払う家賃や管理費などの費用と比較した時に、費用に差がないことに驚く方も多いです。


日本は長寿大国と呼ばれ、生きている限り住む場所を確保しなければなりません。賃貸物件だった場合、生きている間払い続けていくことになります。
マンションを一度購入して支払いが済んでしまえば、家賃を支払う必要はありません。20代30代の独身の人たちは、物価上昇など将来を見据えてマンションの購入を検討しています。

2.4 低金利のため賃貸物件より低額で住むことができる

マンションによっては、低金利のため賃貸物件より定額で住むことが可能です。現在は金利が低いので、住宅ローンで支払う利息が少なく、住宅ローン減税で受けられる控除の方が多いケースもあります。
購入するマンションの金額によっては、賃貸で支払う家賃よりも、住宅ローンの方が安い場合があり、金利が安いうちに購入を検討している人が増えています。

3. 独身でマンション購入するメリット

独身でマンション購入するメリット

20代、30代の独身の方がマンションを購入するのは、早いとお考えの方も経済が不安定な時代だからこそ20代、30代のうちにマンションを購入しておくべきと思う方もいるかもしれません。独身でマンションを購入するとどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

3.1 資産になる

独身でマンションを購入すると資産になります。賃貸物件に住み続けるためには、毎月家賃を支払い続けなくてはなりませんが、マンションを購入するとローンを完済した後は、一生住み続けることが可能です。
また、マンションを購入したら、一生涯住み続けなくてはならない訳ではありません。ライフスタイルが変わった時には、購入したマンションを賃貸物件として貸し出したり、売却したりすることもできます。

3.2 老後の心配が減る

住まいに関して老後の心配が減るところもマンション購入のメリットと言えます。老後も賃貸物件に住み続ける場合、年金の中から家賃を捻出しなければなりません。独身でマンションを購入すると、老後に金銭的余裕が生まれます。


マンションを購入するときは、一般的に住宅ローンを組む人が多いです。20代、30代の若い年齢でローンを組むと、返済期限が35年と長期で借りれます。
マンション購入するときに総額の費用が高額だとしても、毎月の返済額は抑えることが可能です。老後、年金暮らしになったときにローンが完済されていると安心して住めるでしょう。

3.3 生命保険の代わりになる

マンションの購入時には、住宅ローンを組むケースが多く、団体信用生命保険に加入しなくてはなりません。団体信用生命保険に加入していると、万が一、住宅ローンの契約者が死亡したり、高度障害状態になったりしても、住んでいる配偶者は住み続けることができるというものです。
団体信用生命保険は、住宅ローン専用の保険であり、住宅ローンの残りの返済額を全額負担してくれます。


マンションの購入時、すでに生命保険に加入している人もいるかもしれません。現在、加入している生命保険に団体信用生命保険を付け足すことになります。
マンションのローンの返済中に自分が死亡したとしても、団体信用生命保険に加入しておけば、生命保険代わりになります。

4. 独身でマンション購入するデメリット

 独身でマンション購入するデメリット

20代、30代の独身で働き盛りのときにマンションを購入した方がよいと思われた方もいると思いますが、独身でマンション購入するデメリットもゼロではありません。デメリットを知った上でマンションを購入するべきか検討するようにしましょう。

4.1 単身用のマンションは売却しにくい

単身用のマンションは売却しにくい点がデメリットです。売却しにくい理由は、20代、30代でマンションを購入する人が増えているものの、単身用のマンションを購入する人が少ないからです。
将来、独身の方でマンションを購入する人が増加していくと、単身用のマンションを希望される方も増えるでしょう。

4.2 住宅ローンが負担になる可能性がある

独身でマンションを購入するデメリットは、マンションを住宅ローンを組んで購入した場合住宅ローンが負担になり返済ができなくなる可能性がある点です。
一人で返済しなければならないため、転職や退職すると生活に影響が出てきてしまいます。共働き夫婦であれば、協力し合いながら返済することも可能ですが、独身の場合は難しいため、日頃から貯蓄額を増やさなくてはなりません。
ローンの支払いが滞ってしまった場合、マンションの差し押さえ、競売にかけられてしまいます。独身でマンションを購入するには、リスクが伴うことを覚えておきましょう。

4.3 ライフスタイルの変化に対応しづらい

ライフスタイルの変化に対応しづらい点も独身でマンションを購入するデメリットです。
20代、30代は、独身だったとしても40代、50代では結婚しているかもしれません。結婚して、子供がいると単身用のマンションを所有していたとしても、他の場所に住むことになるでしょう。


マンションを購入したとしても転勤や転職で通勤時間がかかると住みにくくなる可能性があります。老後は違うところに住みたいと思うようになるかもしれません。
マンションを購入するとライフスタイルの変化に対応しづらいので、キャリアや将来を見据えることがポイントです。

5. 独身だとマンションを購入するのと賃貸どっちがいい?

独身だとマンションを購入するのと賃貸どっちがいい?

独身だとマンションを購入するのと賃貸のどちらがよいか迷いがちです。どちらが良いかは、人によって異なります。
マンションを購入したほうがいいケースと、賃貸がよいケースを見ていきましょう。

5.1 購入のほうがいい場合

マンションを購入するほうがいい場合は、ライフスタイルの変化がない人です。例えば、仕事で転勤がないケースや独身であることが挙げられます。
住まいに「こだわり」をお持ちの方もマンションの購入が向いています。自分好みのお部屋に模様替えしたい場合は自由に行うことができるので、住みやすいお部屋になるでしょう。
毎月の家賃支払いがもったいないとお考えの方は、マンションを購入すると資産となります。

5.2 賃貸のほうがいい場合

賃貸のほうがいい場合は、ライフスタイルが変化する可能性がある人です。将来的に結婚をお考えの場合は、結婚式や新居の費用などお金がかかるので、賃貸の方がよいでしょう。
実家を相続する予定がある方も賃貸の方が向いています。マンションを購入する理由が見当たらない人も賃貸がおすすめです。


マンションは焦って購入する必要はありません。会社から家賃補助を受けている場合は、家賃補助を受けられなくなる可能性があり、マンションの購入は将来を見据えて検討しないと後悔することもあります。

6. 独身のマンションの選び方

独身のマンションの選び方

独身でマンションを購入するときは、マンションの選び方が重要です。マンションを購入して後悔しないように抑えるべきポイントをご紹介します。

6.1 マンションの条件

独身でマンションを購入するときは、条件を決めることがポイントです。自分の会社の近いところや個性的なお部屋を希望する方もいますが、売却時を考えて購入するようにしてください。
例えば、標準的な間取りや需要の高い場所の物件などが挙げられます。自分が理想とするマンションの条件を探すことも大切ですが、賃貸に出す場合や売りに出すケースをイメージすると良いでしょう。

6.2 マンションの立地

マンションの立地によって、マンションの価値が左右されると言っても過言ではありません。それくらいマンションの立地条件は大切です。
人気のエリアほど不動産価値が高く、需要があるので、年数が経っても価値が落ちにくい傾向にあります。また、駅から近いマンションだとさらに良いでしょう。
マンションを選ぶときは、主要駅までのアクセスの良さや治安の良さ、利便性の高さなど人気の高いエリアを重要視するようにしてみてください。

6.3 マンションの間取り

マンションの間取りは、独特な間取りよりも一般の人が住みやすい間取りの選択をおすすめします。先述の通り、単身用のマンションは売却しにくいデメリットがあるので、あえてファミリータイプのマンションを選ぶことも選択肢にしてみることを検討してください。

6.4 中古マンションを視野に入れる

独身でマンションを購入する場合は、新築マンションだけでなく、中古マンションも視野に入れてみてください。マンションの価値は、新築マンションの状態の時が一番価値が高いと言えます。
新築マンションや建築年数の浅いマンションは、物件によって短期間で購入時の価格から大きく下落してしまう可能性があるでしょう。中古マンションは、築年数が20年を過ぎると価格を維持しやすくなるので、中古マンションも検討してみてください。

7. 独身の男性・女性購入者がマンション選びで後悔したこと

独身の男性・女性購入者がマンション選びで後悔したこと

独身の男性・女性購入者がマンション選びで後悔したことをご紹介します。マンションを購入する前にしっかりと調べることが大切です。

7.1 近隣住人とのトラブル

独身のマンションを購入した人がマンション選びで後悔したことは、近隣住民とのトラブルです。賃貸物件の場合は、すぐに引っ越しが可能ですが、マンションの購入となると売却するにも時間がかかるので、簡単に手放せません。
マンションの購入前に、不動産会社に過去に近隣住人とのトラブルがなかったかなど相談することをおすすめします。

7.2 収入の変化によるローン返済の負担

マンションを購入すると、退職や休職など収入が変化したときにローンの返済が負担になります。賃貸物件だと家賃の安い物件に住み替えれば問題ありませんが、マンションを購入すると制限が出てきてしまいます。
マンションを住宅ローンを組んで購入するときは、ローン返済にゆとりを持って組むようにしましょう。

8. 独身がマンション購入で後悔しない3つのポイント

 独身がマンション購入で後悔しない3つのポイント

マンションを購入するにあたって、後悔したらどうしようと不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか?独身がマンション購入で後悔しないために抑えておくべきポイントをご紹介します。

8.1 資産性が高いマンションを選ぶ

マンションを購入し、万が一、ライフスタイルが変化することになった場合、売却しなければならない事態に陥るかもしれません。
資産性が高いマンションを選ぶと売却しやすく、賃貸物件として貸し出すときも困らずに済みます。あらゆるケースを想定してマンションを購入すると後悔しないでしょう。

8.2 ローンの返済期間

マンション購入で気を付けなければならない点は、ローンの返済期間です。定年になるまでにローンを完済するように計画を立てる必要があるでしょう。
生活するにあたって無理のない範囲でローンを組むようにしてください。

8.3 月々のローンの返済額

月々のローン返済額は、手取り額の20%から25%以内に抑えることがポイントです。
賃貸物件の家賃と同等の住宅ローンを組んでしまうと維持費が加算され、生活が苦しくなる可能性があるため、注意してください。

9. 〈年収別〉独身で購入できるマンション価格の目安

〈年収別〉独身で購入できるマンション価格の目安

独身で購入できるマンション価格の目安を紹介します。借入限度額は、住宅ローンを組む金融機関によって異なります。
今回は、住宅金融支援機構のフラット35で借入期間が35年、金利1%で借入したケースを見ていきましょう。

9. 〈年収別〉独身で購入できるマンション価格の目安

10. まとめ

独身でマンションを購入するメリットやデメリット、マンション選びのポイントについて解説しました。マンションの購入も賃貸物件に住むこともどちらも良し悪しがあります。
マンションを購入するときは、将来のライフスタイルをイメージするようにしましょう。

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